神田高校入学
この小説はフィクションです。人物、団体は一切関係ありません。
「…でけぇ学校だな…」
これから通う学校、神田高校を見てそう呟く主人公、中宮高次
高次は剣道、柔道、空手などいろんな武術をしている
「てか何でオレが特待生なんだろう?」
高次は頭脳明晰だが、神田高校とは面識がない。それに神田高校は勉学よりスポーツが有名。
高次はかといってクラブにも入っていない。
「考えるのめんどくさくなってきた…まぁいいや、行くか、」
高次は神田高校の校門をくぐった
高次の目に入ったのは大きなグランド、大きな校舎、そして一人の美少女。
美少女は高次を見て、
「フフフ、あなたが中宮高次くん?」
「あっ…はい、」
美少女は高次を見る
「体細いわね、本当に武術やってるの?」
高次は筋肉質で体が細い
「はい、一応聞きますけど、あなたは…?」
「あたしは神田真里亜、今年この高校に通うの、」
「えっ?神田って…」
「そう、あたしのおじいちゃんがこの高校の校長やってるの」
「そうなんですか、」
「ねぇ、敬語やめて、なんだか他人みたいじゃない。」
「そうだね、よろしく神田さん」
「名前」
「えっ?」
「名前で呼んで、」
「あっ、よろしく真里亜」
「よろしく高次くん」
二人は校舎に入り、校長室に向かった
「真里亜のおじいちゃんってどんな人?」
「とっても優しいわ、」
ガチャ
「失礼します」
校長室にいたのはとても優しそうな老人がいた
「やぁ中宮くん、さぁ、そこに座って、」
高次と真里亜はソファーに座る
「さてと中宮くん、なぜキミが特待生に選ばれたかわかるかな?」
「いや、全く判りません」
「この高校はスポーツ高校だけあって反発派があるんだ」
「反発派?」
「そうだ、生徒会の行動を邪魔をする輩たちがいるんだ、それが反発派だ」
「でも何でオレが…」
「君の経歴を観て、いろんな武術をしているそうだね、」
「はい、柔道、空手、空手、剣道をやってました」
「そしてこの高校にはある委員会がある、」
「ある委員会?」
「警備委員、この委員はこの高校の治安、生徒会の護衛、いろんなイベントの警備が主な行いをやっている、」
「もしかしてオレがこの高校の特待生になったのは…そのためですか?」
「それもあるが、今年はこの高校を勉学も励むことにしたんだ、」
「今年のこの高校のテーマは『文武両道』ってことなの」
「だから君を特待生として選んだんだ、」
「あの…」
「どうした?」
「警備委員は何人いるんですか?」
「今年は君を入れて七人、二年、三年が三十人だ」
「けっこういますね、」
「そうだろ?まぁわたしの話はなくなった、もう教室に戻っていいょ」
「はい、失礼しました」
高次と真里亜は校長室を出た