夏に毛布を巻いて寝た結果
7月下旬、夏の夜
蒸し暑い夜。
草木は生い茂り、羽虫は活気付き、海は相変わらずマイペースに打ち寄せる季節。
畳の部屋は蒸し暑い。
こんな時期に、毛布を巻いて寝たアホがいるらしい。
毛布を巻いて10分もすれば、汗がにじんで自然と寝返りをうつ。
毛布を剥がすと汗が気化して全身が冷える。
また毛布を巻いて、汗をかく。
毛布を剥がして身体が冷える。
こんな事を繰り返し、真夜中ガバッと起き上がる。
すでに疲れは溜まる一方。
ふすまを開けて、うすい掛け布団を引きずり出して、かけて寝る。
…
…
……
………
……………
眠れない。
眠れない。
ああ、すっかり目が覚めてしまった。
うすい掛け布団に替えても先程の熱気は身体に残っており、やはり無意識に剥がしてしまう。
繰り返すうちに疲労が極限まで溜まったのか、自然と眠りに落ちる。
目を覚ましたのは午前8時。
頭がガンガン、手足が筋肉痛でジンジン。
朝食を食べて吐き気、茶碗を洗って頭痛。
今日はもうダメかもしれないかもしれない。