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200文字小説

200文字小説「妹」

作者: おこき

 今朝、妹が来た。

 「まだ彼女ができないの?」そんな生意気なことを言うから、おでこにチョップをお見舞いしてやった。最近、めっきり女らしくなって「レディーに何するの!」と怒る様もドキッとさせられる。彼氏はいるんだろうか。

 兄妹を置いて呑気に旅に出た両親の愚痴を吐き、満足したら寝室に戻る。それが妹の日課だ。

 ある晩、妹が死んだ。両親の元へ自ら逝った。

 携帯に残っているアイツから俺への最期の伝言。


 早く……来てね。


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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして。 何と言ったらいいのでしょう、読み終わった後すごく複雑な表情になってしまいました……。 これはいい結末なのかバッドエンドなのか……。 しかし、200文字で人の感情を動かせるなん…
2011/12/16 16:01 退会済み
管理
[良い点] 情景の表現が豊かで、好き。 分かりやすい言葉でこれほど、切なくなるなんて、驚きです [気になる点] もうちょっとほしかった もうちょっと読んでいたかった・・かな・・ [一言] こんな素敵な…
2011/11/19 10:58 退会済み
管理
[一言] ふらりと立ち寄らせていただきました。 怖いような、切ないような、ああ、こういうことってあるよなぁと感じてしまうような作品でした。 最近、若い女の子のタレントさんが自殺しましたよね。そのことを…
2011/05/17 19:35 退会済み
管理
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