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第47話 飛空艇~その3~

 飛ぶ空艇の甲板上に立つのは魔族の上級幹部、ごく一部だけだ。

 他は船内にて待機し、いまかいまかとその時を待ち続けている。


 甲板に立つ数少ない者の1人、スターロッドは地下倉庫の天井から差し込む光を見上げながら、いらだたしげに腕を組んでいた。


「まったく、本当に試験飛行とやらもしないつもりか!?

 安全性も確かめずにこの船を動かす、ノイベッドどもの気が知れん!」

「そう言うなスターロッド。

 大丈夫だ、あの者の目を見れば、自信がみなぎっているのがすぐにわかる。

 あれほど慎重な(やから)が声を大にして言うのだから、問題はあるまい」


 横から現れた小柄な魔物を横目にして、スターロッドは眉をひそめた。


「言うかルキフール。

 いつの間にお主は人間の心情を把握(はあく)できるようになったのじゃ?」


 ルキフールは皮肉めいた笑みをもらした。


「奴らに関わりすぎたのやもしれぬ。思えば魔族と人間は似通う部分が多すぎる。

 我らが元は人間の転生であるからであろう」

「……変わったのう。

 かつて魔界における、もっとも冷酷で残忍な知恵者の姿とは思えぬ」


 前を見て言うスターロッドを見て、ルキフールも遠い目をした。


(なつ)かしいことを言うな。

 昔お前やベアール、殿下の父らと魔界の覇権(はけん)を競い合ったころなどは、よもや同じ夢をともに思い描いていく未来など、想像すらできなかったぞ」

「フフフ。思えば、お主には散々手を焼かされた。

 妹レリスの知恵がなければ、わらわはとてもこの日までは生きてはいけなかったじゃろうて」

「フン、お前は技と術を磨くことしか考えないからな。

 だから今もそうやって若々しい姿を保ち続けているのだ。

 その姿を見るたび、今でも私はお前のことを若手と同じくぞんざいに扱いたくなる」

「そういうお主は、歳相応の姿に身を任せておるな。

 やろうと思えば、わらわのように若々しい姿に変わることもできるだろうに。

 わらわはお前の変身した姿をずいぶんと(おが)んでおらぬぞ?」

「そういうお前こそ、老婆の姿は一向に見せぬな。

 やはり年老いた(みにく)い姿は見せられぬか?

 なんだかんだいってそうなのではないかと、若手どもはみな口にしているぞ?」


 ルキフールが不敵な笑みを浮かべると、スターロッドも似たような顔になった。


「そうかもしれんな」「ヤケに素直ではないか」

「なに、このような話ができるのも、同年代のお主だけなのじゃからな」


 言われルキフールは眉間を険しくさせ、前方の暗闇を見る。


「同年、か。

 思えば同じ世代で生き残っているのは、私とお前くらいか……」

「みな、幾多の戦乱で命を落としたからのう。

 かつて複数の勢力が対等に渡り合っていた時代を知るのも、わらわとお主だけ、と言うことか」

「いがみ合っているのは今も同じだろう。

 少なくとも表面上は取り(つくろ)っているだけだ。

 表面上は、な」


 それを聞き、スターロッドは前方の闇をにらみつけた。


「ヴェルゼックめ、なにをたくらんでおる。

 それを都合よく利用するエドキナの奴めも好かん」


 ルキフールが苦しげな表情で首を振った。


「あの時はすまなかった。

 もし私が苦し(くる)れにあの言葉をつぶやいてなければ……」

「言うな、お主が先にもらしておらんかったら、わらわのほうが言うていた。

 それにもし我らの口が堅くとも、いずれ殿下の身に変化が起こるのは避けられんかったじゃろうて」

「……『あの力』、殿下をいかなる方向に導こうとしているのか。

 もし我らの考えている通りのものなら、必死にそれを食い止めねばならん」


 同じ思いを告げるように、スターロッドも力強くうなずいた。

 ルキフールはそんな彼女を気遣うような目を向ける。


「気が重くて話せんかったが、あの時お前は殿下とどのようなやり取りをしていたのだ?」

「それは……」


 スターロッドの表情がどことなく気まずいものに変わった、その時だった。


『ご搭乗の皆様にご連絡しま~すっ! 間もなく当船は発進時刻を迎えますっ!

 船内のみな様は、どこでもいいからしっかりつかまっててくださ~いっ!』


 スターロッドの孫娘、ヴェルの声だ。


「どうやら話している間に時間が来たようだ。

 いい気晴らしになったぞ」

『甲板のみなさんは、頭上注意ですよぉ~!?

 おばあちゃんも、気をつけてねっ!』

「ヴェルの奴め、ずいぶんはしゃぎおって。

 あとよけいな心配は無用じゃっ!」


 ルキフールが横でカラカラと笑う。

 すると立っている甲板が猛烈な勢いでゆれはじめ、2名の老魔族はおろか甲板上に立っている者全員の足元がおぼつかなくなった。


「くそっ! 思っているより震動が大きいぞ!

 本当にこれで大丈夫なのかっ!?」


 スターロッドが思わず叫び声をあげると、少し離れた場所に立っていたファルシスが、ヒザをついて上を見上げながら呼びかけた。


「少なくとも奴を信じるしかあるまい! みなの者、頭上に気をつけろ!」


 なぜかそばにいるロヒインと手をつないでいる。

 その様子に首をかしげながらも、スターロッドは頭上を見上げた。

 天井から差し込む光が、徐々に大きくなる。


「おおおおおおおおおおおおおおおおお……!」


 杖をついてガタガタと震えているルキフール。

 それを滑稽(こっけい)に思いながらも、スターロッドは手を伸ばした。


「つかまれっ!」

「私なら大丈夫だっ! それより殿下の申される通り頭上に気をつけろ!」


 彼の言う通り、次の瞬間には頭上からガレキが落ちてきた。

 ノイベッドによると船の格納庫の天井は開閉式になっていて、発信とともにそれが大きく開かれる構造になっているのだと言う。

 しかしその上部には荒々しい大地がのしかかり、それが(くず)れて岩のかけらが甲板に落ちることが心配されていた。


「巨大な岩のかけらに気をつけろっ!

 船に重大な損傷が起こるのはまずいっ!」


 甲板の上に立つ魔族がいっせいに上空を見上げ、小さなかけらを見るや身をよじってかわす。

 途中で船に損害を与えそうなほど巨大な岩のかけらが落ちてきたが、それはファブニーズが放った炎の砲弾によってこなごなに砕け散る。


 スターロッドもまた背中の円環を外し、大きな岩を見るやそれを投げつけた。

 暗黒のオーラをまとったそれは岩にぶつかるとそれを弾き飛ばし、船外へと追いやった。


 このようにして甲板の魔族たちが思い思いに対処していると、やがてガレキの雨が止んだ。

 天井の光が極限まで広がり、青空と雲の形すら見えるようになっていた。


「いよいよ始まるぞ。天空への旅が……」


 ファルシスのつぶやきを聞き、誰もが彼に目を向けた。

 そして違和感を覚える。


「船が、船がせり上がっていくぞっ!」


 スターロッドのさけびで、全員が船べりの手すりに両手を預けた。

 前方の廃墟が徐々に下へ通し下がって行き、かわりに光に包まれた大地が一行の前に現れる。


 そこには地上に残された兵士たちが、寄ってたかって集まっていた。

 誰もが怒号をあげ、目の前の信じられない光景に歓喜(かんき)している。


 甲板の入り口からも、押し寄せるようにして兵士たちが現れた。

 怒涛の勢いで流れ込んでくるため、スターロッド魔族たちでさえ手すりに身体を押し付けられ、息が苦しくなった。


「ば、バカ者っっ! 押すでないっ! 年寄りをいたわらんかっっ!」

「お~いお~いっ! みんな元気でな~!

 あ、あとスターロッド様のおしりの感触が……し、幸せっっ!」


 スターロッドはあきれかえった表情で、軽く相手の兜を叩いた。

 しかしこれだけで騎士の身体がよろめく。

 ため息を深くついていると、となりにロヒインの姿があることに気づいた。

 彼女は押し合いへしあいに苦しみながらも、スターロッドに笑顔を向ける。


「感動しました。これが、飛空艇なんですね」


 言われたとおりに前方を見ると地上の兵士たちはおろか、その頭上にある木々の群れさえも、はるか下へと小さくなっていく。

 いつの間にか目の前には広大な森が広がり、少し離れた場所にはヴァルトの古代建造物が入り混じった街並みが小ぶりに見えている。


 自分たちを乗せた船が、大空へと旅立ったのだ。

 スターロッドはそう直感した。


「ああっ!

 ロヒインちゃんのセクシーバディが、マントの上からでも感じる! ゴ、ゴメンッ!」


 しらけた目で横を見ると、これまた手の甲で騎士を殴りつけるロヒインの姿があった。





 地上では、いまだにコケの中からくぼみを探し続けるチチガム一行の姿があった。

「クソッ、もう軽く一周しているぞ!

 どうしてまだ見つからないんだ!?」


 遠くからメウノか声をあげた。


「これだけコケがびっしり生えているんです!

 隠されたくぼみが、そう簡単に見つかるとは思えません!」


 しばらく経って、ネヴァダのほうが叫んできた。


「ヴィーシャが言ってるよ! もしかしたらくぼみがあるって前提が間違ってんじゃないかって!

 古代人がそんなローテクを使うはずがないかも!」

「ああもうっ! それじゃこのコケを大々的にはがすしかないじゃないかっ!

 まったくいつ飛空艇が飛び立つかもわかんないってのに!」


 チチガムはそう言って目の前のコケを乱暴にはがし始めた。

 少し厚い壁は見る見るうちにはがされ、かわりに彼の真後ろに濃い緑色の山を作り上げていく。


「ああ! みなさん、こっち来てっっ!

 ひ、飛空艇、飛空艇がっっ!」


 全員弾かれるように急ぐと、上空に向かって指をさすトナシェの後ろに立った。


 真っ青な背景にいくつもの白い綿のような雲が浮かぶ大空に、巨大な帆船(はんせん)のようなものが浮かんでいる。

 ただ通常と違うのは、船上のマストがまるでチョウの羽根のような姿をしており、それが虹のようにグラデーションがかった光を放っている。

 船体の後ろあたりには銀色に光る丸みを帯びた筒のような物体が張り付いており、後方の断ち割られたような断面から青白い炎を吹きだして、ありえないほど長く後ろに伸びている。


「……きれい、あれが、飛空艇……」


 両手を組んで素直に感動をもらすメウノに続き、トナシェもさみしげにつぶやく。


「この光景、コシンジュさんにも見せたかったな……」


 するとチチガムがトナシェの肩にそっと手をおいた。

 相手が振り返って見上げる。


「帰りはあいつを乗せていくさ。

 そのために、俺たちはできることをしなくちゃな」


 強くうなずくトナシェに、チチガムもうなずき返した。

 となりでヴィーシャが怒ったような声をあげる。


「だったら早くしないと!

 モタモタしてるうちにみんなが向こうに着いちゃうわよっ!」


 するとトナシェ以外の全員が駆け足で持ち場に戻っていく。

 そしてそれぞれ目の前の分厚い苔をふたたびはがす作業に移った。

 トナシェはそれを最初動かずにながめていたが、やがて塔のまわりを一周し始めた。

 壁のコケを必死にはがす大人たちは気付いていない。


 周囲を見張るのが自分の役目だとわかっていた。

 それでも、遠く離れていない自分にしかわからないことが、ひょっとしたらあるのかもしれないと思ったのだ。

 そうしているうちにトナシェは日向(ひなた)に出た。


 実は考えていることがあった。

 もしかしたら紋章をはめ込むことができるのは、みんなが探している高さにはないのかもしれない。

 それに気付いているのかヴィーシャは目の前の部分以外のコケもはがしていくのだが、紋章の位置はそれですらないのかもしれない。

 ところが、ヴィーシャの姿が真南に立ったところで、足元にある影になっている部分が微妙に光を放った。


「ああ~~~~~っっ! ちょっと待ったぁ~~~~~~~~~っっ!」


 ヴィーシャが少し振り返った。

 心なしか、彼女の腰にあるポーチの中も光っているように見える。

 日が当たってかなりわかりにくいが。


 トナシェの大声で、みんなが集まった。

 トナシェはヴィーシャのもとへ駆け寄ると、ちょうど自分の胸の位置にある部分のコケを盛大にはがした。


「……うわっ! まぶしっっっ!」


 トナシェが思わず両手で顔をおおわねばならないほど、強い力が壁から放たれた。

 目が少し慣れ正面を見ると、壁には緑がかった光でベロン王家の紋章が刻まれている。


「ヴィーシャさんっ! さっきの石を!」


 ポーチから取り出した石くれを軽く投げたヴィーシャ。

 トナシェはそれを両手で受け取ると、それに刻まれた紋章もまた弱々しいが緑色にかがやいていた。

 トナシェはツバを飲み込んで、石くれの表面と同じ形の浅いくぼみに押し当てる。


 すると、強く押し込んだわけでもないのに、石くれは勝手にくぼみの中には入りこんだ。

 チリのようなものがそこから地面に落ち、グググ、と言う音が壁の中からもれだす。


「下がれっ! 壁に何かが起こるぞっっ!」


 急いで引き下がったチチガム達がかたずをのんでそれを見守ると、紋章がはめ込まれた部分の左右の壁が突然スライドしていった。

 スライドはそこでは収まらず、いくつもの大小の図形が様々な方向にスライドしていき、最終的にはそこから真っ白な光が現れた。


「出た……塔の入り口……」


 トナシェがつぶやくと、チチガムはうなずいた。


「見ろ、紋章をはめた部分は少し上にスライドしただけだ。

 あれを故意にはがさなければ、あの扉が閉じられることはないぞ。

 でかしたな、トナシェ」


 トナシェからは喜びの声がない。

 ただぼう然と、光るトンネルを凝視(ぎょうし)するだけだ。

 その心の声を代弁するかのように、ネヴァダがつぶやく。


「なあ、なんでなんだい? なんであの入口、

 ちょうど『トナシェが入れるくらいの高さ』、しかないんだい?」


 彼女の言う通り、開かれた扉はトナシェがかろうじて立って通れる程度の高さしかなかった。

 他のメンバーならかがまなければならないだろう。


「さあ。

 ひょっとしたら、それがこの塔が立てられた理由と関係があるのかも……」


 首をかしげるヴィーシャだが、表情は完全にこわばっていた。

 そんな彼女を見上げ、ヴィーシャはこっくりとうなずく。


「わたしが……入ってみます……」


 ネヴァダが小さい悲鳴をあげた。


「危ないよっ! 中に入ったら何が待ち受けているかわかんないんだよっ!?

 行くならみんなで一緒に……」

「ネヴァダさん! これは子供用に作られた扉なんですよ!?

 それこそ大人は入れないように作られているはず!

 大人が通った瞬間、扉が閉じられる危険だってあるんですよ!?」

「それはそうかもしれないけど、だけどやっぱりあんた1人じゃ……」


 口ごもるネヴァダを、トナシェはにらみつけるようにして言う。


「わたしが子供だって言いたいんですか?

 わたしだって、勇者の仲間として一緒に戦ってきたんですよ?

 それに同い年の人間で、魔物のような強大な相手に立ち向かえる子供は、わたししかいません」

「そうだ、そうだよ……」


 ネヴァダはその場に座り込み、まだ背の低い少女の両肩をつかんだ。


「トナシェ、あんたはアタシの娘と同い年なんだよ。

 見ただろ? うちの娘が、戦いというものがなんなのかわかってない年ごろの目を。

 チチガムの娘だってそうさ。本当ならソロアのようにまだ修行の途中。

 あんたのように、あたしたちのとなりで魔物と戦う年齢じゃないんだよ」

「……そんなこと、わたしだって、わたしだってわかってますよっっ!」


 トナシェは突然叫びをあげた。

 おどろいたネヴァダの目に、涙ぐむ少女の姿があった。


「だったら、なんでわたしを呼んだんですっ!?

 わたしの召喚巫女(しょうかんみこ)としての、そして魔導師としての力を信用してじゃないんですか!?

 わたしだって、この半年間何もしてこなかったんじゃないんですよっっ!

 一生懸命魔法を勉強して、もっといろんな術を使えるようにしてきたんですからっ!

 もっと戦えるようになったんですからっ!

 いつまでもブレベリちゃんのように扱わないでくださいよぉぉっっっ!」


 どこかおびえるような表情のネヴァダを見て、チチガムはつぶやく。


「彼女の言う通りだ。トナシェは、君の娘とは違う。

 俺だって、彼女を見てソロアの姿が思い浮かぶ時がある。

 だけどトナシェは違う、トナシェは、違うんだ……」


 さとすような声に、ネヴァダは何かをあきらめたかのように、両手をそっと肩からおろしうつむいた。


「あの、口をはさむようで悪いけどさ。

 トナシェが子供だっていうことを差し引いても、問題があると思うわよ?

 魔法を使うには詠唱(えいしょう)が必要なんでしょ?

 その間に攻撃をされた場合はどうするの?」


 ヴィーシャのまっとうな指摘(してき)に、トナシェはふところから短剣を取り出した。

 しかし彼女の手に握られると、それなりに大きな武器に見える。


「いやいやいやいや。それ、本当に大丈夫なの?

 たとえ魔法効果があったとしても、天界の連中相手にそれが通用すると思えないんだけど」

「あの、すみません……

 これ、いざという時の護身用で、魔法効果もありません」

「……ダメじゃんっっ! ダメダメ、まったくダメッッッ!」


 すると隣に立つメウノが、すぐに(ふところ)から濃いピンク色のダガーを取り出した。


「……メウノさん、それは……!」


 強い魔法効果のあるメウノの主装備を手渡され、トナシェは必死で首を振る。

 メウノはそんな彼女に、ポンと優しく手をおいた。


「心配しなくても、わたしたちはここで待ちぼうけなんですよ?

 ただ安全が確認できたときは必ず返してくださいね」

「わかりました。大切に使わせてもらいます」


 強くうなずいたトナシェに笑みを浮かべ、そのままうつむくネヴァダを向いた。


「ネヴァダさんも、わたしの『ウェイストランド・サヴァイヴァル』があれば、十分ですよね」


 ネヴァダもうつむいたままうなずき、顔をあげるともう一度両肩に手をおいた。


「メウノの武器を信用してないわけじゃないんだけど、気をつけるんだよ。

 あとあんた1人が、世界中のみんなの運命を背負っているってことも忘れないで」


 相手が真剣な目を向けているのに答えるように、トナシェも同じ目でうなずいた。

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