③Phan-tom ~ 怪盗 ~
これは【君は】と【嘘つき】のパロディ。
実は、【君は】に出てくるチームAは怪盗の設定で、昔……小説を書いたことが。
少し、恥ずかしいので省きますが……他にもチームがありました。
追いかけるのは、警察です。明らかに、何かの影響を受けております。
ここでは、そんなベタな設定でイチャイチャをしてもらいましょう。
ささ、麗季……覚悟は、いいかな?
「え?今更、小学生の設定なの??」
幻
任務室に、小学生のAYA(ここは、これで♪)と麗季が招集を受けた。
「チームAよ、本日の任務を伝える。」
頭を押さえながら、麗季はボスをちら見。
「ボス、お腹が痛いので……」
明らかな仮病に、にっこり。
「AYA、逃がすなよ?この物語は、麗季が犠牲なのだから。」
そんなボスに、魔性が成長中の彼女は元気に答えた。
「はい。鬼畜な彼に、引き渡します♪」
ニヤリ……麗季に、意味深な顔。
「待って!私達は、捕まったらいけないのよね??」
寒気を感じた麗季。必死でAYAを揺する。
ボスは、そんな麗季の様子に満足♪
「誰が決めたの?さぁ、任務にGO!!」
「いぃやあぁあああ~~~~!!」
任務地は、とある有名な美術館。予告状も、当然出しております♪
予告状を受けた美術館に、たった二人の配置。
いるのは、優貴と羊二
「おい、ヒツジ……お前宛だぞ?」
ヒツジと呼ばれる鬼畜な彼は、ここでは(?)真面目。
「……優貴さん、仕事中ぐらいは羊二でお願いします。」
そう、基本は真面目……な、はずです。
封筒は、誰でも見えるように開いています。宛名もありません。
渡す優貴は、ニヤニヤしています。
「……予告状と言うより、お前を煽っている感じかな?」
意味が分からないヒツジは、封筒を受け取りました。
「??」
『刑事役のヒツジは、大人かな?でも、小学生を捕まえたら……くふふ……』
それを見たヒツジは、少し嬉しそうに正論を……
「これ、正体をバラしてないか?」
段々、遊びの要素が……
え?最初からですか??
「パロディだから、いいんじゃね?」
優貴は、いいコトを言いましたね♪
「ふふっ。小学生か……くすくすくす……」
ヒツジの本性が……OK出るのかな?
暗い美術館。
麗季の足が止まります。寒気が……
【ガシッ!!】
同時に、気配の無い後ろから……体が抱きしめられました。
匂いは、愛しい人……なのに、恐怖を感じます。
「あっさり捕まった!!AYA、どこ?」
抵抗を始めましたが、あっけなく床に押し倒されました。
「あぁ、優貴さんと消えたよ?絵は、優貴さんがボスに送ったし。」
くすくす……と、本気モード。いえ、鬼畜モードが全開です。
「ちょ?!それ、この話のタイトルになってない!!」
怪盗……ですか?
ヒツジ、説明をしてあげてね♪
「ふ……だから、幻だろ?」
声に、色気を感じるのは何故だろう??
「さ、小学生の麗季……覚悟はいいかな?俺、いけない気分だ。結局、手を出したのは高校生の体だからね……」
「いや、キスマークつけたよね??」
「……小さい。壊してしまいそう……」
「止めて、離婚するわよ?!」
END




