プロローグ
アクセスいただき誠にありがとうございます。
初投稿になります。ある日見た夢を物語にしました。
全20話+閑話で構成されています。
注意:文章はAIを使って作成しておりますので、
ご了承いただける方に読んでいただければ幸いです。
球場の空を、無数のドローンが舞っていた。
全方位からのライブ中継、選手の動作解析、判定支援のための軌道追尾──
そのすべてを担うのが、観測ドローン群。
打球が飛んでくれば、瞬時に軌道を予測し、ぶつかる前に“避ける”。
試合を記録するだけでなく、生体データや集中力の揺らぎまでもモニタリングし、AIにフィードバックする。
そのドローン群から得たデータを瞬時に解析し、判定を下すのがAI審判支援システム──
《VERIDAS》。
人間の審判は、いまやARグラスを通して提示されるヴェリダスの判定を“表示”するだけの存在となった。
ストライクか、ボールか。セーフか、アウトか。そこに“人の判断”は一切介在しない。
【ゾーン完全自動認識】【リアルタイム球種予測】【空間軌道シミュレーション】──
近未来のプロ野球は、かつての“曖昧さ”を切り捨て、圧倒的な“正確さ”で進化を遂げた。
──そんな近未来のフィールドに立つ、ひとりの若き投手がいる。
神代 駿。
伝説の名投手“ミスター”神代 誠の息子。
今では万年最下位の球団「青嵐ブレイズ」に所属する、冴えない控え投手。
速球も変化球もそれなりにある。ただ、それ以上の何かがない。
──春の午後。
ある地方の古びたグラウンドで、練習が終わったあとの土の上に、ひとつのボールが転がっていた。
それは、神代誠が子どもたちにノックをしていたグラウンド。
少年少女が帰ったあとの静まり返った空間で、駿はそのボールを拾い上げた。
「……また、売れるかな」
彼はそうつぶやきながら、ボールを見つめる。
“ミスター”が使ったノックボールは、ネットで売れば多少なりとも金になった。
プロになったとはいえ、下位球団の控え投手の年俸では苦しい暮らしが続いている。
──その背後から、低く響く声が飛ぶ。
「駿、お前、何をしてる」
振り返ると、そこには神代 誠がいた。
帽子を深くかぶり、グローブ片手に、険しいまなざしを向けている。
「……別に。捨ててあったやつだし」
駿がそう言い訳を口にすると、誠は近づいてきて、手からボールを奪い取った。
「金が欲しいなら──自分の名で稼げ。お前は投げることで、名を刻め」
それだけ言うと、誠は再びグラウンドの中央へと戻っていった。
そこには、次の練習を待つ新たな子どもたちの姿があった。
「じゃあな。……次のノック、ちょっと速いぞー!」
誠の声に、子どもたちの元気な返事が重なる。
駿はその背中を、何も言えずにただ見つめていた。
ボールはただの道具だ。
けれど、誰かの想いが宿った時、それは“物語”になる。
──これは、その“ひとつのボール”が、
“誰かに届く”までの物語だ。
読んでいただき誠にありがとうございます。
もし、お目汚しなければこのままお付き合いいただければ幸いです。