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第2話 4人目の仲間、なんだけど~その4~

「おお、ついた時はなんだかんだ言って集中できなかったけど、よく見たらこの街もなかなかのもんじゃんか」


 コシンジュは街の風景を見回す。

 建物は表面にはりめぐらされた木組みの濃い茶色と白壁のコントラストが美しい。

 地面に目を向けると、石畳(いしだたみ)はゆるやかなカーブを描いてきれいに整っている。街の露店もあざやかで目に美しい。


「急ぎじゃなかったら街を観光するのも悪くないんだけど、今日はすぐに見納めか……」


 誰にともなくつぶやくコシンジュに、メウノが声をかける。


「旅が終わったらゆっくり回ればいいじゃないですか。

 そう思えば生きる気力もわいてきますよ」

「あんたいいこと言うねっっ!」

「こらコシンジュ。メウノさんは年上なんだからもうちょっと気を使った言葉づかいをしなよ」

「いいんですよロヒインさん。

 本来ならわたくしは勇者様の使徒。年齢(ねんれい)はともかく私のほうが立場は下なんですよ」

「ちなみにメウノさん、歳はいくつ?」

「今年で27歳になります」

「「「げっ! すっげえ年上っっ!」」」


 3人は一斉に叫んでしまった。一方のメウノは小首をかしげる。


「何か問題でも?」

「「「ないよないよなんにもないよっっ!」」」


 危ない危ない。また下手すると街中で自決騒動(そうどう)になるところだった。

 3人は一斉に気持ちをいましめた。


「……たっ、たいへんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!」


 突然、道の向こうからあわてて人がやってくる。

 中年らしき男は何やら必死の形相だ。


「どうしたんですかっ!」

「あ、これはメウノさま!

 今からそちらに知らせに行こうと思っていたんです!」

「大丈夫、落ち着いて……」

「は、はい!

 実は町の入口に、とんでもない化け物の集団が現れて、出入りしようとしている人たちをしきりに(おど)しつけてるんです!」

「わたしよりまず王国兵たちに知らせなさい!」

「そうしたんですが、なんせ相手は化け物ですし、

 兵士たちもそんな連中を相手にするのは初めてだからバッタバッタとなぎ倒されてしまって……」

「なるほど、それで私の助力が必要なんですね?」

「さっそく次の刺客が現れやがったかっ!」


 遠巻きに聞いていたコシンジュが叫ぶ。


「急がないとっ! さらに大勢の人たちが巻き込まれるよ!」

「メウノ、化け物どもは俺たちに任せろ。

 あんたはそのあいだにケガ人たちを!」


 ロヒインとイサーシュがそれに続く。それを聞いていた中年はぽかんとしている。


「ええと、こちらの皆さんは?」

「そんな話は後です!

 あなたはついてこないで、危険ですから!」


 いまいち理解できない中年を差し置いて、コシンジュ達は街の入り口に向かった。





「おらおらおらぁぁぁぁっっ!

 てめえら、もっとビビれやぁぁぁぁっっ!」

「ひっ、ひぃぃぃぃぃぃぃ……」


 巨大な体躯(たいく)を持つ2本足の獣が、町入り口で立ち往生している馬車に向かって巨大な棍棒をふるう。

 先頭の馬は左右を行ったりきたして必死に逃げようとし、それに()られる人々はただただおびえるしかない。

 獣の背後には若干小ぶりな同類がたむろし、そのやり取りを遠巻きに眺めている。

 さらに手前では大型の獣にやられたと思わしき兵士たちが地面に倒れ、うんうんとうなり続けている。


「おらぁぁっ! 物語の都合上、お前らをすぐにぶちのめすことはできねえけどよぉっ!

 逆にいえばお前らこうやってじわじわいびり殺されるってことなんだぜぇっ!?

 どうだっ!? それならそれでしんどいだろうがっ! おらおらぁっっ!」

「お、鬼ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!」


 馬車の人々はわななくが、獣はいっこうに返さずに棍棒を振り回し続ける。


「グハハハハハハッッ! これならこれでチョー楽しいぜぇっ!

 おらぁ、もっとビビった顔を見せろやぁぁっっ!」

「だ、誰か助けてぇぇっっ!」


「……ここかっっ!」


 コシンジュ一行はようやく町入り口にたどり着く。そして全員がその光景を見てあ然とする。

 あたり一面に兵士たちが倒れており、苦しげな表情を浮かべてうめいている。

 メウノが口をおさえてつぶやく。


「ひどい……」

「相手は化け物なんだ。防御したところでどうにもならない。

 まずはかわすスキルを身につけなければ」

「あっ! あいつはっ!」


 コシンジュはいうなり前のほうに進み出て、巨大な怪物に向かって棍棒の先を向ける。


「お前っ! オークロードだなっ!?

 ねらいはオレたちなんだろ! 弱いもんいじめなんかしてないでこっちを相手にしやがれ!

 ていうかクサッ! 前回よりも冷静なだけに露骨に臭うし!」


 呼びかけられたオークロードはゆっくりとこちらを振り向く。


「んあ? ほう、お前か。ギンガメッシュを倒したって小僧は。

 なんだ、思ったよりガキンチョじゃねえか。ホントにお前がやったってのか?」


 そう言ってオークロードは肩に巨大な棍棒を担ぐ。

 しかしそれはギンガメッシュのものとは違い、思いっきり木製だ。


「なんだ? あいつこないだのオークロードとちょっと違うじゃんか」


 コシンジュがあまり大きくない声でつぶやくと、ロヒインも同じくらいの声でつぶやいた。


「ギンガメッシュはそれなりの訓練を受けた猛者(もさ)でした。

 それに比べこいつはごく普通のオークロード。

 身体が大きくて口が達者なだけで、前のものよりずっと弱いはずです」

「こいつは簡単にカタがつきそうだな」


 そんなやり取りに対し、奥のオークロードはいきなり指を差してきた。


「おっとぉ、お前ら余裕たっぷりだな。

 ひょっとして手勢が前より少ねえと思って、ナメてやがるんじゃねえのかぁ?」


 イサーシュは小声で言った。


「話は聞こえてなかったみたいだな」

「まあオレ1人でも問題ないんですけどぉぉっ!?

 でも世間体ってもんもありますしぃ!? 一応味方他にも連れてきちゃいましたぁぁっ!」


 するとオークロードはあさっての方向に手招きする。


「おいっ! こっちこいっ!」


 奴と方向に目線を向けると、そこにはただの巨大な岩があるだけだった。

 と思いきや、それは突然動きだし、回転するとまるで生き物のようなたち振る舞いを見せる。


「あれただの風景じゃなかったのかよ!」


 巨大な岩はのそりのそりと近づいてくるにつれ、それがただの岩ではなく、ずんぐりとした体形をした人型の物体であることに気づく。

 これ、どっかで見たことあるような……


「トロール!? でもなんかちょっと違うような気が……」


 コシンジュが目をこらすと、何やらトロールの体表は黒々と光っており、質感が異様にごつごつしている。


「ハハハハハッッッ!

 トロールはトロールでも、こいつは『アイアントロール』という亜種だぜ!

 皮膚は非常に頑丈(がんじょう)、剣や槍は一切通さない!

 魔法も大抵は効果が出ねえ、まあ一部の魔法はひょっとしたら……」

「ファイヤーーーーーーーーーーーッッ!」


 ロヒインがステッキを突き出しながら叫ぶと、アイアントロールに向かって(すさ)まじい炎が噴射された。


 するとどうだろう。

 大抵の魔法攻撃を通さないはずが、トロールは両手を振り上げて苦しそうにしている。

 オークロードが驚いた。


「ていうかいつの間にっっ!?」

「バレないようにこっそり呪文を唱えられてこそ一人前の魔導師です!」

「そんなことはいい! なぜあんな堅い身体に炎が通っている!?」


 イサーシュが水をさすように問いかけてくる。ロヒインはかぶりを振った。


「堅いのは表面だけですよ、中の肉まで熱が通らないとは限りません。

 いいから邪魔しないでください、立て続けに炎攻撃しますから!」


 いうなり、ロヒインはブツブツと呪文を詠唱し始めた。


「ちきしょう! 頼りの奴があんな体たらくだとは!

 お、お前ら! やっちまうぞっ!」


 オークロードに指示されたザコオークたちは、こっちにじりじりとにじり寄ってくる。

 さすがに考えなしに突っ込んでくるつもりはないらしい。

 そんな様子を見越してか、イサーシュはコシンジュの真横に立って告げる。


「おいコシンジュ。勝負だ、より大勢の敵を倒したほうが勝ち。

 いや、先にオークロードを片づけたほうがその棍棒の真の持ち主だ」

「お、お前まだそんなこと言ってんのかっ!

 こっちは指名された立場だからやれねえし、まあやるつもりもねえけどな!」

「うるせぇっ!

 俺に奪い取られるのをビビってんのか、さっさと行くぞ!」


 と言ってイサーシュはさっさと行ってしまう。仕方なくコシンジュも後を追った。


「行くぞっ! まずは1匹目!」


 及び腰のオークの攻撃を弾き、イサーシュは美しい光を放つ剣を見舞う。

 コシンジュはかぶりを振って、目の前のオークに向かって棍棒をふるった。

 相手は刀を構えるが、次の瞬間には丸ごと吹き飛ばされていた。


「こっちも1匹目だ!

 どうだ防御した剣ごとぶっとばしてやったぞ!」

「そんな無骨な戦い方でいつまでももつもんか! 2匹目っ!」


 イサーシュは相手の攻撃をかわしつつ後ろから斬りつける。

 たしかにその動きは機敏(きびん)だ。こっちも負けてはいられない。

 コシンジュは相手の攻撃をかわし、がら空きになった頭に棍棒を振りかぶった。

 地面一直前にオークの後頭部が叩きつけられる。


「どうだオレだって本気だしゃこんなもんだ!」

悠長(ゆうちょう)なこと言ってる場合か!

 こっちはもう3匹目だ!」


 ちらりと見ると確かにイサーシュの足元にはもう3匹目が転がっている。ちょっとあせったほうがいいだろう。

 そのあいだに新たなオークが向かってきた。

 こっちにスキがあると思ったんだろうが、敵が斜めに振りかぶっているあいだにコシンジュは棍棒の先を突き出した。

 大きく吹っ飛んだオークは後ろにいた仲間にぶち当たり、そいつがちょっとよろける。それを見てちょっとひらめいた。


「3匹目!」

「4匹目だ! もう残り少ないぞ!

 どうやって挽回(ばんかい)するつもりだっ!?」

「こうすんのさっ!」


 コシンジュはわざと相手のスキを誘い、相手が刀を振りきったところでコシンジュは思いきり振りかぶる棍棒に力を込めた。

 胸のあたりに渾身の一撃をくらったオークはものすごい勢いで吹き飛ばされ、その真後ろにいた仲間も大きく跳ね飛ばされた。

 さらにはその真後ろにいたボスオークのひざのあたりにまでもぶつかる。


「あっ! いてっっっ!」

「ずるいぞ力任せに仲間ごと吹き飛ばすなんざぁっ! うおっっ!」


 イサーシュがよそ見をしているあいだにそのスキをオークがおそう。

 イサーシュはあわてて剣を構えるが、そのせいでつばぜり合いに発展してしまう。

 一方コシンジュのほうは地面にあおむけになったオークがあわてて起き上がろうとしたところを、上からたたきつけて防いだ。


「あ、勝負に夢中になりすぎた。ちょっとかわいそうだったかも……」


 顔を見上げると、そこには複数のオークとボスオークが呆然としているだけだった。

 一方のイサーシュはようやくつばぜり合いが終わったようで、スキだらけになったオークに剣技を見舞う。

 そのあいだにコシンジュが目の前のオークたちに武器を向けると、ザコオークは一目散にその場を逃げ出した。


「あっ、てめぇらっっ! たくっ!

 どいつもこいつも使えない奴だぜっ!」


 吐き捨てるように言いつつ、オークロードは巨大な棍棒を振り上げた。

 コシンジュは余裕を持ってふところに飛び込み、胴体に向かって下から小ぶりの棍棒を叩きつけた。


「ぽぱいっっっっっっっ!」


 崩れ落ちるように地面に倒れそうになったので、コシンジュはあわてて後ろに退く。

 相手が何かを吐き出しそうになったので顔をしかめてそらした。


「7匹めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!」


 何者かが叫んでいると思ったので振り向くと、

 必死の形相をしたイサーシュが剣を振りかぶったままこっちに向かってきた!


「ぉぉおおわあぁぁぁぁぁぁっっっ!」


 あわててかわすと、剣を振り切ったイサーシュはそのままの姿勢で固まる。


「……ちっ! 仕留めそこなったか……」

「なにが仕留めそこなっただよっっ!

 お前またしても世にも恐ろしい大罪を犯すところだったぞっ! 天罰くだるぞ天罰っっ!」


 危ないところだった。これからは内なる敵にも気をつけなければ。

 そう思うコシンジュをしり目に、イサーシュは一息ついた。

 が、顔色が優れない。


「そんなことはどうでもいい。

 それよりお前、どうにもおかしいと思わないか?」

「そんなことはどうでもよくないけどなっっ!

 まあ確かに、状況がおかしいとは思うけど……」

「敵は次の刺客にどうしてこんなザコどもを?

 こんな奴らをよこしたところで、敵方にとっては何のメリットがないことくらいわかるものを……」

「ぶっちゃけオレ頭そんなに良くないけど、それよくわかる。

 どう見てもなんかの陽動だよな」





……その通りっ!

 貴様ら勇者どもは、知らず知らずのうちのこの俺のワナにかかったのだ!


 これを読んでいる諸君にだけ自己紹介しよう!

 俺は魔界のあらゆる軍勢の中でも屈指の暗殺者である、

 その名も「マドラゴーラ」様である!

 俺の信条はあくまでも相手の気付かぬうちに間合いに忍び込み、まったく気付かれないうちに仕留めにかかることだ!

 別に真っ正面から堂々と戦う実力がないとか、くれぐれもそう言うカン違いはしないようにっ!


 さて、ゴタクは抜きにしてそろそろ仕上げるか。

 クククク、奴らワナだということはわかっていてもそれがどんなものなのか想像もついてはおるまい。

 さあ、この俺の魔法攻撃をたっぷり味わうがいい!


「うぅっ! なんだっ、これはっっ!」

「なんだっ! 身体からっっ、力がっっっ!」


 クククク、まんまとワナにかかったぞっ!

 そう、オレの魔法は「相手から体力を奪い、そのまま呼吸まで止めてしまう」という、なんとも恐ろしい技なのだっっ!

 こらっ、エグイとかそんなこと言うなっっっ!


「息が、息が苦しいっっっ!」

「くそっっ! 敵はどこにいるっっ!?

 魔法攻撃は遠くからはできないはずだっ!」


 たしかに、奴の言うとおりこうした広範囲の魔法攻撃は、特定の間合いまで踏み込まなければ効果を発揮しない。

 しかし心配は全くない。

 なぜなら俺はごく自然な生物に擬態(ぎたい)して、相手にまったくわからないよう微動(びどう)だにしていないからだっ!

 ちょっと動いたぐらいではそよ風にあおられた程度にしか思われんだろう!


 ククククク、そろってどこを見回している。

 ほら、おれはお前らのすぐ目の前にいるぞ。

 お前らのすぐそばにいる、“この鮮やかに咲いているチューリップ”こそが、俺の真の姿なのだっっ!


「くそ……どこにもいない!」

「落ち着け……ひょ、ひょっとしたら……周りの風景に溶け込んでいるのかも……しれん。

 透明魔法でも……使ったか? ああ、もうしゃべるのもつらい!」


 甘いな。2つの魔法を同時に発動させることは、いくら上級の魔物でもそうはいない。

 おそらく最上級の者だけだろう。

 ひょっとしたいずれ勘づくかもしれんが、その時にはもうコイツらは息すらできなくなっているだろう。

 そうなればこいつらももうおしまいだ。

 さあ、このままもがき苦しんで死んでいくがいい。

 別に俺にザンギャクな趣味(しゅみ)があるわけじゃないからカン違いするなよ!?


「……ああ、2人ともお疲れなんですか?」


 後ろから声が聞こえたので、俺は風にあおられた振りをしてちょっと後ろに振り返る。

 お、こいつは仲間の魔法使いだ。


「こっちも大変でしたよ。あのアイアントロール、火が弱点でもけっこうタフでしたね。

 逃げ回るところを追いかけて追撃してましたけど、ようやくくたばったみたいです」


 ククク、のんきに近寄ってきおって。

 こうなれば貴様もまるごと俺の魔法攻撃のえじきにしてくれるわ!


「く……くる……」

「に……にげ……」


 クククク、もうこいつらもしゃべる元気が残っていないようだな。

 伝えることができないんだったらなおもよし。


「どうしたんですか2人とも、そんなに息があがっちゃって。

 2人ならそんな苦労する相手でもなかったでしょうに」


 よし、おいそこのポンコツ魔導師、お前もこっちに来い。

 もう少しでお前も範囲内だ。もっと近づけぇ……


「……ぐっ!」


 ククク、ようやく魔導師もワナに引っかかったな。

 ひょっとしたらこの状況に勘づくかもしれんと心配したが、どうやら杞憂(きゆう)に終わるようだ。


「い、息が……息が……出来ない……」


 後ろにいるのでここからだと相手の位置も見えんが、おそらくあの魔導師もだいぶこちらのほうまで近寄って……


「もう、たてな……」


「……ゴパンッッッッッ!」


 何やってんだよお前っっっ!

 倒れるついでに俺の頭の上にヒザを思いきり落としてんじゃねえ! すげえ衝撃だったぞっっ!

 思わず声あげちまったじゃねえかっっ!


 あっ! やべえっっ!

 ひょっとして今のでバレちまったんじゃねえのっ!? 今のまずかったっ!?


……とりあえず様子を見たところ、前の2人が気付いている様子はないようだ。

 俺にヒザを乗っけてるクソ野郎も、どうやら気付いていないようだ。

 もし気づいてたんなら今ごろグリグリ押し付けているだろう。そうだと信じた……


 って重いよっっ! 俺花だからウェイトそんなにないんだよっ!

 クソッ、いたしかたない。もし気づいていないようだったらいったん魔法は解除してこいつにどいてもらうしかない。

 ていうかどっちにしろそれしか道がないんだが……

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