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対話体小説 小話集  作者: 藤原 てるてる
21/32

二十一話  越後夜話

雪深い越の国の話じゃ


ある雪の夜

尻軽が子を産んだそうな

男種は間男

体液の中で睨んだそうな、そして喋ったそうな

「業とは何ぞや」……

あまりの驚きに、親は死んだそうな


……ねんねんころり、ねんころり

雪の中で生まれた子は、やがて大きくなり嫁をもらった

遊里から来た嫁は夜叉子と言った

そして、おなごが生まれた

名前は鵺子とついた


……ままごと、赤すぎる帯、竹の花

やがて女親に、じいじ、ばあばのことを聞いた

「なして、いねえの?」

「おらが、ばあばだ」と、夜叉子は言った


雪はしんし

肩透かしをくらった感も無きにしもだが、明日に備えて体をゴシゴシと洗う。

深酒している場合ではない、エッチネットどころじゃない、来ると信じて寝よう。

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