表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
⑫‐D【全シリーズ】感謝短編ほか  作者: 邑 紫貴
2.【旧】おおかみは羊の皮を被らない

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/75

①短編(大上家シリーズ感謝)


希東けひがし高等学校一年生。

大上おおがみ 遠矢とおや


「トオヤァ~~!おはよう。」

女に群がられるのは、好きじゃない。が、お年頃。

呪いなんか、くだらない……。

ふんっ。何が、一生の相手だ。キスさえしなければいい……。

でも注意しないと、綺麗とか可愛いとかの認識が出来ないから……

「トオヤ!ブス専って……本当??」

これは、嫌だ……。


一生の相手は、判るって言うが……可愛くない子だったら……。

【ドンッ】

「きゃっ……」

衝撃と、可愛い声……。

足元に、可愛いレースのパンツ……

「大丈夫……?」

「は……ひ。」

へへっ……と、笑う。

か……わいい??

手を差し伸べた。その手を取ろうとして、前に倒れこむ。

……。ドジ??

「い……たい……」

だろうな。俺は、彼女を抱き上げた。

いい匂いがする。

「ありがとう……」

制服のリボンが、青……

「さ……3年生?」

地面に下ろし、立たせる。

まるで、小学生??

「むう。助けてくれたから、我慢する。先輩に、失礼よぉ?これでも、150センチあるんだから!!」と、えらそうに。

制服には、土が……たくさん。

「ははっ。おもしれぇ……。」と、子供を扱うように土を払ってやる。

「……ん?」

「ど……どこ、さわってるのぅ~~?!」

【バシィ~~ン】

小さい体の、どこに……こんな力が??

顔を叩かれ、走り去る彼女を見ながら……笑った。

確かに、高校生だ……。ちゃんと、胸は育っている。

はぁ……

??息が切れる。何だ……?胸が……苦しい……。

はぁ……はっ……

近くの壁にもたれる。匂いが……まだ……

「……っ……」

欲しい……彼女が……


『必ず見つける。一生に一人の対なる者。手に入れろ。どんな手を使っても……。呪いが、刻む……』


……これが、伝承?彼女が……俺の?

くくっ。これが、初めての欲情……。そうだな、彼氏がいたって……容赦しねぇ。

絶対に、手に入れてやる。覚悟していろ?

どんな手を使っても……。くくっ……楽しみだ。

まずは、契約だよなぁ?緑色の目……か……


「あぁ、可愛いよなぁ~~。美彩みさ先輩!」

クラスの奴に訊いてみた。

よかった、呪いに誤魔化されてはいない。見た目通り、可愛いんだ……。

どんな手を使おうかな~~。俺のもの宣言風にいってもいいか……。

彼氏がいるなら、丁度良い……引きずり出してやる。奪ってやる!

「大上、上機嫌じゃないか?何か、いい事あった??」

「あぁ。もの凄く……」


三年のクラス。平気で足を運んだ。

「美彩先輩います?」

その辺の人に、訊いた。

「あぁ、校舎裏。告白……って、お前も?」

昼休みの校舎裏……告白って事は、彼氏はいない。

俺のもの宣言は、後回しだ……。


人影を見つけた。

「はい!お願いします……。」

えっ……??

そこには、顔を赤らめ……微笑みあう二人。

「美彩!そいつは、誰だ?」

固まる男……俺の睨み……

多分、年上……

「あれ……その、ご……ごめんなさぁ~~い!」

青ざめ、走り去る彼を……美彩は、呆然と見ていた。

「……で……何で?!」

勢いよく振り返り、俺を睨んだ。

「美彩だとぉ?いつ、呼び付けしていいなんて??……酷いよぉ~~。最近、みんな……付き合いだしたから……。真面目そうな人と……ううっ……うぇ~~。」

泣いた。

可愛い。死ぬほど……胸が……苦しい。

優しく抱きしめ、涙の零れる目元にキスをした。

「やぁ……触らな……で……っ……」

はぁ……興奮する。もっと、泣かせたい……。

駄目だ、ここは……押さえて。

「ごめんね。じゃ、僕と付き合ってよ。」

自分で言って、笑いそうになる。

「……ぇ……?」

間抜けな眼……見つめる……俺を……

我慢、出来なかった……

【チュッ……】

美彩の唇に、出来るだけ……そっと……重ねた。

幸せで満たされる……。間違いない、俺の……一生の相手だ。

「なっ……み……緑色……の目??」

彼女の見開いた目に、俺の顔が映る。

「あ、俺……大上 遠矢。噂、知らない?キスしたら、一生の相手になるから!」

「……嘘でしょ?変な、ウワサ……だと……。い……いやぁ~~」

可愛い……。

「美彩……。ね、いい?」

「なっ……何が??」

「え?だって、こんな人がいない所。」と、手を胸に触れる。

「い、いいわけない……っでしょぅ??」

手は、勢いよく飛んでくる。が、二度目はない。

【パシッ】

軽い音は、彼女の手が……俺に捕まった音。

ニヤッ……

「いや……。」

緑色の目を逸らすことが出来ないように、木に押し付ける。

「や……見ないで……」

「美彩……俺のものになって……」

唇を重ねるが、口を硬く閉ざして抵抗する。

「可愛いなぁ……。どうしても、欲しくなるよ?そんなことされると……」

唇に、舌を這わせ……強く押し当てる。

息が出来なくなるように……。

「ん……んん~~」

抵抗が弱くなる。

「っ……はっ……んんっ……」

息継ぎに、口が開いた……当然、舌を入れる。

気持ちいい……

「っ!!」

舌を噛まれた。

はぁ……はぁ……息が切れる。

美彩は泣きそうな顔で、唇を手の甲で押さえながら……睨む。

匂いが、薄れる。まずい、やりすぎたか……?

「ごめん。美彩、今日……甘いものご馳走するから。」

「……!」

明らかに、嬉しそうな顔を……一瞬。

可愛いなぁ……美彩、隙だらけだ。

餌付けして、安心したところを喰ってやる……


数年後。

「ね、何……笑ってるの?」

「いや、思い出し笑い……。」

「そういうのは、Hな人なのよぉ?」

「正解。よく知ってるね。ご褒美に、ちょっと……おいで?」

「やっ、おいでって……。何で、来るの??駄目よ!子どもたちが……あれ?」

「空気読める子どもは、誰に似たのかなぁ?」

「円華、円華は??」

「いないよ。君の味方は、……くすっ……俺だけ……」

「いやぁ~~。離してぇ!嘘よぅ、味方なんて!!」

「何年たっても……ずっと、可愛いね。食べたいなぁ?」

「ちょ、どこ触って……!!」

乱れた服に、白い肌……。

「ね、美彩……知ってる?おおかみは羊の皮を被らない。」

「へ?」

色っぽい眼……可愛い……。

「だって、美彩……隙だらけ。小細工なんていらないし?」

「て、ここ……リビングよ?!」





end

これは、現在のシリーズに掲載する前に書いた短編。

美彩の話し方とか雰囲気も違うような?懐かしくも恥ずかしい(遠い目)

シリーズ1~4累計3万PV突破

(当時の拠点は携帯小説サイト←文字数かなり少なく200ページくらいで掲載)

全作品で50万PV突破の記念で書いた一部らしい。←発掘

ページ数が多いとはいえ、全盛期ですね(遠い目)

稚拙な”……“乱用は編集せず掲載。ご了承ください!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ