凡才が笑う
大変長らくかかりました。感想を下さった皆様返信出来なくてすいません。そしてありがとうございます。
主人公視点開始
「秘密じゃ何も出来ないよ」
一理有るな。私はそう思いながら顎を擦り、腕組みをした。
「ま、確かにその通だが、お前さんを全てを信じるには、余りにも何も語らなすぎたな」
秘密が多いのはお互い様だろうに。
「全部話して、はいそうですねと、君は答えてくれたかい?」
どうだろうな?だが一般的には信じないのではないか?
「その事については、一先ず置いておくことにする」
「それをオススメするよ」
私は口が恋しくなってきたので、何故か懐に有ったキセルを取り出す。
「煙草いいか?」
「どうぞ」
私は煙草に火を……。
「すまん火あるか?」
南華老仙は、徐に指を立てると、指先に火を燈した
。
「熱く無いのか?」
私は然して重要ではない所を突っ込む。
「突っ込むところが、他に有ると思うんだけど!?」
「何だ?突っ込んで欲しかったのか?なら最初に言ってくれないかな」
「いや言ったら意味無いんだよ」
やれやれボケを握り潰すのもまた一挙なのだがな。
「話を戻すぞ。やって欲しい事は簡単だ。なーに無理強いはしないさ。ただ少しだけ、自然の摂理をねじ曲げて欲しいだけだ」
人差し指に、火を灯すような妖術が使えるんだ楽勝だろう?
「いやいや、自然の摂理をねじ曲げるって、さらりと友人と遊びに行くような感覚で、簡単に言わないで欲しいよ」
「簡単だろ?まさか出来ないとは言わせない。」
「いやいや落ち着こうよね。常識的に考えてくれ」
「……」
それは私が、非常識と言うことか?
少なくとも夏侯惇よりは……待て比べる相手が下過ぎないか?
「お前さんと言う存在よりはマシだと思うんだがな」
「はは、確かにその通りだけどね♪……聞こうか君が考えてたどり着いた悪巧みを」
「悪巧みとは失礼だな。せめて、そうだな。天才への抵抗とでもしておくかな」
「天才への抵抗ね。はは」
「何が可笑しい?」
「可笑しいさ。君が、僕をどれだけ楽しませてくれるか、それを考えただけで、実に可笑しいだろよさ」
「では話そうか、といっても、だ」
「んんん?」
「その前に一服かな」
すると南華老仙は、何もない所で滑り転んだ。
「はっはっはっ。お前さん面白いな」
「君と話していると、疲れるよ。
「はっはっはっ。よく言われるよ」
主人公視点終了。
華琳視点開始
私は目を疑った。
あり得ない。それは、起きる筈がない。誰が予測出来るだろうか?
私は最後の一撃の為に、全てを見捨てたわ。
なのに何で、貴方は立っているの?
何で生きているの?
何で死なないの?
神にすがる気は、無かったけど、今回の仕打ちはあんまりよ。
「オシカッタナ。ダガ、オレハコノテイドデハヤレナイゼ」
飛び散る血、血、血それは赤々とこの世を、染め上げる。
トンファーには、ピクリとも動かない純が、突き刺さっている。
何なのよ。何で貴方が居て兄さんは、居ないのよ。私は唇を強く噛む。
悔しい。私は誓った。誰にも屈しないと。
「ハッハッハッ。ザンネンザンネン。マサカ
コノテイドトハイワナイヨナ」
私は更に強く唇を噛む。
「当たり前じゃない。寧ろこの程度で、済むと思って要るなんて、案外貴方も底が知れたわね
嘘。今のは、はったりに過ぎない。でも私は、貴方に絶対屈しない。
私は誰にも負けが許されない。それが兄さんと、約束した私の道なのだから!
「ソノヘラズグチガ、ドコマデホントウカ、タメシテヤロウ」
大丈夫体は、まだ動く。最後の瞬間まで、諦めなければ、負けを認めなければ、私の勝ち。
私は、絶を構えると、攻撃を耐え続けた。
でも、限界は近付く。
絶の刃が欠けて、直ぐに、柄から真っ二つに折られてしまう。
刃が私に近付く。
ねぇ兄さん私約束守れないかな?
私は、私を殺そうと、する奴を最後まで睨み付けた。
降り下ろされる刃見ながら、涙を流した、。
ごめんなさい。兄さん
「何だ? まさか、諦めるのか?」
聞こえる筈がない声。だけど確かに聞こえた。
体が勝手に動く。この人の前で、絶対に恥ずかしい行動など取れない。
私は反射的に半歩その場から左に動き、相手のトンファーの軌道からずれた。
「はっはっは。そうだ。それでこそ華琳だな」
今までずっと待ち望んでいた男は、地べたに胡座をかいて、口に煙管をくわえて、此方を観戦でもしているかのように、眺めていた。
「何で兄さんが二人居るかは、この際置いとくとして、遅い到着じゃないかしら?」
「そうだな。確かに遅すぎた。何人かは、取り返しが、着かないだろう。だがな……」
兄さんは、煙管を吹かして、一呼吸間を置いた。
「だが、私が最も大事な者達は、皆生きている。其れがせめてもの救いだ」
そう言うと、また兄さんは、煙管を吹かせた。
「アンンナンデ、オレガフタリイルンダ?」
「やれやれ感動の再開が台無しだな」
「待って兄さん。今の何処に、感動的な再開が有ったのかしら?」
兄さんは、また煙管を吹かして、頭を掻き始めた。
「何だ?無かったのか?」
「無いわよ」
すると、兄さんはあからさまに、驚いた顔をして、くわえていた煙管を地面に落とした。
煙管は、直ぐに拾いなに食わぬ顔で、塵を払った後またくわえた。
「まぁ、んな事はどうでもいいんだが」
どうでもいい事を、この状況下で、何で話したのかしら?
「好き放題やったんだな本能」
「アアン。ホンノウ?ダレノコトヲイテッイルンダ」
「お前さんだ。お前さんが本能で、私がお前さんの雀の涙を集めて出来た理性だ」
「リセイダア?オレニソンナモノハ、ソンザイシネェヨ。」
「 お前さんは、気付こうとしなかっただけで、私は常にお前さんを止めようとしていたんだがな」
私としては常に、兄さんの方が出ていて欲しいんだけど。
「ソレデ、キサマハナンノタメ二キタンダ?」
「決まっているだろう。お前さんを倒しに来たんだがな」
「クハハハハハハ」
「はっはっはっ」
「トテモユカイナジョウダンダ」
「いやいや冗談じゃないさ」
ねぇ兄さん。その言葉はったりじゃないでしょうね。本当にお願いよ。
華琳視点終了
主人公視点開始
さて……華琳の方から、不安そうな視線が感じられるが、私は何の策も無しに此処に来たと思うか?ならばはっきり言ってやろう無いな!!
……冗談だからな。だから睨むな。大丈夫だ。順序さえ間違えなければ何とかなるだろう。
私は煙管を吹かせると本能と対峙した。
では、始めたくないが、天才相手に戦いますかな。
すると本能が、待っているのに、飽きたのか私のもとに迫って来た。
やれやれ短気だな。ま、理性の無い奴言った所で無駄だがな。
私は煙管の煙を、何時もより沢山吸い込で、突っ立っていると最初の攻撃が来た。
私はその攻撃を避けるのでなく、真っ向から受けてたつ。
わけでなく、肺に溜め込んだいい加減噎せそうな煙を、本能に向けて吹き掛けた。
「ナッ?!ケホッケホッ」
ま、当然そうなるわな。というか、ならないと困る。
私は本能が咳き込んでいる内に、後ろに回り込んで、懐からとある液体を取り出すと浴びせかけた。
「ガアアアアアアアアアアアァァァァァァァアァァアァァ?!」
「ふっ」
痛い。痛いよな。
だがな、お前さんは私に感謝しなくてはらない。
何故なら私はお前さんを治療したのだから。
行換えがめちゃくちゃになっていますが、すいませんスマホで書いた初めてのもので感覚がつかめませんでした。
後誤字脱字があったらすいません。