純と私
主人公カムバック!!
いったい何時になったら元に戻るのか。
駄文更新です。
華琳視点継続
私今兄さんと睨み合っている。
一瞬でも気を抜いたら待っているのは死。
私の駒は私自身とこの純って子。正直まだよく解らない。
「ハナシアイハ、オワッタカ?」
「ええ」
「……」
純は無言で何時取り出したか、解らない短剣を四本同時に投げ付けた。
戦いは既に始まっている。
兄さんはそれを避けも防御もしないで当たる。
「ハッハッハッ。イイナチノニオイ。コレダ。コノニオイ。サイコウダ」
狂ってるわね。あれと兄さんが、同一人物だなんて信じられないのよ。
「お前弱い」
「「!?」」
唐突に純がそんな事を言うから場が凍りついた。
「ナニ?」
「お前からは何も感じない」
相変わらず殆ど喋らない子ね。それに今の発言……兄さんが弱い? 信じられないわ。
あの子何を考えているよ。殺してくださいと言っているのと同じ事よ!!
「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ。………………シネ」
凍りのように冷たい声で兄さんがそう呟くと。
兄さんは純の方に走り出した。
兄さんの拳が純に向かう。純はそれを跳び上がって避けて、短剣を更に投げ付ける。
今回は兄さんもトンファーで防御している。
私は兄さんの気が純に向いている隙に、後ろに回り込んで絶を振り下ろす。
「ハァァ!!」
だけど直ぐに弾かれてトンファーが私を襲うが、当たる寸前でそれは止まる。
純の弓による攻撃ね。
直ぐに私はその場から離れて体勢を調える。
正直助かったわね。
「イイナ。ユミツカイ。チョウドイイクライニジャマダ」
すると純は手を前に突き出して人差し指を立てると前後させたわね。
あれって挑発してるのよね。止めなさい命が、幾つ有っても足りないわよ。
「ハッハッハッ。マサカコノオレヲ、チョウハツスル、バカガイルトワナ」
「来い!! 雑魚」
「アノヨデコウカイシロ」
また兄さんが走り出す。
純も弓を使って近付かせないように矢を放っている
それにしても、兄さんいつの間に、これ程の人材を掘り当てたのかしら?
この私ですら知らない。
全くこれで自分を天才だ。と言っているのだからお笑い事ね。
兄さんは謙遜しているけどね。私は貴方こそ天才だと思うわ。
「いい加減死んで」
「ハッハッハッ。タノシイコロシアイヲ、カンタンニオワラセルカヨ」
「弱い奴程よく吠える」
だから挑発するの止めなさい。
「ねぇ」
初対面から、殆ど話し掛けてこなかった純が、話し掛けてくる。
「何かしら」
「糞兄貴の弱点ない?」
「その前に一つ聞いていいかしら」
「先に質問しているのは私。答えるの常識」
確かにその通りよ。でもね、私としてはどうしても、答えて貰いたい事なのよ。
「解っているわ。でもね。これだけははっきりさせたいの」
「……」
「純。貴方と兄さんは、どういう関係なのかしら」
「…………馬鹿?」
それは私に対して、言っているのかしら? それとも兄さんの事を言っているか。
「それはどういう意味かしら」
「お前達二人はとても馬鹿」
!? ……何かが崩れ落ちたような気分だわ。
「言うに事欠いて、馬鹿ですって!! 何様よ!!!」
「は〜」
何よ。その溜息。馬鹿にするのも大概になさい。
「オマエラヨユウダナ」
まずい!! そう思いとにかくその場を離れた。するとそこには、大きな穴のような窪みが出来ていた。
冗談じゃないわ。油断して、あんなのに当たったら、間違いなく死ぬわね。
「ヨクカワシタナ」
「お蔭さまよ」
全くこの状態の兄さんは、化け物が可愛く見えるんじゃないかしら。
私と純は兄さんから少し距離を離してまた話始める。
「それで兄さんとはどういう関係かしら」
「……? さぁ?」
いや。首を傾げて分からないと、答えられても困るのだけど。
「……SとM?」
微妙な間を取った後に、出た答えがそれってどうなのかしら!!
「……狩者と狩られる者」
「何か有ったら直ぐに私に言いなさい!!」
「……お前面白い」
嬉しくないわよ!!
「義兄妹?」
「ふーん。そうなの」
「恋人!」
「殺す!!」
「冗談。お前本当に面白い」
こんな子供に、天才とまで言われた私が馬鹿にされた!?
「とりあえず私は言った。返答」
「……場所を移動しましょう。兄さんが近いわ」
「……」
「イツマデ、オニゴッコヲ、ツヅケルツモリダ」
「貴方は黙ってて!!!」
「ハイ」
「思うに、お前の言う事聞いている様に見える」
「それが本当ならどれだけ楽か」
冗談はこれ位にして……兄さんを倒す。いいえ殺す方法。
「とりあえず、兄さんを追い込んでは駄目ね」
「私は弱点を聞いた」
「話は最後まで聞きなさい。いいよく聞きなさい。兄さんは追い詰めれば、追い詰める程強くなるわ。だから如何に、本気を出させずに勝つか。それが、これからの戦いで重要になってくるわ」
「……」
「聞いてるの?」
「詰まらない」
詰まらない? 何を言っているのこの子? 話を、ちゃんと聞いていたのかしら。
「いいもう一度言うから聞きなさい」
「嫌」
「嫌って……」
「お前分かってない」
ふ。この私の言葉を否定するからには、理由が有るんでしょうね。
「理由を聞きましょうか」
「待って。五月蝿いのが近付いてきた」
全く邪魔ね。暫く動かないでくれないかしら。
兄さんが近付いてくる度に、話が中断されるわ。
「ハナシハ……」
「話し掛けないで、そして動かないで。邪魔よ」
「ナゼオレガ……」
「いい!!!」
「ハイ」
これで話しやすくなるかしらね。
「……」
「どうしたの?」
「何か疲れた」
「止めてちょうだい。今から兄さんを、何とかしようって時に」
「気付いてないのか?」
「何をかしら」
「やはりお前は馬鹿だな」
「なっ!? 一度ならず二度まで、私を馬鹿呼ばわりとはいい度胸ね」
今まで誰にも言われた事無いのに。
「話を戻す」
まず馬鹿を訂正なさい。
「早く」
くっ。この私が、ここまで苔されるとはね。
覚えておきなさい。この借りは、倍にして返してあげるわ。
「それでどうやって勝つ」
「話が戻り過ぎているわ。純。貴方は私が言った事を否定したわ。その理由を聞きたいわ」
「……」
「どうしたの? 早く言いなさい」
「余りに詰まらないから忘れた」
私怒っていいわよね。
「貴方は!!!」
「五月蝿い。大声出すな」
なんなのこの子は、兄さんもう少しちゃんと調教しないと駄目よ。
「もういいわ。えっと。何の話だったかしら」
「お前は馬鹿という話」
「そうそうその話……。って違うわよ。私に何をやらせるの!!」
「ノリツッコミ??」
「私の示すものが崩れさっていくみたいだわ」
「気にしたら負け」
「兄さんの口癖真似しないの」
疲れるわ。頼りにはなるんだけど。
「ええっと確か……。そう私の意見を否定した根拠を教えて欲しいのよ」
「理由」
純は首を傾げて唸り始めた。ねえ。まさか本当に詰まらないという理由だけで私の意見を否定したのかしら。
純はなお考え続けている。頭から白い煙りのようなものが出てきそうね。
「疲れた」
「お願いだから、この大事な時に適当な事を、言わないでくれないかしら」
「……」
「……」
「……」
「ごめんなさい。謝るから黙らないでよ」
「優柔不断」
「誰のせいよ!!」
「さぁ? ククク」
笑ってないで真面目に考えなさい。
もう、まるで雲みたいに掴み所がないわね。
「本気にさせないと……」
「えっ?」
「理由聞かないのか」
「聞くわよ」
全く唐突過ぎるわよ。
「本気にさせないと意味が無い」
「理由は」
「手加減されていると言う事は、余裕が有るという事。つまり冷静さがまだ残っている」
「本気にさせて余裕を無くし、油断したところに勝機があるわけね」
純は黙って頷いた
「単なる博打ね。話にならないわ」
でも私は笑っている。この子とならやれる。不思議とそう感じられた。
純も笑っている。多分私の言葉を、真に受けていないのだろう。
「勝率を聞こうかしら」
「愚問。十割」
「全く、どこからそんな自信が出てくるのかしら」
「努力に裏打ち」
「ふふふ」
「ククク」
私達は自然と手を出し合い握手した。
「でもそれだけじゃ駄目よ」
「???」
「これはあくまで基本行動の決定よ。これから更に煮詰めるわ」
「……分かった」
面倒そうな顔しない。
まだ何も終わってないのよ。
早く主人公視点で書きたいと願う、今日この頃です。




