表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過去に約束と扉『ハート』からの祝福  作者: 日灯
一章 『クライド剣国』
2/2

第2話 「別れ...そして」

2話目投稿!

これからどうなるかわかりませんが!しかし書きます!

『ここで約束して…』

少女は涙を流し、そう言った。

言った?はたして本当にそう少女はそう言ったか?

「わからない…」僕はそう告げてしまった。

『そう…でも、それでも…あなたは...!貴方だけは!』

わからない。わからないんだ...。でも。このままではいけないと心が...このままでは一生後悔すると。

だから...だから、僕は

「わかった...約束する!」

...........................嘘を。


少女は安心した顔持ちで笑顔で…『ありがとう』

少女の身体は光の粒子のように消え始める。


『グスッ!どうか…どうか、貴方の人生に祝福を!貴方を取り巻く仲間にも世界の恩恵を!』


「待って!待ってよ!『メリア』!」

少女は微笑んだ顔で光の粒子となり消えていった…

ーーーーーーーーー


「メリア!!」

「ハァハァはぁっ!ゆ、夢か…」

少年…浅野 優は大量の汗をかき右手を突き出して夢の中の少女の名前を叫んでいた。

「メリア…って誰だよ...なんで俺は夢のことでないてんだよ...」

そういいながらも優の心は晴れない。


ガシャンッ...

「優ー飯の時間だぞー!って!優どうした!なんでないてんだ!大丈夫か!」

部屋に入ってきた優と同じ孤児院生の親友浅野(あさの) 威月(いつき)は心配そうに優に話しかけてきた。

どうやら朝食を知らせに来たらしい。


「...いや、なんでもない大丈夫」

「ほんとか?ならいいけど...なんかあんなら言えよ!」

「ああ、心配してくれてありがと」

あぁ...ほんとに自分より他人に優しいな...

「あぁそれより優、朝食だよ!早くしないとおばさんに怒られるよ!」

「やっべ!それはマズイ急げ!」

「おい!優待てよ!」

彼らは食堂に向かった。


《食堂》

「こら!優!威月!朝から騒々しいよ!それに何時だと思ってるんだい!」

今怒っている女性がこの孤児院の院長の浅野(あさの) 風見(かざみ)である。この孤児院にいる者たちはみな風見さんと呼んでいる。


「「すいません風見さん」」


今日の風見さんはいつもより忙しそうだ。

「ほれ!さっさと飯を食いな!今日からお前たちは学園に入学するために支度せにゃならんのに」


そう、実は優と威月は先月16をむかえたので学園へ入学するためこの孤児院を明日でなければならない。

「わかったらさっさと食って支度しないかい!」


「「はい!」」

すぐさま朝食をたいらげ二人は自分の自室に向かった...

ーーーーーーーーー

《次の日早朝》

「忘れ物はないかい?」

「はい!ありません」「あっタオル忘れてる!」

「「おい!!威月...はぁ~」」

優と風見さんは二人ともこめかみ手をあて大きなため息をはいた。


「優...これから苦労が増えるようさね...」

「そのようですね...」

「「はぁ~...」」

二人はまたため息を大きくはいた。

威月が忘れ物をとってきていよいよ出発となった。


「手紙くらい書きなよ!元気でな!」

「もちろんです!風見さんもお元気で!」「お元気で!」

そう言って笑顔で別れていった。


......これで私も独り身かい...

浅野 風見の背中には少しの寂しさが残った。

「さて仕事仕事!」

そう言って風見は孤児院に戻っていった。

ーーーーーーーーー

2話目いかがだったでしょうか!

今回は主人公、優の初登場と今度旅をともにする親友の威月が登場しています。

そして、今後、登場するか不安ですが風見院長!

これからは優たちクライドから魔国にある学校【アトアリア学園】を目指します。

なお次項は少しキャラ紹介と今世界の説明を入れます。

最後にメリアという人物はどう関係していくのか!

こうご期待です!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ