表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

真実のた

 世界は「た」の神によって浸食を受けていた。


 その名も、世界たたたた計画。


 言語の間にたを挟み込む、ただそれだけだった。


 外の世界で見ているあなたたちは、昔に一度は通っているであろうあれだ。


 いっぱい、た、が入った文章にたぬきの絵がついているやつ。


 まさにそれだ。


 社会では空気を読めだのなんだの言われているが、誰も空気を読んで、た、を適切に消すことができなくて困っている。


 今日のニュースも大変なことになっている。


「今日のラッキーアイテムは、タルトタタンです」


 孫からもらった券は、かたたたたたたたたたたき券になっていて、少し肩が凹んでしまいそう。


 人々は意思疎通が困難になり、次第に話さなくなった。


 本を読んでも面白くないので、本の文化も廃れていった。


 そこに一人の天才が現れた。


 世の中にあふれた、た、を有効利用する手段を思いついたのだ。


「あたたたたたたたたたた」


「あたたたたたたたたたたたたたた!!!!」


 た、の神は死んだ。著作権の関係で詳細の説明はできないが、死んだ。


 こうして、この世界には、あたたたたた、が生まれたのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ