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勇者召喚

<<- 01 勇者召喚 ->>


 この世界は、

「人間」「エルフ」「ドワーフ」「獣人」「巨人」の

五族が支配する世界だと言われている。


 しかし、五族に入れない「魔族」という種族が

存在するのだ。


 魔族」は、五族に生まれしが、

体や能力がその種族の一般的なものと異なり

極端な偏りが忌み嫌われて、異形種として差別され

虐げられているのだ。


 コミュニティから、はじき出された彼らは、

この五種族から隔たった辺境に集まり、

互いに身を寄せ、助け合って生きている。


我は「魔族」王である。


 そのような、五族ならいを変えるために、

いかにせんと考えしが、武によって相手を支配し

従わせるしか現状を変えることは出来ない、


 そのために、我らの軍を率いる

強き勇者を必要としているのだ。


 しかし、我ら「魔族」の中より、勇者を育てるのは、

資質も、時間も、余裕も無く、我らが優れる魔法で

異世界から「勇者」を召喚する事を思い立った。


 <-- 魔族会議開かれる -->


事をなす為、主要なものを呼び会議を開いた


 人間族出身の魔族の長、体に鱗がある

占いにたけた魔女のマリーン。


 エルフ族出身の魔族の長、エルフらくない

大きな体でがっちりとした肉体で、

魔力をまったく持たない男エルフのコナン。


 ドワーフ族出身の魔族の長、

ドワーフに魔法使いはいないと、

ドワーフからはじき出された、

魔女のメ・ルモ。


 獣人族出身の魔族の長、銀色の毛並みが美しい

尻尾のないのを獣人らしくないと弾き出された

オオカミ女のウルリーケ


 巨人族出身の魔族の長、一つ目であることが嫌われ、

異形として、追われたサイクロプスのアン・ウイ。


我をいれ六人がそろった。


 我は、五人に我の考えを告げ、実現するには、

「異世界勇者召喚」しかないことを説いた。


 賛成は三人、男エルフのコナン、オオカミ女のウルリーケ、

サイクロプスのアン・ウイ。


 反対派二人で、魔女のマリーン、魔女のメ・ルモ。


 我の提案は、可決となり勇者召喚をする事と相成った。


 反対した、魔女のマリーンは、確認に、

勇者召喚魔法には、魔法具「八葉の鍵の杖」の

制作は必定でその材料について語った。


ま た、魔女のメ・ルモも、魔法陣の材料と

その(にえ)について語った。


 我らの意志が揺るがず、魔法具の材料、

魔法陣の材料、(にえ)をどうするかが語られ

我ら六人はそれを受け入れ実行する事となった。



 <-- 「八葉の鍵の杖」と「魔法陣」と「(にえ)」 -->


 いにしえの古き魔道の書によれば、「異世界勇者召喚魔法」に、

必要なのは、魔法具「八葉の鍵の杖」と「八葉の魔法陣」と

(にえ)」である。


問題は、素材が何かである。


 「八葉の魔法陣」の素材は、清き乙女の血。


 「八葉の鍵の杖」の鍵の素材は八人の高位の魔法師だ。


 「(にえ)」とは、高貴な乙女である。


 「八葉の魔法陣」の素材「清き乙女の血」は、白羽の矢を使い、

八人の清き乙女を選びその血を集めた。


 白羽の矢とは、白い尾羽の矢を白の一番高き尖塔から

四方八方に射かけ、白羽の矢が屋根に刺さった家の

乙女を選ぶという選定方法である。


 八人の魔法師は、白羽の矢で決めるのは難しい。

魔法師、それる行為の魔法師は白羽の矢で決められるほど、

多くは無いのだ。


 各出身魔族の中から、高位の魔法師を選定し、訳を理解し

賛同してくれるものでなければならない。


 人間族出身の魔族からは、魔女のマリーン、とその夫の魔法使いボルト。

マリーンは人間族出身の長として、また、決定に携わった責任から、

わが身を捧げるつもりでいた。

 ボルトは、妻を支えるため、また、妻のいない世界で

生きるのを否定するため、その身をささげる決心をした。


 エルフ族出身の魔族からは、男エルフのコナンの妻、

魔女の長メーデイアとその娘の魔女ヴァレリアと魔女ナタラ。

 メーデイアは魔法に長けるエルフ族として、

魔法の才のあるものを指導する立場にいた。

 出来れば、我の補助魔法師として儀式を手伝って欲しかったが

彼女の強い意志で、その身とそのお子らを「魔族」の為に、

ささげる事にあい成った。


 ドワーフ族出身の魔族からは、魔女のメ・ルモ

ドワーフの魔法師は、彼女しか存在しない。

 彼女は、同族の為に、その身を捧げる事と、

ドワーフ唯一の魔法師である事を誇りに思ってくれた。


 獣人族出身の魔族から、オオカミ女のウルリーケの息子の魔法使いエンリケ

獣人の魔法師も少ない、優れた身体能力には魔法など必要ないのだ。

 彼は、母の決めた事を実現するためその身を捧げるのだ。


 巨人族出身の魔族から、魔女カサンドラ

彼女は、その優しき心と同族の為、また、高位の魔法師の誇りにかけ

自らを「魔族」の為にささげるのだ。


 沢山のもの達の勇気ある決心のもとに、「八葉の鍵の杖」は、

完成した。


 残るは「(にえ)」となる「高貴な乙女」である。

 我は、我が愛するの娘、ジェーンと話をした。

 この世に「高貴な乙女」とは、魔王の我の娘しか存在しない。

 我の心も、彼女の心も、ちぎれんばかりに苦しい物である。

 彼女は、高貴な乙女としてわが身に降りかかる不幸を、

笑顔を持って受け入れたのだ。


「魔族」に栄光あれ!


 <-- 我、勇者召喚に成功す -->


我は、我が「魔族」を「五族」のもの達と「平等」にするため


 「八葉の魔法陣」を清き乙女の血より作り、

「八葉の鍵の杖」を八人の高位の魔法師からの鍵を作り、

(にえ)」として、最愛の娘を捧げるのだ。


準備は済み、時は満ちたのだ。


 時とは、五月一日「魔女の日の夜」だ。

 「魔女の日の夜」は、魔法の力が高まり、

大魔法の成功率も上がるのだ。


 「魔族」魔法師が集まり、「八葉の魔法陣」を取り囲み、

「異世界勇者召喚」の呪文の序唱が大人数の合唱で、

うねりの様に、低く長く響いていく。


 呪唱しか聞こえない中、我は祭壇に近づき、

「八葉の鍵の杖」を手にして、序唱の終わりを待つ。


 祭壇には、「(にえ)」の我が娘か横たわっている。


序唱が終わり、静けさが訪れた。


 我は、本呪を、朗々と高らかに唱え始め

徐々に高くなりると、魔法陣のオクタグラムに光が走り、

その頂点に炎のような揺らぎが生じる。


 呪はもここからだんだんと低くなり、

(にえ)」が光り始め、「八葉の鍵の杖」の鍵が

起動し、一つずつ、異世界の鍵を開ける度に、

オクタグラムの頂点の炎のような揺らぎが、

光の柱へと変わり、最後の一つが開けられた時、

(にえ)」が強烈な光を放ち全てが光に満ちた。


 それが去った時、「(にえ)」は一人の男に変わっていた。


成功したのだ、異世界から勇者を召喚したのだ。


我らは事をなしたのだ!



 <-- 我、必ず我が民を救う事を誓う -->


 召喚から一週間、彼は目覚めなかったが

ついに、彼は目を覚まし、我は彼と話をして

彼のすべき事を話し、彼は理解し了承した。


よって、彼のお披露目を新たなる「魔族」の

五族出身の長と主だったもの達にするべく

日を決め、皆が集まった。


 ここまでにどれだけの犠牲を払ったのか、

その犠牲を払った価値があったのか決まるのは

これからの彼自身の働きによるのだ。


 彼が導かれ、我が前に立ち、我が彼を紹介した時、

彼は、我に逆らい、声を上げた、我は彼を召喚した

魔法に元ずく高速呪文を唱えたが、それよりも早く

彼のこぶしは、我の顔に当たり、我は意識を失った。


 目が覚めると、我は大きな木の幹の近く、

葉影のよらめく光の揺らめきの中で目が覚めた


 どうやら我は、異世界勇者に負け、「魔族」の国から

追放されして待ったようだ。


 わが身の不運を嘆くとき、我に従う者が現れ

我が望みを果たすべく、異世界勇者を倒せる

真の異世界勇者を、もう一度召喚するように

と薦めるのであった。


しかし、再度、三つのもの、「八葉の魔法陣」

「八葉の鍵の杖」、「(にえ)」が必要になるのだ。


 三つのものをいかにして手に入れるのか?

 そのためには、どこかの国と手を結ぶしかない。


 そのような国とは・・・。

 そうだ、新興の軍事王国がある。

 あの国であれば、超兵器のような「異世界勇者」を

欲しがるであろう。


我は、我に従う者と新興の軍事王国を目指し旅だったのだ。

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