プロローグ
寒空に雪が降り積もる、、、
この季節は嫌い、、
何もかも凍り付く、、
少年は血に濡れた手先を見つめ目の前の倒れてる少女の姿を見つめる。
白い息が少年の口元から吐かれ、あの日のことを思い出す、、
(この選択は正しかったのだろうか、、)
そんな事を考えてしまう。
でも、僕は正しい事をした。
だって、、こうしなければ殺されていたのだから、、
後ろから大勢の大人たちがざわめいている。
何を言ってるのか分からない。
ただ、、悪い事をしていたわけでは、、ない、、はずだ、、。
この少女を殺さなければ皆も殺されていたからだ。
そう思い、その場を後にする。
振り返ると銃を構えた大人たちが僕の方へと近づく、、。
何を言ってるの?
僕は成すべき事をしたんだよ、、。
何故悲しそうにこちらを見るんだ、、。
何故僕の方に銃を構えるの?
そう思い近づく。
大人たちが怯えている。
そう近づくと一発の銃弾が撃ち放たれ、僕の胸元には血が流れ出す。
分からない、、。
痛くない、、。
何で?
何でなの?
服にはべっとり血が広がるが僕は痛みもなく大人たちに近づくと
さらに銃弾が僕の身体を貫いていく。
でも、痛くない、、。
何故?
何故だろう?
身体の温かさも感じない、、。
なんか、、不思議だ、、。
息も、、。
僕はその場に倒れ込んだ。
身体が言うことを聞かない。
でも何だか冷たくもない。寒くもない。
僕は、、僕は、、
あれ?僕って何だっけ?
名前、、、。
名前って、、 何だっけ?
何だっけ、、。




