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「死者の王」VS「生きとし生けるものたち」

<<- 「死者の王」VS「生きとし生けるものたち」 ->>



 我は、「死者の王」と死者の軍団の事を

超大国のヴァレンチン帝国に告げるため道を急いだ。


 途中いくつかの王国を抜ける事になるが、

死者の軍団を止める事が出来るのは、

ヴァレンチン帝国以外は考えられず、

我は、他の王国にはいかず直行した。


 普段は街道は、商人や旅人で賑わうはずだが

移動中は、他の旅人と会わなかった位に

街道は静まり返っていた。


 <-- ヴァレンチン帝国 -->


 帝国に着き、そのまま、アガレス王国で起きた

事件を告げるべく、帝国の軍司令部に急を告げに行った。


 門衛に軍事に関する重大な事件を知らせに来たと告げると

別の部屋に通され担当士官の来るのを待った。


 やがて、やって来た軍団の百人将が聞き取りに来て、

あらましを話すと少し考え、待つように言われた。


 その後、軍団の補佐官が来て、その場にいたのかと聞かれ

そこから逃げ、そのままここに知らせに来たと告げた。


 補佐官は、我々が受けつつある情報とほぼ一致すると言われ

通ってきた途中の国の話になり、途中の国にも大事があり、

ここにすぐに来たのは、御身にはよかったかもしれないと言われた。


 まだ、詳しく聞く事もあるので、我とゴルビーは、

軍の駐屯地の士官区画の一室に宿泊するようにといわれ

案内の兵士に連れられ割り当てられた部屋に落ち着いた。



 <-- ゴルビー話す -->


 食事を取りながらゴルビーと帝国軍の事を話した。


 帝国軍は、アガレス大国とは違い、多数の魔法師を有していて

魔法師も火(炎)、水、風(風)、土(地)、雷(電気)の

五大属性ごとに専門家がいるようだ。


 火(炎)は、スケルトンなどの不死の生き物には特に有効である。


 帝国軍は、「不死の王」の軍隊をくい止め倒す事が出来るだろう。



 <-- 「死者の王」、死者の軍隊と現れる -->


 軍の駐屯地に「死者の王」が軍隊を率いて現れたと

知らせが来たようだ。


 整然と隊列を組み、軍事物資、輜重を馬車に乗せ

まるで訓練に出枯れるかのような気楽さで

帝国軍は、開戦の場所に向かって行った。


 こちらの方が数も多く、相手を取り囲んでせん滅するのに有利な

くぼ地の真ん中を通る道の両脇の高い場所に陣取った



 <-- 帝国軍の軍容 -->


 帝国軍の一軍団で、一軍団は五千人前後で

歩兵八大隊、騎馬二大隊に構成され、一大隊は五百人前後で、

騎馬大隊は、五つの百人隊で編成され、

歩兵大隊は、三つの百人隊、一つの弓兵百人隊、

一つの弓魔法混成百人隊で構成されており

我とゴルビーがいるのは、混成百人隊の魔法師隊で

魔法師の一団と行動を共にしている。


 魔法師は、五十人位いて、一属性につき十人位で構成され

魔法師護衛の、剣士二名、弓使い二名、魔法師六人で構成され、

魔法師は、マスタークラス一名サブマスター二名、ベテラン三名だ。


 要は、火属性、炎使いの魔法師で一軍団に六名、

今回出撃したのが五軍団二万五千人いるが、炎使いは三十人

全体としては、少ない気がするが、風使いが協力して

火炎効果を増大させることで強化するらしい。



 <-- 死者の王VS帝国① -->


 死者の軍団の先鋒がやって来た。


 スケルトンの一団である。


 その武装を見ると生前の職行衛が垣間見れる気がした、


 手に鉈、短剣、斧などしか持たないのは市民だろうか、

兜と胴鎧を着ているのは、兵士だろうか、よく見れば殻竿や

ピッチフォークを持つ者もいる、農夫や酪農家であろうか

また、スケルトンホースに乗るナイトまでいるようだ。


 戦闘に先立って、歩兵と輜重兵の一部で、木と木の間を

縄でつなぎ、敵が素早く進軍できない仕掛けを施し、

その前面に土魔法師がポイズン・スワンプの魔法陣を仕掛け

動くものが掛かったら発動して、生き物には毒を、

スケルトンでも沼効果で動きを遅らせるようにした。


 準備は万端だ


 帝国軍の万全の準備は功を奏して、スケルトン軍団の

足を止め、そこに炎の魔法師たちが、ファイオーウール

ファイーボルトを使い灰に還した。


 スケルトン達を、帝国軍の魔法師の炎魔法で退けることに

成功したのだ。


我々は「死者の王」に勝てるかもしれないと希望が宿った。



 <-- 死者の王VS帝国② -->


 まだ、戦いは終わったわけではない、


死者の軍隊の第二陣は、スケルトンナイトとボーンメイジを繰り出し

遠方から帝国軍の魔法師を狙いだした。


 一時はしのいだが、更に、ボーンドラゴンなどのアンデットモンスター

ボーンジャイアントなどの強力な死の軍隊が出てきて野戦では

無用の死者を出す恐れがあるため、強力な炎魔法を使い

相手後退させてから、順々に引き、城塞都市に帰り籠城する。



 <-- 死者の王VS帝国③ -->


 籠城した帝国軍に、「死者の王」が現れ、大魔法「メテオ・フォール」で

帝国の城壁を破り、そこに、ボーンドラゴン、など強力な

アンデットモンスターが突入した後に、スケルトン達がなだれ込む


 軍団もこれを撃退する事が出来ず死者を出し、

死者は「死者の王」の魔法でスケルトンになり

首都は壊滅してしまう。


 五万の軍団兵と十万の首都の住人が死に、その死体が

アンデッドに代わり、死者の軍隊は軍団となり脅威は更に増える事になった。


 我はその前に主都を抜けて丘から戦いの様子を見ていた。


 ゴルビーが、死者であれば聖魔法で倒せるのではと言い出し

我々は、帝国の滅亡の報を持ち聖王国の聖女に知らせるべく

道を急いだ。


 <-- 死者の王VS聖王国 -->


 あの帝国の軍事力でも「死者の王」を負かすどころか、

膠着し足止めすることすらできず、戦死者がさらに

「死者の王」の兵力を増やす事になってしまう。


 力だけでは、勝てぬ。


 我は、ゴルビーの提案を受けて「聖王国」に急を告げに行く。


 聖王国を治める聖魔法をの使い手「聖女」様であれば、

死を払い、死者をよみがえらせ、軍団の数を減らし、

「死者の王」の軍団の力をそぎ、あわよくば「死者の王」を

倒せるのではないかと思えたのである。



 <-- 聖王国 -->


 聖王国の正しき名前は、サークレーニョといい、

首都は、サンクセーデと呼ばれいる。


 サンクセーデは、サンクセーデ丘の上に建ち、

左側をトラビス側が流れ都を守っている


 首都の中心は、サンクセーデ大聖堂があり、

都市の右側には、二つの守護城に守られている。


 我は、ガンドルフ宮殿の聖庁舎に行き、

アガレス王国とヴァレンチン帝国で起きた事を

詳細に語った。


 我は滞在を許され、宿をあてがわれそこに泊まった


 宿でゴルビーと食事をとっている時、隣の旅人が噂話で

現聖女様は、一年前に亡くなられた聖女様が

異世界から召喚した何て事を酔った勢いなのか

ツバを飛ばしながら話て聞き手に滅多なことを

言うんじゃないとたしなめられていた。


 召喚魔法、まさかそんなことと我は自嘲気味に思った。



 <-- 死者の軍団 進軍せず -->


「死者の王」も死者の軍団も「聖女」様を恐れて

聖王国に近づく様子はうかがえないようだ、

奴らもさすがに力押しをしてこないのだ。


 この少しの平穏の間に、「死者の王」への

対抗策が講じられれば、平和も訪れるかと思われた。



 <-- 聖女暗殺 -->


 日が昇り、鳥がさえずる中、今日も良き日であるかと思われた。


 聖堂の鐘が、朝の礼拝を知らせ、人々は神に祈りをささげるために

聖堂へと足早に向かう様子がうかがえる。


 聖堂に人が集まり、神をたたえる讃美歌が流れ始めたその時、

大きな爆発音が、各所の聖堂で聞こえた。


 人々は、わめき、叫び声をあげ、怪我をした人が呻き、

助けを呼ぶ声、様々な騒音が町中を駆け抜けた。


 我々は、安心しすぎていたのだ、「死の王」は決して

その歩みを止めたりしないのだ、卑劣な策略を持って

聖女様と神官たちを狙いその排除を実行したのだ。


 聖女様と神官たちが亡き者になれば、奴らは聖王国をも

飲み込むであろう。


 我はゴルビーを急がせ、すぐに聖王国を後にして

離れた丘の上から様子をうかがった。


 「死の王」とその軍団は進撃してきて聖都に攻撃を加え

聖女様と神官団を欠く聖王国軍にはその攻撃を受け止めることは出来ず

「死者の王」は「聖王国」をも滅ぼし死者の軍団を増やしたのだった。



 <-- 魔王大いに嘆く -->


 その様子を、我はなすすべもなく見ていた。


 わが心は悲嘆にくれた。


 我は・・・、


 我は、いったい何をしたのだ。


 我は、異世界勇者に「魔族」が、五族と平等になる事を

求めただけだ。


 しかし、始めの勇者には、その力を持って国を追われ

その勇者を倒すべく、差し度召喚を試みるが、

人間族の醜き欲は魔法さえも歪め「死者の王」を

召喚してしまった。


 我が「異世界勇者召喚」魔術を使ったりしなければ

このような事にはならなかったのだ。


 しかし、嘆いている場合ではない

このままでは、「死者の王」によって、五族どころか、

生者の世が終わってしまう。


 「死の王」は、次々と五族の国々を滅ぼしさらに

強大になっていき、ついにその魔の手が・・・

「魔族」迫っているのだ。


 ゴルビー、我らは、・・・、

懐かしき、我が国に戻るのだ

我には何が出来るのか

何をしたら良いのか・・・。

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