1章5話:サバゲーマー、VRMMOをはじめる(ギルド作成編①)
すみません。1日遅れました。
閑話休題
「で、銃を生産する個人ギルド作成のために組合に来たわけだが・・・」
『どうした?』
「いくらなんでも寂れすぎてはいませんかね?」
通りに行き交う人々の数に比べて、ギルド内にいる人が少なすぎる。
少ないと言うかほとんどいない。
『いいだろう、基本的に俺等の貸し切りだぜ!』
『それでは本当に困るのですが・・・・』
受付に座っている女性がこちらに声をかけてくる。
「そうですよねー・・・・えっと・・・・」
『ユナです。銃組合の受付兼任マスターをやらせてもらっています。』
「あ、これからお世話になります、国東愁胡です。ギルド作成のために来ました。」
『作成・・・ギルド作成ですか!?!?ちょっとまっててくださいね!絶対ですよ!?!?』
つまらなさそうな顔から驚き→歓喜→狼狽の百面相コンボを決めてカウンターの裏に全力ダッシュしていくユナさん。
「なにあれ面白い。」
『だろ。この組合に所属している連中の理由の9割があれだ。』
「あんな面白キャラ他にいるのか?」
『いや、他の組合の受付嬢はあんなじゃないよ。というかあんなに面白くなったのは、銃組合が廃れてマスターを兼任するようになってからなんだよなあ。それまではただの真面目な受付嬢だったし。』
「ふうん。」
『おまたせしました〜。』
ドップラー効果を体感できる速度でカウンターに現れたユナさん。
『な、面白いだろう?』
「せやな。」
『な、なんなんですかぁ?』




