-1のうた
この作品を見てくださったすべての方に感謝を。
何かを数えるときも 何かが始まるときも
たいがい1から始まって
僕の活躍期待できない
あるいは終わるときくらい
出番があるんじゃないのかと 顔をちらつかせてみるけれど
先に並んだ0が出て
僕の存在感皆無。
横棒よマイナスめ
お前のせいだコンチクショウ
離れようとガンバってみるけど
逆にくっついて(⇒┤)大惨事。
コンチクショ― コンチキショ―
それでも方程式とかで 解になること多いけど(=−1)
X・Y達のせいで またまた僕は消えている(⇒−X)
でもでも1と比べれば、マイナスあるだけましだよね(−X than X)
あれ? でも、僕の活躍ないの
こいつの所為じゃなかったっけ?
横棒よマイナスめ
僕と君とは一体さ
微妙な距離感たもちつつ、人生をまっすぐ右下がり。
あーぎゃー、ヤメロ、くっつくな!
離すの失敗大算事(⇒┤)
ついに僕は0となる 1とくっつき0となる
君はどこかへ消えるけど 流れのままに0となる
一抹の寂しさが訪れるけど
しゃーない、これが運命だから
君のことは忘れるだろうけど
どうせまたきっと出会うだろ。
横棒よマイナスめ、親愛なる一本線
誰かに依存して生きるしかない
悲しい悲しい1本線
どうせまたきっと出会うだろ
切っても切れない腐れ縁
僕が数字であるかぎり
きっとそのうち出会うだろ?
Dear Line・・・From One.
永遠と続く数字群。
その中の一つに焦点をあてて詩にしてみると……、
案外、数学にも愛着が持てるのかもしれない。
~御清聴ありがとうございました~