時駆けの魔女と旧き契約
【他人と人生に諦念を抱く女誑しエリート(男)×色事に疎い純情天才研究者(女)】
(全15話、予約投稿済。4月13日〜16日の、18時、0時、6時、12時に、各1〜2話ずつ更新)
◇
エルンストはその朝、地下鉄の出口から出て間もなくのところで、見覚えのない森に誘われるかのように迷い込む。
彼を迎え入れたのは、見知らぬ妙齢の女性であった。
「いらっしゃい、わたしの旦那様。まずは……、眠気覚ましのお茶にするとしよう」
エルンストを「旦那様」と称する女性――ミネルヴァは、森の中の不思議な家に住んでいた。為す術なく森に閉じ込められてしまったエルンストは、その家でミネルヴァと共に過ごしながら、森の外に出るため魔術で張られたという結界を解く手段を探すことになる。
これは、自分のことを『つまらなくて空っぽな人間』と諦めきっている男、あるいは女が、それでも欲しいと望む相手を見つけるまでの、魔術仕掛けの恋愛譚である。
◇
※地球とよく似た地球ではないどこかの世界のお話なので、工学、回路などのワードが登場しますが、現実とは異なるファンタジーものとしてお楽しみください。筆者に工学の知識は上っ面すらもありません。申し訳ない。
※後半に当社比しっかりめのR15表現あり。苦手な方は何卒ご注意ください。
(全15話、予約投稿済。4月13日〜16日の、18時、0時、6時、12時に、各1〜2話ずつ更新)
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エルンストはその朝、地下鉄の出口から出て間もなくのところで、見覚えのない森に誘われるかのように迷い込む。
彼を迎え入れたのは、見知らぬ妙齢の女性であった。
「いらっしゃい、わたしの旦那様。まずは……、眠気覚ましのお茶にするとしよう」
エルンストを「旦那様」と称する女性――ミネルヴァは、森の中の不思議な家に住んでいた。為す術なく森に閉じ込められてしまったエルンストは、その家でミネルヴァと共に過ごしながら、森の外に出るため魔術で張られたという結界を解く手段を探すことになる。
これは、自分のことを『つまらなくて空っぽな人間』と諦めきっている男、あるいは女が、それでも欲しいと望む相手を見つけるまでの、魔術仕掛けの恋愛譚である。
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※地球とよく似た地球ではないどこかの世界のお話なので、工学、回路などのワードが登場しますが、現実とは異なるファンタジーものとしてお楽しみください。筆者に工学の知識は上っ面すらもありません。申し訳ない。
※後半に当社比しっかりめのR15表現あり。苦手な方は何卒ご注意ください。
赤いどんぐりと黒い森
2024/04/13 18:00
(改)
オレンジインクのタイプライター
2024/04/13 18:00
シュヴァルツヴァルトの手紙
2024/04/14 00:00
黄色菫の砂糖漬け(前)
2024/04/14 06:00
黄色菫の砂糖漬け(後)
2024/04/14 06:00
緑の烏は旧き使い魔
2024/04/14 12:00
稀代の魔術師ジュール・シュヴァルツヴァルト(前)
2024/04/14 18:00
稀代の魔術師ジュール・シュヴァルツヴァルト(後)
2024/04/14 18:00
君想う誰かの代わり
2024/04/15 00:00
ミネルヴァ・ハミルトンの事情
2024/04/15 06:00
魔法製アイスクリーム
2024/04/15 12:00
青い宝石と秘密の呪文
2024/04/15 18:00
紫色の魔術紋を紐解く蜜月
2024/04/16 00:00
ミネルヴァ・ハミルトンの帰還
2024/04/16 06:00
時駆けの魔女と旧き契約
2024/04/16 12:00