prologue
ここは全ての人の記憶から消えた世界
この荒れ果てた世界に1人の人とその式が降り立った
「主よ、こんな荒れ果てた世界で何をするのじゃ?」
「どうせ此奴の考えてることよ、きっと大したことはないわよ」
1人の少女の質問にあまり興味がないように答える少女、そして その話を聞いていたフードを深くかぶっている黒いコートの男は苦笑いをしながら答えた
「はぁ、大したことはないって酷いなエイト」
エイトと呼ばれた少女はまた興味のなさそうに男に質問した
「で?主、結局なんで私達はこんな世界に来たのよ」
私もきになるとばかりに首を振るもうひとりの少女の頭を撫でながら男は答える
「ちょっとね、暇潰しに異世界の連中とバトルロイヤルでもやろうかな〜ってね?」
「ば、バトルロイヤルじゃと!?主、それは本当か?」
頭を撫でなられていた少女は驚いた様子で男から離れたが、少し楽しそうな様子だ
「くく お前が楽しみにしているのは戦いじゃなくてその後のことだろう?」
「まぁ、エイトは宴会が好きだから仕方ないわよ」
くく(エイト)と呼ばれた少女は少し顔を赤らめながら俯いた
「そんなことよりさっさと異世界からの訪問者達を招くための準備に取り掛かるぞ〜」
そう言うと男はどこからか取り出した本に何かを書き始めた
すると、目の前の地面から音もなく巨大な光の扉が現れたのである
「さて、どんな奴らが来てくれるのかな」
男は扉が静かに開いていくのを少し楽しそうな顔で見ていた