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【起】
不幸は、油断した人間の元にやってくる。
例えば、家の鍵をかけ忘れたり。
例えば、ガスの元栓を締め忘れたり。
例えば、交差点で左右の確認をしなかったり。
例えば、自分だけは大丈夫と大雨の中、河原に行ったり。
そんな、慢心と過信が積み重なった末に、不幸が訪れる。
俺の場合は・・・・そうだな・・・・・・平和に対する過信だな。
そう、俺は信じていたんだ。
なんの根拠もなく、平和で平穏な生活がずっと続くって、信じていたんだ。
テレビで、反社が各地でテロを起こしてることが報道されても、
俺には関係ないことだと、俺は大丈夫だと、自分の平和を信じ過ぎていた。
それが、どれだけ脆いモノかも知らず。
俺の油断は、俺から多くを奪っていった。
無意識に信じていた平和はいとも簡単に崩れ去った。
俺に残っていたのは、
どうしようもない自分への怒りと、
平穏を壊し続けるゴミカス共への憎しみと
ゴミカス共を殺し尽くす為の力だけだった
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