↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/14

あの時のやりなおしです。

 響ちゃんはどうやら百合枝様とお知り合いの様だ。



 ──いや、それよりまず訂正をしなければ!



「響ちゃんっ違……」

「ええ……お陰で良いものが見れましたわ……」

「ええっ?!」


 訂正をしようとする私の言葉に何故か百合枝様はわざとかぶせてきた。

 更にニッコリと微笑んで言う。


「サイクリングはもっと空気の良い場所で、程よいスピードで走るのをオススメ致しますわ」

「ぐっ…… 相変わらず嫌な女だな!」



 なんか益々よくわからない状況に!

 っていうか……あれ?

 百合枝様は『吉井響(忘れた)』の会長なんじゃなかったっけ?!



「今後こいつに手を出してみろ……ただではおかねぇ……」


 響ちゃんはそう言って凄む。


 誤解を解きたいが……何故か百合枝様が響ちゃんの誤解に合わせてくるので、どうにもならない。


「ふふ……なるほど。でも響様、貴方にそんな権利があって?」


 百合枝様は悪役気取りでそう言うと、チラっとりりあちゃんを見た。



「貴方にとって彼女は……柳田律さんは何だと言うのです?」



 ──え……この状況って?

 あのときに状況が似ている……



『お二人は……その……どんなご関係なのですか?』



 なんでこんな流れなんだかわけがわからん……

 わけがわからんが……百合枝様はりりあちゃんに視線を向けた。


 多分、先のやり取りも知ってる……気がする。



 ……百合枝様なら知っててもおかしくないのでは?

 なんせ『吉井響(忘れた)』の会長……あっ、『そっと愛でる会』だ!……たしか!!

 きっと、そっと愛でられていたに違いない!!


 ……KOEEEEEEE!!!



 何故かはわからないけど、百合枝様は先のやり直しをさせたいようだ。



 そう考えれば辻褄が…………

 合うような?合わないような?



 そう思いながら百合枝様を見ると、なんだか期待に満ちた顔をしてらっしゃる。

 ……やっぱり当たってる気がする。


 何気にりりあちゃんを見ると、彼女もまたなにかを期待した顔をしていた。



 っていうか……

 なんなんだろう、この人達は。(切実)



 この中では最も自分がマトモだと自信を持って言える気がする。

 きっと美少女はおかしな人が多いに違いない。


 なんだか妙に冷めてしまった……

 もうこれは成り行きを見守ろう…… 見守るとは言っても、響ちゃんは頭上に寄りかかっている為、見えやしないけど。



 ただ、また犬と言われてしまった場合、どうすべきだろうか。

 ……流石に「わん」はまずいだろうし。




「コイツ……柳田律は……」


 すうっと息を吸い込む音。

 なんだか声に淀みがない。



 ──きっと、響ちゃんの本音!

 一体なんて答えるんだ!!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。