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ふみがたり  作者: 水瀬ふみ
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財布を変える、ということ

先だって、財布がどうしても気に入らず、ついには世界で一つの物をオーダーメイドしてもらった、という話をした。

しかし、頭をひねりながら作り出し、何カ月もかけて制作してもらった自慢の一品にも、一つだけ不満なことがある。丈夫に作ってあるがゆえに材質が厚くなり、特に外食の時に置き場に困る、ということだ。


自分はとにかく物を持って歩かない性質で、例の財布には車と家の鍵、スマートフォンまで収納することができる財布一つに全ての荷物を集約し、それだけ持ち歩くようにしている。

しかし、この分厚い革の長財布は、どうしてもサイズが手に余ることがある。食事をするとき、手狭なカウンターしか空いていないときなどは、すぐ隣まで財布がはみだしていきそうになる。かと言ってポケットに入れることも困難なサイズであるから、そこだけが頭を悩ませる原因なのだ。


あまり物を持たなくなり、現金さえいわゆるキャッシュレス時代に合わせて持たなくなってきている。しかし、それでもまったく物を持たない、なんてことはできない。少しの現金、身分証やクレジットカード、そして田舎ならではの自動車の鍵と家の鍵は、どうしても持っている必要がある。


もちろん、先に作った長財布はそれらをすべて持ち歩けるし、外食する回数が減ればこれでも十分対応できるだろう。

しかし、今はまだ気ままにあちこちうろついたりもするから、持ち物はコンパクトであるにこしたことはない。

しばらく使って恋しくなればまた長財布に戻るのだが、飽きるまではコンパクトの極みのような財布を使ったりするのもいいかもしれない。

もちろん、コンパクトにすべてを持ち歩くことができる財布であれば、だが。

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