②痕
タイトル『大胆!?』
参考作品【かぐや】保志side
昨日のイチャイチャ……思い出しては、ニヤリ。
隣を歩く歌毬夜を見つめ、満足を味わう。
「歌毬夜、こんな男とは別れた方が良いよ?」
げっ……誠志じゃねぇ~か。面倒臭いヤロウが来やがった。
「ふふ。誠志、意地悪を言わないで!」
未だに、歌毬夜はコイツに甘えるんだよな。ちっ!!
「……小さい男は、嫌われますよ?」
「うるせえ!!歌毬夜は、俺のだ。」
睨んで、威嚇する。
【バシャッ】
……!?突然、上から……水!?
「きゃぁ~~、ごめんなさい!!」
校舎のベランダから、バケツが斜めになったのが見える。
「ふっ。水も滴る……何とかですね。くすくすくす。」
いちいち、ムカつくんだよなコイツ。そんな言葉を、わざと選んで……性格悪いぜ。
濡れた制服が気持ち悪くて、上半身裸になる。
「きゃっ!!保志、こんなところで……」
顔を真っ赤に、視線を逸らす歌毬夜……可愛いなぁ。
「ん?保志くん……肩のソレは、歯型……?」
歯型って……噛みついた痕……
「きゃぁああぁ~~~~!!」
【バキッ】
俺の腹に、ぐ~パンチで逃げて行く歌毬夜……
て、え?昨日……の??マジで!?
逃げられたのに、何故か顔が……ゆるんで……誠志の指差した辺りを撫でてニヤけてしまう。
「うぜぇ……」
誠志の毒吐きも気にせず、甘い時間に酔いしれた。
『過激に!?』視点:作者(紫貴)
登場人物:保志・羊二・遠矢・采景・草樹・円華
さて、肩の噛み痕を自慢しようと羊二を捕獲。
軽いトラウマ(【嘘つき】参照)がある羊二は、嫌々……保志の家に入る。
「ただいまぁ~」
保志がリビングに入ると、遠矢がワイシャツ姿で台所に立っています。
「あれ、父さん?仕事は……」
「あぁ、今日は……ん?」
保志の後ろに、隠れるような羊二。ちょっと、震えています(笑)
「お邪魔します。」
「何だ、珍しいね。保志、無理やり連れてきたのか?」
視線を逸らし、遠慮気味な羊二に苦笑する。
「あぁ!父さん……ちょっと、ワイシャツ脱いでみて!」
目を輝かせ、息子が急かすので不思議そうにネクタイに指をかけ……スルリと外す。
手際の良さに、何故か……二人は釘づけ(笑)
遠矢は、ボタンを上からベルトの辺りまで外して、ワイシャツの裾をズボンから勢いよく出す。
ハラリと肩まで露わになりましたよ。
「母さんも、一応……愛情があるんだね。」
遠矢の胸元に、数か所のキスマーク。
保志の評価に、遠矢は苦笑。
「ははっ。珍しいよ……ちょっと、取引先の社長が女性でね。香水に嫉妬したのかな?」
嬉しさをさらけ出す父親に、対抗したのか保志……
高校指定のTシャツに腕をクロスさせて一気に脱いだ。
「見て見て、これ!」
子どもの様に、ドヤ顔……
「へぇ……大人しい歌毬夜さんがねぇ。大胆じゃね?」
じっと、見つめ……視線を羊二に向けた。
目が合った羊二は、そっと視線を逸らす。
「ふふ。羊二くん……脱いでみようか?」
遠矢には、逆らえません……
渋々、制服のネクタイに指をかけます。
不器用に、裏側の端をギリギリまで下げ……首から抜くようにネクタイを外してソファーの上に置く。
何故か、そのネクタイを見つめる2人。
「羊二……お前、ネクタイ……まさか、自分で出来ないのか??」
保志の図星に、少し照れながらコクリと……うなずいた。
ボタンを上から外して、途中で面倒臭くなったのだろう。
肩から下に真っ直ぐ、前が肌蹴る程度で上着をずらし一言。
「キスマークは、ないよ?」
2人は、何故かホッと息をもらす。
首を傾げ、羊二は2人を交互に見つめた。
【ガチャリ】
リビングのドアが開いて、采景の登場!!
羊二の表情が固まります。年下の采景が苦手(爆笑)
羊二を発見した采景の不機嫌な開口一番。
「何で、鬼畜が家に居るんだよ!」
視線を逸らし、羊二は小さな声で敬語の挨拶。
「……お邪魔、しています……」
そして、恨めしそうに保志に目で訴える。
采景は、学校の寮に入っているので週末にしか帰らないはず。そう、説得されて渋々……来たのに。
「てか、何だよ……このカオス」
でしょうね。男三人が上半身、裸(笑)
「あぁ、采景……お前も、脱いで見せて見ろ。」
保志のご機嫌が珍しく、兄貴loveな采景……
デレて、ブツブツ言いながらもネクタイに手を持って行く。
采景の学校は、ネクタイがスナップ。ブチリと取り外し、ボタンもスナップなので……
下から一気に力を入れると、簡単に前が肌蹴ます。
しかし……
「うわぁ~~采景、色……真っ白♪スベスベ……」
草樹が首元に抱き着いていたので、右側は見えない状態の中途半端。
「あんまり見えないけど、心臓の上にピンポイントか。それも、ちょっと……怖いな。」
保志は苦笑して、ニヤニヤ……
「何、キスマークとか見せ合ってたのか?」
采景の質問に、嬉しそうな保志……
またしても、ドヤ顔で采景たちに肩の噛み痕を見せる。
「へへっ。俺は、噛み痕……良いだろう?」
自慢した保志に、遠矢が口をはさむ。
「何だ?噛み痕の自慢だったのか……それなら、俺にもあるぜ?見せられねぇ~けどな。」と、下に指差す。
足を組んだ間のソコです……
全員が、無言で遠矢に視線を向けた。沈黙が数秒……
その沈黙を破るように、リビングに入って来たのは円華。
「ぎゃ!?なっ……何、皆……何で、裸なの??そんなに今日、暑い?外を歩いてきたけど、ここ……丁度いいわよ?男性は、体温が高いの?温度、下げたら良いのに。」
何も知らない円華。
遠矢のもたれている机に、冷房のリモコンを見つけて手を伸ばす。
遠矢、何を思ったのか……円華の手を捕らえる。
「え?何……」
一瞬の間……遠矢が円華のブラウスに指を入れて引き裂いた。
【ビリリッ……ブチブチ……】
撫でるように、肩を両手が滑って……白い背中を晒す。
「う……ぎゃぁああ!?」
慌てて、服を手繰り寄せ……涙目。
「お、お父さん……?酷い……うわぁあ~~ん!!」
リビングを走って逃げる円華を、全員が目で追った。
姉loveの采景も、さすがに尊敬の眼。
「……すげえ……さすが、嫉妬の諷汰さん。」
保志が羨ましそうに呟いた。
「背中、見えただけでも噛み痕が3つ。キスマークも半端ない……」
羊二は無言。遠矢は苦笑。
「前も、すげぇ~ぞ?古いのから新しいの、消えそうなキスマークだらけ。」
そんな中、草樹の視線は羊二を見つめる。
「……俺、疑問があるんだよね♪」
采景から離れ、ソファーに座った羊二の肩に手を置いた。
「何だ?キスマークは、無いって言ってたぞ?」
保志が、今回の鬼畜は面白くないと笑う。
「ま、俺はそんなのがあれば……許さないけどね?」
睨んだ采景に、視線を逸らして震える羊二(笑)
草樹が羊二の肩をグイっと、皆に背中が見えるように押さえつけた。
羊二の背中には、いくつもの引っ掻き傷。
……。
「こ、このっ……鬼畜があぁ!!てめぇ……麗季に、何をしたんだよ!!」
怒り爆発の采景に小さな声で抵抗。
「俺、鬼畜じゃない……」
「黙れ、この野郎……オヤジ、何か言ってやれ!!」
静かな声で、目を細め……口元だけの笑みの遠矢。
「羊二くん、説明……してくれるよね?」
羊二がどうなったのか……私は、知らないっす♪
そんな、作者の愛情は続く……
タイトル『サービスじゃ、ないですよ』
参考作品【おおかみで勝負】視点:作者(紫貴)
登場人物:草樹・連歌・蓮美・麒麟
「て、事が昔……懐かしいな。何、連歌……見る?」
服を脱いで、キスマークと噛み痕をウキウキで自慢する草樹。
「草樹、珍しく昼間に来たかと思えば……麗彩に、そんな事をさせて喜んでいるのですか?」
若い嫁に、イチャイチャを語る草樹を微笑ましく見ていたのは、一瞬。
段々、腹が立ってきた連歌……小鹿を呼びます。
「何?連歌……大きな声を出さなくても、聞こえてるわよ。」
台所で、洗い物の途中……手に泡がついたのを慌てて拭きながら小鹿はやってくる。
椅子から立ち、キョトンとした小鹿の服をずらして、肩に噛みついた。
「ひゃ!?」
連歌のいきなりの行動に、抵抗するが……離れない。
「痛い……ヤダ、ちょ……んんっ」
歯型がクッキリ、唾液の流れる背中……勝ち誇ったような連歌。
小鹿は、フルフルと震え……草樹に見られた恥ずかしさに連歌を突き飛ばす。
「ばかぁ!!もう……一生、触らせないんだから!!」
走り去り、階段を駆け上がる音が遠退いて行く。
「あぁ~~あ、いじめっ子だなぁ。連歌……」
「ふふ、今夜も可愛がりますよ?」
【がちゃ】
小さな音で、リビングのドアが開く。
「お、蓮美……お帰り。」
「ただいま、帰りました。草樹くん、いらっしゃいませ。」
丁寧な挨拶。
その後ろで、小さくなった麒麟が「お邪魔します……」
連歌の機嫌が悪くなる。
それを感じた草樹がイジワル。
「麒麟、お前……雨の日に蓮美を押し倒してたよね♪」
麒麟が青ざめます(笑)
「ほう。鬼畜……いい度胸じゃ、ないですか。」
「な、未遂だよ!!何も、してない……していません!」
必死で、首を振る麒麟。
「そうなのです。でも……麒麟の胸元には、私の“しるし”があるのですよ。」
「ちょ、蓮美!?今、それを言わなくても良いよね??」
「麒麟……私の事、キライですか?」
どんどん追い詰められる麒麟。
「あうう……うわぁ~~ん!!大好きだよ!!」
叫んで、走って逃げる麒麟。
足は、麒麟の方が早いので連歌は追いかけません。
しかし、携帯で電話……
「あぁ、羊二……この日曜日は、動物園です。車を準備しておけ!は?てめぇ~の息子、肉食系の動物のエサにしてやるのです!!」
怒り狂った連歌を無視して、草樹と蓮美……
「……蓮美、連歌の娘だよねぇ。似てるよ♪」
ニッコリ爽やかな笑顔の草樹。
「……草樹くんは、双子なのに……ちょっと、違うのです。」
無表情でフフッと笑う蓮美……
麒麟がどうなったのか?ふふふ……私は、知らない♪
これは、連歌ファンへのサービスじゃなく……作者の麒麟への愛情だ!!(←え?)




