8/12
side ???
「あぁ〜なんて素敵な日なのかしらぁ?」
誰も居ない広い部屋で、1人の女性が両手を開きながら嬉しそうに天上を見上げてる。
「やっと、あの女狐の娘が居なくなった!これで・・・これで・・・!!」
喜びを抑えきれない!そんな笑顔をしながら、黒髪の女性は喋り続ける。
「先に約束をやぶったのは、あなた。私は、悪くないでしょ?」
「だって、あなたがそう言ったのよ?約束を破ったら好きにしていいって。」
「その約束を私は、守っただけ。」
「これでやっと、あなたが手に入る!あの女が奪ったあなたを!!!だって、私の所しか帰る場所がないんだもの!」
女性は、広げていた両手を頬にあて妖艶な笑みを浮かべた。
「そうでしょ?アレク…?」
すいません。side アレクをのせる予定でしたが、先にこちらを。
アレク王の話は、あと2、3話後にのせたいとおもいます。