寄り道
曹洪子廉頑張ります
教室を出て直ぐに目に入ったのは、蔑んだ人々目だった。
当然といえば当然だな。だがそんな中堂々とこちらを見てくる人物がいた。
袁 紹字は本初。ま、こいつの場合全ての人間が自分より下と思っいるから、態度が変わらないんだろうな。
だけど俺は嫌いじゃない。誰にでも一緒な態度という事は、誰とでもやっていけるという事だ。
それはとんでもなく器が広いと言う事だ。後はもう少し協調性を持てば、名君と呼ばれる人物になるかもしれない。
「あーら薫さんではないですか、相変わらず寂しくお一人なんですわね」
はっはっはっあーいいね無意識とは言え喧嘩を売ってくる態度。
「寂しそうなのでわたくしがお相手して上げてもよろしくてよ」
ま、この後の予定何て昼寝位だし、少し位は相手になるか。
「構わないが、取りあえず場所を変えてくれないか。後ろから怖い人が殺気を向けてるから」
孟徳がさっきから、ずっと睨んでいるんだよな。
私としてはどうでもいいんだが、周りが明らかに引いてる。
「はぁ解りましたわ。では、薫さん参りますわよ」
……何処にだ?
行く場所について尋ねると洛陽の城下街と答えてくれた。
私塾からはかなり離れていた為私は、私塾に貸し出しされている馬に騎乗する。
本初はと言うと自前の馬車に乗って行くようだ。
……はっはっはっいやあんなきらびやかな馬車を使うのは本初位だろうな。
馬車馬は四頭。車の部分は金。金。金。後踏んだんに宝石が散りまみられてある。
どれくらいの価格何だろうな。というか何だこれは襲って下さいって言ってるのか?
しかも遅い。なので簡単に洛陽の街に付いて思い出しておくとしよう。
洛陽
この大陸で恐らく一番の大都市であり天子(帝)が住む都である。
総面積は、15,208 平方キロメートル(wiki参照現代の洛陽の大きさ)
この大陸のあらゆる物品が揃い。娯楽施設、宿泊施設、飲食店、その他施設が並び。治安も安定している。
現在最も栄えている都市である。
「なーにしてますの薫さん遅れてますわよ」
おっとどうやら少しぼんやりし過ぎたらしい。
「すまない直ぐに行こう」
!?
何だ誰かに見られている気がする。
一人、二人いや五人……まだ増えるな。−−っ!十人だな。
「本初悪いが先に行っててくれないかな」
「どうかしましたの」
主にお前さんのお陰で現在進行で死の危機なんだがな。
早いところ本初を避難させないとな
「や、はっはっはっ最近馬に乗ってなくてな、どうも腰を痛めてしまったみたいだ。少し休んだら直ぐに行くよ」
「全くだらしがないですわよ薫さん。もう少し優雅に華麗に乗馬出来ませんこと」
「ま、そういう訳だから、この埋め合わせは洛陽に着いた時にするよ」
「ふふ楽しみにしてますわよ」
馬車を見送り私は振り返る。
うーむ一段と殺気が膨れ上がったな。ま、獲物を目の前で逃がされたんだから当然なんだがな
さて出来れば争わずに交渉で楽に終わってくれると埋め合わせの方も楽になるんだけどね−−っ!
私が一歩後ろに下がると今いた場所に矢が刺さる。
おいおい殺す気満々ですか。
ま、やるからには負けられないな。これでも前は毎日の様に曹孟徳、夏侯元譲、夏侯妙才相手に鍛練(という名の拷問)をして、一騎打ち(反撃など出来ずかわすので精一杯)をしてたんだからな。
さて周辺は岩やら木々が、有るお陰で隠れるには申し分ないが。
どうやら後ろの岩から強い殺気を感じる。すると二人が剣と鉈で切り掛かってくる。
それと同時に前からも槍を持った奴が一人突っ込んで来たな。
「−−っ!」
先ずは後ろの処理だが、……残念ながら同時に相手何て出来ないから、後ろに気づいてないと思わせておく為にぎりぎりまで動かないでおく。
今だな。
かわすと同時に前方相手張り付く、これで矢も飛んで来ないだろう。
溝に肘を添えて……。
「痛いから気を失えよ!!」
「ぐっ!ぎ」
お疲れ様もうお休み。
先ずは一人次は後ろ二人だな。
「よくも死ねぇ!!」
剣を持った奴が一人で突っ込んで来る。
冷静さを失うとはな。同時に来れば、面倒だったが一人ずつなら。
しかも普通に切り下ろそうとしているのがよくわかるな。
私は切り下す前に抑えてそのまま後ろに倒す。
後は溝に拳を添えて−−。
「ふっ!」
「が」
はい二人目残り八人んで。
「ひっあ!!」
これで七人だな。
油断していた三人目を気絶させる。
……今度は四人同時に別方向から来るか。
意図はいいな。囲んで潰す。だが囲まれるのをわざわざ待っている必要性はないな。
私は一番遠い奴の方に向かう。
私にとって遠い奴は他の奴にとっても遠い。ま、ようすにだ一騎打ちに持ち込めるというわけだ。
相手も囲む予定だったらしく。私の予想外の行動に。
「来るな! 来るな!!」
とっ叫んでいる。
運が無かったと思って諦めてくれ。
後三人だな。そこで私は、手を地面に付ける。
「はぁっ! 何だその姿勢はまさか今更助けでもこうか!?」
そうしてもいいんだが、残念な事に本初との約束がある。
だから−ーっ!
私は三人の内の一人にある物を投げつけた。
「ぐっなっ! 何を投げやがった目がぁ!!」
その隙を見逃す訳にもいかないから、目が見えなくなった奴の溝に拳を叩きこんで、動揺した二人を蹴り飛ばして気絶させた。
やった事は単純で地面にある砂を目に目掛けて投げただけである。
卑怯者と言う人間もいるかも知れないが、実際に考えて欲しい。
一対多で単純に戦ったら、相当な力の差が無ければ勝てるはずがない。
なら生き残る為には多少狡くても手段を選んでる余裕など無いと思う。
さて後残り三人内一人は確実に弓使いだったな。
遠距離系の武器の使い手を相手にする場合は、先ず打ち手を探さないと話にならない。
……うん!? 三つ有る内の二つが消えたな。逃げたかそれとも……
ま、お陰様でまた一騎打ちになりそうだな。
「なぁ弓使いさん今なら見逃してやるから去ってくれないか」
そうしてくれると楽なんだが…、はっはっはっや、去る気はないか。
木の付近から三連射で弓矢が放たれてくる。
ふむ後ろ飛びで軽く避ける。
だがこれが油断だった。
弓使いはそのまま矢に合わせ短剣を抜いて突っ込んで来た。
「ちょっ!? くっ−−っ!!」
こいつはかわせないな。
だから私は。
いや、俺は武器を引き抜いた。
弓使いの短剣による攻撃を俺の愛用のトンファーで受け止める。
「何!?」
弓使いも驚いているようだ
「しっかし何年振りかねこいつを抜くのは、悪いな弓使いこいつを抜いたからには、……加減は難しいな」
「ふざけるか! 死ねぇェー!!」
こんな近距離で弓を構えて打つ気かよなら、‘‘撃つ前に止めるだけだ’’。
トンファーを矢の先端に押し付けて矢をこちらに撃てないようにして、
隙だらけの横っ腹にトンファーで殴り掛かる。
「終わりにしようか」
弓使いにトンファーが直撃する。
「がはっ」
弓使いはそのままその場に倒れた。
終わったな。
俺はトンファーをしまう。
俺、いや私はその場を立ち去ろうとする。
だが足が動かない。
「……放してくれないか手」
下を向くと弓使いが、俺の足を掴んでいた。
「お前は私が殺す」
はっはっはっいや、恨まれたものだな。
「悪いが先約が有るんだ。お前さんの相手をしている暇は無いのよ」
いうかげん行かないと本初に何をさせられるか分からない。
「連れてけ」
何か言ったかこいつ?
「私を連てけ!!」
……はっ? 私?
そういや何か髪とかぼさぼさだから、気づかなかったがこいつ女か。
「連れてけ」
「いいぞ」
「いいのか、私は貴様を殺すんだぞ」
「貴様じゃない。私の名前は曹洪 子廉 真名は薫だ。弓使いちゃん」
「弓使いじゃない純だ」
「それは真名かい」
「私に姓も字も真名も無い」
「そうかなら曹の姓をくれてやる。字は子和でいいだろう。決めた決定。真名は自分で決めてもらうがな」
「勝手に決めるな!!」
「ついでに扱いは私の妹だ」
「だ・か・ら・勝手に決めるな!!!」
私は馬に騎乗する。
純は立ち尽くす。
「どうした」
「やはり連れてく気がないな」
「何を言ってるか分からないが、さっさと後ろに乗れ置いてくぞ」
「貴様は馬鹿か、敵を後ろに乗せる何て」
「敵? 誰が? お前は私の妹だろ」
「……はぁー」
何かよく分からんが、ため息をつかれてしまった。
純は後ろに飛び乗ってきた
「んじゃ行くぞ……。はっはっはっだからその短剣を突き付けないでくれ」
「死ね」
短剣をあしらいながら私は本初を追い掛けた。
「そういえば残り二人はどうしたんだ」
「……私を襲おうとしたから殺した」
「あーそ」
ご愁傷様だな。
少し強引だったかも知れませんが私の限界です。
というわけで部下その一です。




