旅をする、ということ
読者諸兄は旅行は好きだろうか。日本国内でも、見知らぬ土地に行くと、似たような光景であっても知らないものが広がっている。田舎から都会へ、またその逆をすることでも、特に普段見ている世界とは違うものを見ることができて、ワクワクするものだ。
そして、その気持ちを高めすぎると、日本という国の外に出ていきたくなってしまう人もいるのではないだろうか。まったく文化の違う異国への旅というのは、不安ももちろんだが、日本の中だけではなかなか感じることのできない、大きな生活の違いを楽しむことができる。
ヨーロッパに旅行したことがあるのだが、町並みを歩くだけでも驚かされる。サイズがまるで違うのだ……日本人とヨーロッパ人では体格に大きな差があるから、あらゆるものでその差を感じ取ってしまう。建築様式一つにしても、食事にしても、マナーにしても、ありとあらゆるものが違う。あまり長くいすぎると日本恋しになってしまいそうだが、数日間ならこの刺激を受け入れるだけの余裕が保てるのではないだろうか。
かく言う自分も、海外旅行というのものには大きな抵抗があったことは否めない。言葉の壁や、治安への不安など、気になることはたくさんあったが、一度行ってみると、今度はまた行ってみたいという気持ちを覚えるようになった。
知らない世界に足を踏み入れる、ということは不安なものだ。だが、その先にいるのは創作の世界のような異世界ではなく、ちゃんと同じ地球に生きる人間の世界だ。一度足を踏み入れれば、文字通り世界が広がっていくことを感じられるだろう。




