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私のこれまでのお話
”外面が良い”
そんな言葉を何度も耳にしたことがある。
私は決してそんな気はない。
私が知らない、私の私生活。。。
今年短大を卒業し、介護業界に就職した私、鈴木杏奈。21歳。
就職と同時に、実家を離れ一人暮らしを始めた。
会社の同期は十九人。皆、配属先が別々である。
「配属先が近い同期と仲良くなりたい!」
そう思い、二人の男性と連絡を取っていた。
どちらかといえば配属先が近い一人と仲良くなり、何度かご飯に誘われたりしていた。
彼の名前は、鈴本佑樹22歳。
もう一人の彼は、水野海斗21歳は、私から誘わないと行かないような人だった。
仕事で辛いことがあっても、同期がいたから頑張れていると実感していた。
短大を卒業するとき、私は当時半年付き合った人と別れた。
意味も曖昧のまま、別れたのである。
その寂しさからか、こうして同期と連絡を取るようになったという方が、正しいのかもしれない。