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ふみがたり  作者: 水瀬ふみ
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本気で取り組む、ということ

 人生の中で、好きな事だけをやり続けるというのは、とても難しいことだ。社会で生きていれば様々なしがらみにとらわれる。あまり望んでいないものにも、籍を置かねばならないこともあるだろう。


 とはいえ、人間誰しも、気乗りしないものを続けるというのは大変な苦行だ。もちろんそれが仕事のように、それをしなければ生きていけない、という類のものであればともかく、例えば地区の集まりであるとか、イベントの手伝いであるとか、そういうものであれば、足が遠のいていくのも致し方ないだろう。


 しかし、少し気持ちを変えて、それに本気で取り組んでみるとする。

 そうした集まりは一人で構成されるものではない。必ず誰か、他のメンバーがいて、一緒に何かに向けて取り組むことになるだろう。最初は別のメンバーの負担を減らそうという思いからでもいいかもしれない。だが、少しずつ参加しているそれが面白くなってくる、そういうこともあるかもしれない。


 そうなれば話が早い。いつの間にか、それは「自分ごと」になっているはずだ。

 気乗りしないもの、というのは、往々にして「他人ごと」であることが多い。だが、自分自身のこととしてとらえることができれば、気持ちが変わってくるはずだ。

 かつて上司に、「俺の」という枕詞が付けられるようになれ、と言われたことがある。すなわち「自分ごと」として物事をとらえよということなのだろうと、今になって思う。

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