0章0話:サバゲーマー、サバゲー中
週1回くらいの更新頻度で頑張りたいと思います。
『ちょっとサキさんに相談があるんだが。』
趣味と実益を兼ねて参加しているサバゲーが昼休憩に入るときに、長年一緒にやっている友人から声をかけられた。
「・・・金は貸さんぞ?」
『いや、そうではなくて・・・』
「昼飯もやらんぞ?」
『いつまで引っ張るんよ、そのネタ(# ゜Д゜)』
※友人は昼飯を持たずにサバゲーに参加し、その日の参加者(全員知人)に土下座して昼飯を恵んでもらったことがある
『とにかく、サキさんに相談・・・というか頼みがあるんだ』
「なんぞ?(モグモグ)」
『このゲーム一緒にやってくれない?』
と、手渡されたPADには『DevelopmentONLINE』のHPが表示されていた。
『このゲームは、基本は剣と魔法のファンタジーなんだけど・・・』
「基本は?」
『そう、『基本は』剣と魔法のファンタジー。だけど、これを見て。』
と、HPに表示された動画を指差す。
そこには、現代戦の迷彩服の兵士が大剣で戦っている姿が映されていた。
「なんじゃこりゃ?」
『このゲームさ、アイテム作成の自由度が半端なくて、いろんな武器・防具が作成できる。だからこんな現代戦で使われる迷彩服っぽい防具がある。』
「じゃあなんで使ってる武器が大剣なのよ?自由度高いなら銃器ぐらいあるだろう?」
『ない』
「は?」
『正確には、まともに使える性能の銃器がない。』
『自分達が頑張って作ったものは、反動が大きすぎてまともに当たらなかったり、低いダメージしか与えられなかったり・・・』
『要するに実用に耐えれる銃器が作れていないんだ。』
『だから、サキさんにお願いしたいんだ。』
『・・・・・・・・・・・・・』
※この作品は実話の部分があります。




