まとめ 24日目 モバイルアプリ作成の手順:GooglePlayのための作業③
ゲームブックでは無いですが、アプリが出来たので改めて作業しています。
AndroidStudio自体がアップデートされているのか微妙に変わってる気がします。
なお、他のアプリ用のキーストアファイルをコピーして使っていますが、パスワードが判っているならばAliasを追加して普通に作業できています。
(ただし、Aliasごとに必要なようで個人情報はもう一度入力です)
正確には、このキーストアは別のPCにコピーしたものです。
ネット越しの利用は出来ませんでした。
GooglePlayにアップするには、『2021 年 8 月より、Google Play での新規アプリの公開は Android App Bundle で行う必要があります。』との事です。
Android App Bundle について|Androidデベロッパー
https://developer.android.com/guide/app-bundle?hl=ja
" Android App Bundle"についての説明(利点)も上記サイトに載っていますが、まあ選択肢がない以上、従うしかないのですけどね。
そういう訳で、そのために必要なキーストア作成と署名付きアプリ( Android App Bundle)の作成を行います。
===== キーストア作成 =====
これは、アプリをビルドしたのが”あなた”であることを証明するキーを発行する仕組みです。
もし、GooglePlayにバージョンを変えてアプリをアップする場合、同じキーを使っていないと拒否されます。
先にGoogle Play デベロッパー アカウントを作成した方が良いかもしれません。
明記されてはいませんが(少なくとも見た覚えは無い)、名前住所等の情報は同じにした方が良いように思います。(こちらは写真付き証明書まで要求しませんが)
あらかじめ署名情報として以下の情報を用意しておいてください。
・姓名
・組織の部署
・組織名
・市区町村
・都道府県
・国コード(日本はJPです)
国コード以外は日本語も行けました。
※後述しますが入力チェックは甘いです。ただしGooglePlayとの関係はわからないです。
またパソコン上の準備として
・キーストア(一つのファイルです。)を保存するフォルダの準備
・キーストアの名前(ファイル名:.jks 拡張子を付ける)も準備
・使用するパスワードも準備
・公開鍵付きアプリをビルドするキーの名前(Alias)も決める
※GooglePlayにバージョンを変えてアップする場合、同じキー(Alias)を使う必要があります。
パスワードですが、以前はキーストア用のパスワードとAliasごとのパスワードの2種類の入力が必要だったようですが、現在はキーストア用のパスワード(つまり同じパスワード)を2か所に入れます。
キーストア作成に入ります。
・コマンドプロンプトでプロジェクトフォルダに移動
・"ionic cap open android"でAndroidStudioを開く
(完全に開くまで待つ)
・メニューバーから 「Build」 > 「Generate Signed Bundle/APK」を選択
・「Android App Bundle」を選択した状態で、「Next」を押下
・キーストア入力画面が表示
画面上には以下の項目が並んでいます。
------------------------------------------
Module(変更不可)
Key Store Path(直接入力可能ですが下に新規作成と既存のキーストアを探すボタンがあります)
Key store password
Key Alias
Key password
その下の2つのチェックボックスとパスは、両方チェックを付け、パスも事情が無ければそのままで良いと思います。
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もし、既にキーストアが作成されているならば、Key Store Pathの入力をして作業します。
ここでは、新規にキーストアを作るので、"Key Store Path"の下の"Create new..."を押下します。
新規キーストア作成画面が表示されます。
まずキーストアのパスを要求されますので先に決めたフォルダパスにファイル名(まだ出来ていない)を入力してください。
パスワードを確認パスワードは、4か所にすべて同じものを入力してください。
(現在はキーストアのパスのみを使用しています)
Aliasの項目は、アプリの名前で良いと思います。(他の名前でも構いません)
Validity(years)もデフォルトの25年で構わないでしょう。
以下は、個人情報の欄で
・氏名
・組織部署
・組織
・市町村
・都道府県
・国コード(日本は”JP")
を入力してOKを押下してください。
※試してみましたが、どれか情報を一つ入れるだけで(JPだけで通りました)通るように思えますが、持ち物に名前を書くイメージとすると、ある程度特定できる情報が望ましいのだと思います。
エラーが無ければ前の画面に戻ります。
(キーストアのパスを確認するとキーストアファイルが出来ているはずです)
===== 署名付きアプリ( Android App Bundle)の作成 =====
キーストアが出来て、署名付きアプリ作成画面に戻った前提で、話を続けます。
パスワードやキーストアのパス・KeyAliasは作成画面の入力を引き継いでいるはずです。
(今後別のアプリ作成を考え、パスワードは保存した方が良いです)
下の2つのチェックボックスにチェックが入り、その下のパスも入力されているならば、Next押下で次の画面に進みます。
ビルドの種類を"debug"と"release"から選びます。
finish押下で署名付きアプリが作成されます。
なお出来るファイルの場所(と名前)が異なります。
release:"android\app\release\app-release.aab"
debug :"android\app\debug\app-debug.aab"
===== 他のアプリにこのキーストアを作る場合 =====
まだ一つのアプリしかGooglePlayに登録していないので、実際に試してはいませんが、他のアプリにもこのキーストアは使えます。(試しましたので前書きを参照してください)
その場合は、
・メニューバーから 「Build」 > 「Generate Signed Bundle/APK」を選択
・「Android App Bundle」を選択した状態で、「Next」を押下
・キーストア入力画面が表示
・パスワードとAliasは最初のアプリで使用したものを入力
・ビルドの種類を"debug"と"release"から選ぶ
・finish押下で署名付きアプリが作成
作成場所は、上と同じ場所です。
パスワードだけでなくAliasも同じ値を使用する事にご注意ください。
複数のAliasを使用する状況もあるのかもしれませんが試してはいません。
ionicで作成したアプリに限れば、(AndroidStudioをビルドのためにだけ使いますので)Aliasは一つだけと考えた方が良いかもしれません。
※前書きに書いたように、複数アプリ用にも使用できます。
アプリ毎にキーストア作成するのとどちらが良いかは判断付かないです。
(別なAliasを作るなら、管理は別にして、手間は新規に作るのと変わらないかも?)
公式のアプリへの署名のアドレスを以下に示します。
アプリへの署名|Androidデベロッパー
https://developer.android.com/studio/publish/app-signing?hl=ja
判りやすいとは言いづらいですが、一読されることをお勧めします。




