ヒロインまとめ
本作お嬢さん方の設定まとめ。
長らく出番が無かったため、筆者自身の復習も兼ねて。
本作に登場した女の子(と、ギリギリそう呼べる範囲に存在する女性達も)の設定をご紹介。
基本的には登場順に。
メインっぽい女の子達(現状、ギャルゲーで言うところの“攻略対象”的お嬢さん達)
・アナスタシア
本作のメインヒロイン(?)にして主人公の異母妹。
ナーシャことアナスタシア皇女。
16歳であり、ニコライ曰く「まだまだ身体つきは幼い」との事。
しかし姉であるオリガがボンキュッボンである事から、将来的にはどう化けるか…
今でこそお兄ちゃん大好きっ子であるが、元々兄たるニコライとはずっと隔離されており面識が無かった。
恐らくその事が今日の彼女のブラコンの一因になっていると思われる。
つい最近までは“普通の妹”として兄と接しており、内に秘めたリピドーはひた隠して影で奔走するだけに抑えていた(詳細はご想像にお任せします)が、遂に堪えきれなくなり兄を唆して父を殺させ、ヤンデレモードとなった。
つまり、ナーシャのヤンデレ開花はニコライとしては“突然の事”という認識であったが、水面下ではかなり早い段階で既に取り返しのつかないところまで進んでいたのである。
故に、1話目の時点で彼女の兄への愛は最高潮にまで達しており、最早最終形態である。
そういった性格上の難点を除けば、非常に優秀であり頭もよく回る。
更に可憐な外見から(本人が裏で握りつぶしていたため終ぞや実る事は無かったが)、「うちの息子、どうですか?」と縁談の持ちかけは以前から多かった様だ。
彼女は兄の趣味嗜好も調べ尽くしており、彼女の普段の性格や態度はそれを反映したものである。
簡潔に述べれば、常に猫をかぶっているのである。
ニコライがいない場所では彼女がちょっと怖くなるのはそれが原因である。
しかし最近ではニコライの前でも「本当の私を兄上に知ってもらうため」とかいう理由でどんどん本性を曝け出すようになりつつある。
姉であるオリガは最早この状況に関しては半ば諦めており、反対してもどうせ無駄なんだったらいっその事応援しちゃおう、というスタンスである。
オリガはプラトークに於ける裏の権力者的立ち位置であるため、彼女のその方針を反映して皆もそういう立場をとるようになり…今や一部を除いて殆ど誰もナーシャを止める者はいなくなってしまった。
またソフィアとナディアの存在により、世継ぎに関してはまあ多分大丈夫だろう、という事でこの傾向は更に加速する事となる。
皇帝の血さえ絶えなければそれで良いや、と。
ちなみにとある時点での(ナーシャによる)帝都各所での聞き取り調査ではニコライとナーシャの結婚賛成派が85パーセント、反対派が5パーセント、どちらでもない・無回答が10パーセント。…らしい。
世論的には二人の結婚は許される風潮となっている様である。
・ソフィア
言わずと知れた本作ヒロインの一角。
本名はソフィア・アレクスナラヴナ。
つまり、父親の名はアレクサ何たらかんたら。
18歳だが父親が医者だったという事もあり幼い頃から医学を学んでいたので医学的知識に関しては問題無い。
プラトークでは元々医療が未熟であり、男性医師自体が少なく、女性医師に関してはもっと少ない。
そんな状況に加え、父親が名の知れた医者だったという事もありこの若さで侍医の仲間入りを果たす事となった。
知識面では十分であり、頭が良くて優秀であるが経験不足がネックな新人医師である。
実家は父親のおかげで裕福であり、高貴な身分ではないものの子供の頃から医療知識の他上流階級の子女に必須な教養を叩き込まれてきた。
それに加えてお嬢様として大切に育てられてきたため、殆ど貴族と遜色無い。
“貴族じゃないけど貴族のお嬢様っぽい。でも親しみやすい性格”というその特徴から、身分・年齢を問わずあらゆる層の男性陣から人気。
衛兵達によって秘密裏に行われた最新のアンケート結果では人気ランキング堂々の1位に輝いた。(ちなみに2位はナーシャであったが、最近彼女の本性がバレつつあるので次回は下落が危ぶまれており、代わりに3位のとあるメイドが2位になると思われる)
そして男性陣のみならずおばちゃんズからも可愛がられている。
真面目で年齢の割にしっかりしているが、どこか抜けている面も。
お洒落には無頓着らしく、ドレスの上に平気で白衣を羽織っている。
周りからは苦笑いされるファッションだが、本人はちょっとカッコいいと心の中で思っている。
ちなみにドレスに関しては、所有する7つのものを順繰りに回して着ている様である。
つまり、曜日ごとに着るドレスが決まっている。
色々と残念な人である。
・ネイディーン
年齢的にヒロインたり得るか怪しかったが、一応婚約者なのでメイン枠に名を連ねている。
年齢相応に子供らしく、常に自由奔放かつ無邪気なお嬢さん。7歳。
父親は名の知れた大貴族であり、プラトークでの身分的には皇族に次ぐ位置付けである。
しかし本人はあまりそういった事に自覚が無い様で、行動や言動は一般的な貴族の子女のそれと大差無い。
言動・行動も本人にやる気が無いだけでやろうと思えばそれらしく振る舞える。
両親の歳がいってから、やっとできた一人娘であるという都合上、それはもう大変甘やかされて育ってきた。
一国のトップたるニコライ相手でも今や平気で馴れ馴れしく接しているが、これは身分云々よりも育ってきた環境の影響が大きい。
要は怖いもの知らずなのである。
彼女本人は今のところニコライと結婚する気満々だが、これは恋愛感情によるものと云うよりは幼い子供にありがちな大人への憧れに起因するものであり、ナーシャの様にニコライラブフォーエバー…という訳でもない。
そしてそんな事はニコライ、ナーシャ共に理解しており、ナーシャがナディアに特に何も言わないのもそういった理由である。
ちなみに同年代の異性には興味が無い様で、アーデルベルトに対しても“遊んであげる”といったスタンスであった。
しかしそのツンとした態度が逆にアーデルベルトを燃え上がらせ…
頑張れ少年…
・ルイーゼ
登場タイミングは第2章に入って直ぐ。
メインを張るお嬢さん方の中では最も後からの登場でありながら、何やかんやでニコライと結婚する事になった人。
エーバーハルト関連のいざこざを持ち込んできたり…とストーリー的にはちょっとアレな人。
23歳で、ニコライとほぼ同年代である事もその特徴。
ヒロインが10代ばかりなせいで何故か余計に大人びて見えてしまう不思議。
フォーアツァイト皇女であり、現フォーアツァイト皇帝であるヴィルヘルムの妹。
本来の彼女は深窓の令嬢といった感じであり、部屋に篭りがちであった。
余りアクティブな性格ではなく、良く言えば落ち着いていて、悪く言えば…まあ…うん…
そのため社交界にも大して顔を出さず、世間一般の人々からすれば会えたらラッキー的な存在であった。
それでも尚そんな態度が奥ゆかしさを感じさせるのか…それとも単純に容姿のおかげなのか…フォーアツァイトでも男性陣からは大人気。
何処ぞのパーティーに彼女が顔を出した時には、出席した男性一同が隠しもせずにヒャッホーウ!とガッツポーズをしたという逸話が存在する程である。
しかし女性陣からは彼女のそれが鼻持ちならない態度に写る様で、よく裏で陰口を叩かれる始末。
本人もそれは知っていたので余計に外に顔を見せなくなり…という悪循環。
彼女の父親が心配して亡くなる前に婚約を急いだのもそういう事情あってこそのものだった。
しかし“アクティブではない”と上で述べたが、だからと言って内気という訳でもない。
日常的にお忍びで城下に遊びに出たり、庶民の生活には興味津々であった様である。
彼女のちょっと庶民的な性格はこの辺りからもきている。
また、長年兄とはギクシャクしていたが、兄の結婚相手の連れ子やその実子とは仲が良く、義姉の死後は母親か姉の如く彼等と接していた。
面倒見が良いのだろう。
兄とも、互いに相手に嫌われていると勘違いし合っていただけで、実際には互いに気遣い合っていたというオチ。
ドMな婚約者に嫌気が差し、結婚を嘆いていたところにタイミング良くニコライが現れ、何だかんだで婚約した訳だが、今ではルイーゼも結構ニコライラブなご様子。
サブっぽい女の子達(現状、彩り要員っぽいお嬢さん達。勿論、今後の展開次第では出世の可能性も)
・オリガ
伯爵夫人ことオリガ。
主人公とメインヒロインの姉という重要ポジションである。
24歳。ナーシャとは違ってニコライとは年齢的にかなり近い。
ナーシャと違い、こちらはニコライの事をただの弟としか認識していない様である。
人妻だし子持ちだしまあ恐らくニコライとフラグが立つ様な事はないと思われる。
…その割に行動は結構際どい。
ナイスバディーの快活お姉さん。
ナーシャ程ではないが頭が回るし、性格のおかげで下からも慕われている。
更にニコライ相手でも強気に振る舞えるため、プラトークの裏の権力者的存在である。
ちなみにこう見えて教育ママ。
余談だが、筆者の当初の予定ではオリガは敵役だった。
実は、第一章の初期の時点では「良い人と見せかけて主人公を裏切る系姉」というとんでもない設定の人物だったのである。
彼女に意味も無く息子がいるのもその影響で、本来はその息子を皇帝に据えるためにニコライと敵対する予定だった。
しかし書いているうちに筆者の彼女に対する愛着が湧いてしまい…その設定は無かった事にされ…
ただの優しい(?)姉ポジションに収まる事となる。
筆者としてはこれで良かったと思っているが…どうだろうか…
一応彼女や息子には代わりに何か他の役目を与えるつもりでは…ある。
・エレーナ
“目つきが悪い”とか“怖い”とか言われているがまさにその通りなお人。
クールビューティーなメイドさん。
19歳、黒髪で貧乳気味。
戦闘力高し。
副メイド長は伊達じゃない。
ニコライ目線だと「私相手に平気で無礼な事を…!このメイド凄えなオイ…」みたいな感じなので、自由奔放で余り命令に縛られない、というイメージを抱きがちかもしれないが、あくまでそれはニコライ目線であってナーシャ相手にはかなり従順である。
こう見えて“ナーシャラブ”であり、何よりも第一にナーシャの事を考えている。
ニコライとナーシャの結婚を防ごうと頑張っていたのもそのためで、結構健気と言えなくもない。
また、アリサの姉貴分…と言うか母親的存在である。
こう見えて面倒見が良いのだ。
・リュドミラ
ヴィートゲンシュテインの嫁。
脇役の嫁という何とも言えぬ微妙な立ち位置ながら、裏山美人。
人妻でなければメインヒロインとタイマンを張れるレベル。
・アリサ
今のところ最も出世する可能性が高いお人。
何をやらせても大体駄目。
プラトークメイドには癒しが足りないため、急遽追加したドジっ娘メイド枠。
玉の輿を狙い、ニコライに接近中。
しかし玉の輿を狙える程策略家でもないというパラドックスに苦しむ日々である…
・ローザ
ツァーレ海編ではそこそこ重要な役割を担う。
ヴァルトの軍人であったはずが、実はメーヴェと繋がっていた。
・ヴィクトリア
可愛らしい見た目で全体的な何だかほんわかした雰囲気であるが、一応一国の長である。
本名はヴィクトリア・ファンデライードゥ・マリー・ルイーザ。長い。17歳。
その肩書きの関係上、今後もストーリーにはそこそこ関わる。
・エリザベス
メーヴェ女王。
ニコライからはババア扱いされているものの29歳。アラサーとはいえまだまだお若い20代である。
基本的に離婚なんて余程の事でもないとしないのが常識の世界で驚くべき回数離婚を経験したツワノモノ。
それでも懲りずに婿探し中。勿論ニコライも候補の一人。
政治的権限は有していないはずなのに国内どころか対外的にも政治的権限を振るい、世界随一の海軍を所有し、それでいてアクティブな無能な働き者。(ニコライ談)
非常に好戦的であり、敵にはいけいけどんどーん、と戦争をふっかけまくる。
短い彼女の治世に植民地が増えまくったのは主にそのせい。