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絶対的独裁者  作者: ももかっち
9/10

アサシン


ピエロが和の頭上にバットを振り上げるその時



ガンッ!!・・・・・・


一瞬の隙を得て和は横に転がった

バットが床に強打する


和は上体を起こし、ポケットの中に入っていたリボルバーをピエロに向ける


この間、2秒のことだった。


「はぁ・・・はぁッ・・・・」


息を荒げ満足げに微笑んだ


最善策はなかった・・・けど

俺には体力と実力があるーーーー!!



「形勢逆転・・・・だね?ピエロさん」



まるでさっきの弱気な和とは大違いだった

蛇のようなしなやかな動き、そして相手を確実に殺す様な手捌き

そして、冷静沈着


和は暗殺者【アサシン】の才能を持つ少年だった


ピエロは舌打ちをして和の方向を向く




なんか、いつもと違う。ーーー

なんだろう、この自信

さっきまでは絶望しか無かったのに

さっきまでは殺されると思っていたのに

体の奥がじわじわと何かが溢れ出たみたい


愉しいーーーーー!




「僕の綺麗な顔に傷でもいったらどうするのさ・・・・この顔で稼いでるんだから勘弁して欲しいんだよねぇ」


リボルバーの引き金部分に力を込める

和は穏やかな顔から一変、殺気を際立たせた


「その言動、行動、全てが僕に障るからさ、今ここで死んでくれる?・・・・」


ピエロが後ずさる


和が距離を縮めていく


「あれ?さっきの威勢はどうしたの??」


ピエロがカタカタと震え出した


和のオーラがより一層殺気を増す


その綺麗な顔立ちからは考えられない表情で叫んだ





「「「かかってこいよクズ野郎!!!てめぇの汚い面思う存分抉ってやっからよぉッ!!!」」」












初日の死者、男子二人、女子一人

クエスト中に死んだと思われる二人と

原因不明で死んだ一人


残り27人ーーーーーー






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