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死は平等に訪れる

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 我は、万人の平等を求めしが、この世で平等なのは、

「死」だけだという事なのか?


 「人間」「エルフ」「ドワーフ」「獣人」「巨人」の

五族に「死者の王」が「死」をもたらしたように、

ついに、我が「魔族」にも「死者の王」やってくる。


 我が召喚した「異世界勇者」はいるが、

我も助力したいと思い「魔族」の城に向かおうとしたが、

ゴルビーに止められてしまった。


 召喚勇者にも勝てぬ、我では、「死者の王」に

戦いで勝つ事など出来ぬと言うのだ。


 懐かしき、我が城の見える丘から、「死者の王」と

「魔族」の異世界勇者の戦いを見守る。



 <-- 五族集結して「死の王」にあらがう -->


 我は、「魔族」は、籠城するものと思っていた。


 しかし、彼らは籠城なとせず、城にいたる開けた地に

防御陣地を築き野戦をしようとしている。


 「魔族」だけでは、勝つことは出来まい。


 すると、「魔族」の地の奥の方から、別の部隊が現れ、

「人間」「エルフ」「ドワーフ」「獣人」「巨人」の

五族がそれぞれの得意とする部隊を組み「魔族」と共に

野戦の地に布陣したのだ。


 五族の部隊も布陣すると、「死の王」が死者の軍団と共に

現れ、相対するように布陣をした。



 <-- サイクロプスはドラゴンゾンビと戦う -->


 ひと時の、静けさの後に、死者の軍団からボーンドラゴンの

一団が進み出でて、口から火を吐き威嚇する。


 「魔族」から、巨人族出身の魔族の一団が進み出る。


 先頭は、巨人出身の魔族の長サイクロプスとその仲間、

続くは、複数の腕と複数の頭を持つ巨人ヘカトンケイル族の一団、

更に、巨人と呼ぶには体が小さい、タイタンと呼ばれる

強力な一団が、炎を防ぐ盾と深成岩の閃緑岩で出来た棍棒で武装して

ボーンドラゴンたちの前に立ちはだかる。


 おお!なんという勇気、我は彼らの勇気に感動した。


 巨人出身の魔族の勇者達は、よく火を防ぎ、その閃緑岩の棍棒で

ドラゴンの骨を打ち砕き、ボーンドラゴンを撃ち滅ぼした。


 なんたる雄姿、なんたる勲し。



 <-- 「死者の王」が進み出る -->


 死者の軍団に動きがあり、「死者の王」が進み出て、

魔法師の両手杖を掲げ、詠唱を始めたようだ。


 帝国の首都で使った、「メテオフォール」で、巨人たちを

一掃しようとしているのか・・・


 「魔族」から、我が召喚した異世界勇者が進み出た。


 詠唱が終わり、空から灼熱のメテオが降りそそぐ、その刹那

異世界勇者が、その右腕を左から右に水平に振ると、

魔法は無効にされ、メテオが消えた。


 我が呼び出した、異世界勇者は、本当に勇者であった。


 人間族の呼び出した「死者の王」の魔法を無効化できるのだ。


 だが、まだこれで終わったわけではない。


 幾たびの魔術の詠唱と無効化が行われ、緑の野は、

消しきれぬ「熱」「寒気」「毒」で荒れ地と化した。



 <-- 全ての光が消え闇が支配するその時 -->


 「死者の王」の最大の魔法を詠唱し始めたようだ。


 「死者の王」の頭上に光をも吸収する暗黒の玉が

現れ、徐々に膨らみ巨大化して行く。


 この魔法が、無効化できなければ、異世界勇者も

打倒され、世界は「死」に支配される世界になるやもしれぬ。


 その場にいるもの達も、それが判っているようだ。


 五族に「魔族」を足した全てのものが、異世界勇者の勝利を願った。


 願いは、祈りに変わり、祈りは力に変わるかと思われた時、

「死者の王」の「ブラックホール」が放たれた。


この星だけでなく、星系もしくは、銀河まで飲み込もうというのか


 大魔法が発動し、ブラックホールが、「異世界勇者」を包み込み、

我ら、生きとし生けるもの全てが「死」のものとなると思われた時、

人々の祈りも頂点を迎え、その祈りが信仰となり、「異世界勇者」に凝縮すると

「異世界勇者」から高らかで、明るい笑い声が響いた。


 彼は、「死者の王」の恐るべき大魔法「ブラックホール」を、

受けたにもかかわらず、まだ、生きている、まだ、世界は失われていない。


 そして、「異世界勇者」は、笑っているのだ。


 何が起きたのだ!


 ブラックホールから、脱出できないはずの光の粒子があふれ出し、

「死者の王」の作った闇を押し返しはじめた。


 溢れる光の粒子は、輝きとなり、輝きは閃光となり

闇を払い、「異世界勇者」は「光の勇者」と成り、光り輝き立っていた。


 私は見た、「光の勇者」を


 今の彼は、「The Creator」またの名を「創造主」、

全ての生きるもの達の願いが祈りに変わり、祈りが信仰の力になる時、

彼は、「創造主」、神として顕現したのだ。


光は、闇を圧倒し、「死者の王」を死者から生者に化して、

全てを浄化した。


 残りし「死」の象徴、あまたの骨たちは、もともとの生ある姿、

骨にに肉が生まれ、死す前の姿に再生された。


「死者の王」は、元々の贄の「高貴な乙女」に戻ったのだ。



 <-- 創造主と我 -->


 創造主が、「死者の王」とその死の軍団を、聖者に再生した後、

我は、ひざまずき、我が「主」が来るのを待った。


 我のした事を思えば、我には、神罰が下されるのが

正しいと思ったからだ。


 覚悟はできている。


 「主」の栄光により我らは救われたのだ。


創造主は、我のもとに来て、こう言った。


 召喚者ょ!


 導くものよ!


 よくぞ、その使命を果たした!


 「死者の王」は高貴な乙女にもどり、

「魔族」は「五族」と交わり、彼らは一つになったのだ。


 そなたの望み、かなったな。


 おお!


 おおおお!!


 我の願い「誰もが平等に生きる世界」の誤りを

生きる物に平等なのは「死」しか無い事を示し

我らが、それぞれの力を合わせて生きる世界、

「誰もが自分の持つ力を発揮し公平に生きる世界」を示されたのだ。


 喜びで、涙がこぼれ、涙が大地を潤す。


 「主」よ、我が願いかないました。


 我は、喜びから、顔を上げ「主」の顔を見た。


 そして、その時「主」の後ろに従う八人の天使と、一人の女神を見た。


 皆、見覚えのある面影をしていた。


 召喚魔法の鍵になったもの達と贄になった、我が娘ジェーン。


 「主」よ、創造神よ、感謝いたします。

「異世界召喚戦記」魔王編を、読んでいただき

ありがとうございます。


「異世界召喚戦記」魔王編は、召喚魔術を使った

魔王の視点によって書かれた物語で、そのため

魔王の見た事、知りえた事しか、書かれません。


現時点で足りない事

なんで異世界勇者は、魔王を追放したのか !

魔王が活動する裏で召喚勇者が何をしていたのか!

など、賢い皆さんには、解ってしまっているかもしれませんが

いずれ書くかもしれない「異世界召喚戦記」勇者編で

勇者視点で描かれた時に明かせたらいいなと思います。

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