第2話 「別れ...そして」
2話目投稿!
これからどうなるかわかりませんが!しかし書きます!
『ここで約束して…』
少女は涙を流し、そう言った。
言った?はたして本当にそう少女はそう言ったか?
「わからない…」僕はそう告げてしまった。
『そう…でも、それでも…あなたは...!貴方だけは!』
わからない。わからないんだ...。でも。このままではいけないと心が...このままでは一生後悔すると。
だから...だから、僕は
「わかった...約束する!」
...........................嘘を。
少女は安心した顔持ちで笑顔で…『ありがとう』
少女の身体は光の粒子のように消え始める。
『グスッ!どうか…どうか、貴方の人生に祝福を!貴方を取り巻く仲間にも世界の恩恵を!』
「待って!待ってよ!『メリア』!」
少女は微笑んだ顔で光の粒子となり消えていった…
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「メリア!!」
「ハァハァはぁっ!ゆ、夢か…」
少年…浅野 優は大量の汗をかき右手を突き出して夢の中の少女の名前を叫んでいた。
「メリア…って誰だよ...なんで俺は夢のことでないてんだよ...」
そういいながらも優の心は晴れない。
ガシャンッ...
「優ー飯の時間だぞー!って!優どうした!なんでないてんだ!大丈夫か!」
部屋に入ってきた優と同じ孤児院生の親友浅野 威月は心配そうに優に話しかけてきた。
どうやら朝食を知らせに来たらしい。
「...いや、なんでもない大丈夫」
「ほんとか?ならいいけど...なんかあんなら言えよ!」
「ああ、心配してくれてありがと」
あぁ...ほんとに自分より他人に優しいな...
「あぁそれより優、朝食だよ!早くしないとおばさんに怒られるよ!」
「やっべ!それはマズイ急げ!」
「おい!優待てよ!」
彼らは食堂に向かった。
《食堂》
「こら!優!威月!朝から騒々しいよ!それに何時だと思ってるんだい!」
今怒っている女性がこの孤児院の院長の浅野 風見である。この孤児院にいる者たちはみな風見さんと呼んでいる。
「「すいません風見さん」」
今日の風見さんはいつもより忙しそうだ。
「ほれ!さっさと飯を食いな!今日からお前たちは学園に入学するために支度せにゃならんのに」
そう、実は優と威月は先月16をむかえたので学園へ入学するためこの孤児院を明日でなければならない。
「わかったらさっさと食って支度しないかい!」
「「はい!」」
すぐさま朝食をたいらげ二人は自分の自室に向かった...
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《次の日早朝》
「忘れ物はないかい?」
「はい!ありません」「あっタオル忘れてる!」
「「おい!!威月...はぁ~」」
優と風見さんは二人ともこめかみ手をあて大きなため息をはいた。
「優...これから苦労が増えるようさね...」
「そのようですね...」
「「はぁ~...」」
二人はまたため息を大きくはいた。
威月が忘れ物をとってきていよいよ出発となった。
「手紙くらい書きなよ!元気でな!」
「もちろんです!風見さんもお元気で!」「お元気で!」
そう言って笑顔で別れていった。
......これで私も独り身かい...
浅野 風見の背中には少しの寂しさが残った。
「さて仕事仕事!」
そう言って風見は孤児院に戻っていった。
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2話目いかがだったでしょうか!
今回は主人公、優の初登場と今度旅をともにする親友の威月が登場しています。
そして、今後、登場するか不安ですが風見院長!
これからは優たちクライドから魔国にある学校【アトアリア学園】を目指します。
なお次項は少しキャラ紹介と今世界の説明を入れます。
最後にメリアという人物はどう関係していくのか!
こうご期待です!