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X.妹と契約と甘い夜。

※注釈

・キャミソール

略してキャミ。

女性の上半身用肌着の一種。

元々はお家用下着だったが、いつの間にやら外でも服として着る様になっていった。

外着としてのキャミも、最初のうちは「下着の様な服」とかいう謎のコンセプトで、高露出度な服装だったが、今ではそんな事はなく、一般に広まっています。

ジーパンも昔は不良の象徴(?)扱いだったし、時代は変わるものです。


・KEEP CALM AND CARRY ON

キープカームアンドキャリーオン。

元ネタは、大戦直前の英国のポスター。

意味は、「ナチ公が色々やらかしててヤバいけど落ち着け!今の生活を続けるんだ!」という事。

最終的にロンドンとか空爆されるし、KEEP CALM出来たかどうかは不明だが、少なくともCARRY ONは出来た。

恐るべし、ブリティッシュソウル。


・心頭滅却すれば火もまた涼し

頭を空っぽにすれば、何でも耐えられるねっ☆という精神論を表した言葉。

しかし残念ながら、余程のマゾか痛覚が狂ってないと無理。

筆者の知人にこれを格言にしている人がいるが、良い子は真似しないでね。

 夜会の開始二分後には、私はもう既にピンチに陥っていた。


 挨拶も終わり、私とナーシャも皆に混じって食事をついばんでいると続々と貴族が話し掛けてくる。


「陛下、お久しゅうございます」


 最初に話し掛けてきたのは、面識のある初老の男性だった。


「おお、久しいな。以前の召集以来だな」


「あの頃はまだ陛下も幼かったのを覚えております。まだ身長もこれくらいでしたな」


 そう言って彼は今の私の身長の半分ぐらいの高さを示す。


「ははは、幾ら何でもそれは言い過ぎだろう。そんなに低くはなかったはずだぞ」


「左様にございますか?歳をとると時間があっという間に感じられて仕方ありませんな」


 こんな調子で楽しく談笑していたのだが、問題はこの後。


「本当に大きゅうなられました…噂では、殿下と結婚するのだとか。他にも女性と交際していると聞き及んでおります」


 な!?


 そして私が否定しようとした所、妹が乱入。


「いえいえ、それは少し間違いがありますね。他の女性などとは兄上は関係を持っておられません。兄上が愛する女性は、たった一人…そう、私のみです!」


 周りで聞き耳を立てていた連中も、それを聞いて更にざわつき始める。


 何という事を言ってくれるのだ…!


「全く、妹ときたら…この様な冗談ばかり言うのです。いやあ、困ったものだ」


 ほう、と(いぶか)しむ様な目で見られるが、取り敢えずその場を乗り切る。


 その後、小声で妹を叱る。


「ナーシャ…!何という事を言ってくれたのだ…!」


「兄上、申し訳ありません。わざとやりました」


 知ってる。

 わざとじゃなかったらもっと恐ろしいし。


「頼むから、あの様な事はもう言うな!否定するのだ!」


「分かりました。では、もう言いません」


 ん?随分と物分かりが良いな?


「本当か?」


「ただし、条件があります」


 条件…またか…


 この前はキスをしろ、と言われたな。

 またそんな事を言い出すのだろうか。


「まあ、そんな顔をしないで下さいな。条件とは言っても無理難題をふっかけるつもりはございませんのよ?」


「条件が何にせよ、妹が交換条件を事あるごとに突き付けてくる様な人間に育ったのは嘆かわしい限りだな」


「私とて大人になるのですよ」


「で、条件とは?」


 彼女は私の耳元でとんでもない事を囁く。


「兄上がこれから毎晩私と寝る事、です」


 毎晩妹と!?

 この条件を呑んだ瞬間、人生終了のお知らせではないか!


「本気で言ってるのか?私がその条件を認めるとでも?」


「その代わり、兄上が私と寝てくれる限りは私も公の場でのそういう発言は慎みます」


 いや、それは大変結構なのだがな…


 ナーシャと一緒に寝る、という時点でアウトだと思うのだよ。


「その条件だけは、絶対に呑めない…!」


「もしや兄上は勘違いなさっておられるのでは?“寝る”とは言っても、兄上が想像しておられる様な破廉恥な事ではありませんよ?ただ単に、“添い寝”をして欲しい、というだけの事ですのよ」


「添い寝だと…?それ自体結構不味いというのにナーシャの事だ、それだけで終わる訳があるまい」


 そう。()()()()()で終わるはずがない。

 添い寝だけ、という話だったのが本番に発展しかねない。


「本当に添い寝するだけですってば。そんなに心配なら、そうですね…ソフィアに止めてもらえば宜しいではありませんか」


「ソフィア先生…だと?」


「あの女にも同じ部屋で寝る事を許しましょう。勿論私達とは違うベッドで、ですが。もし私が信用出来ないならばそうすれば良いのです。ね?兄上、そうしましょうよ」


 ソフィア医師をここでも巻き込むと?

 この前彼女の目の前で妹とキスをして、苦しめてしまったばかりだと言うのに?

 更に今度は彼女の前で妹と眠ると?


 そんな最低な事、出来る訳がない。


「ソフィア先生が可哀想だ。それは駄目だ。それに、彼女はきっと嫌がるだろう」


「なら、あの女無しで、二人だけで寝ましょうか」


「それも駄目だ。ならばこの話は無しだ」


 妹は暫く黙っていたが、不意に呟く。


「…分かりました。ならば、ソフィアに関してはそれなりの好待遇でおびき寄せましょう」


「それなりの好待遇…とは?」


「彼女にも同じベッドで寝る事を許します。それを餌にしましょう」


「ソフィア先生も!?それは余計に嫌がるのでは?!彼女はもう私を嫌っているのだぞ?そんな事を望むとは思えん」


 何より、妹と寝るだけでもかなり不味いのに第三者であるソフィア医師まで一緒、とは。


 見方によっては両手に花…


 だが、しかし…素直に喜べるものでもない。


「そんな事を思っておいでだったのですか?それは違います、ソフィアは兄上を嫌ってなどいません」


「何?嫌ってない、と言ったか?」


「ただ単に気不味くて避けているだけです。まだ兄上を好きだからこその行動でしょう。全く…兄上は女心というものが分かっておられない」


「しかし、ソフィア先生まで一緒に寝るとなると…」


 それは避けるべきだと思うのだ。


「ご安心下さい。私とてあの女に兄上を触らせるつもりなどございません。幸い、兄上のベッドは何人でも寝れる程巨大ですから、あの女には端で寝てもらいます。ソフィアはあくまで、同じベッドで眠るだけ。兄上は私が独占するのですから」


「勿論ナーシャも同じベッドで寝るだけだがな。()()()()()()()だからな!」


「ええ。同じベッドで、兄上と抱擁しあって眠るだけです。それ以上の事はしません」


 私は、はあ、と大きな溜め息を吐くと、観念する。


「では、そうしよう…ナーシャがここで問題発言を繰り返すよりかは、その方がマシだからな」


「有り難うございます!契約成立ですね。では、ソフィアには私から伝えておきます」


 そう言うと、彼女は私の頰にちゅっとキスをする。


「おい!何をする!?」


「ふふふ…兄上。確かに私は“そういう発言”はしない、とは言いましたが、“そういう行動”をしない、とまでは言っておりませんよ?」


 嗚呼…全く、この妹は…



 ✳︎



 結局、何人かの若い女性と会話する事は出来たものの、その度に隣でナーシャが威嚇し始めるのであまり反応は良くなかった。


 だって隣で妹が、私の兄上を狙うんじゃないぞ、とばかりに睨んでいるのだ。

 誰が私と楽しく会話する気になると言うのか。


 もしそんな女性がいるならば、是非ともお嫁にしたいものだ。


 そして私は今、妹と共に自室に戻っている。

 夜会は無事終わり、今はもう深夜近く。


 迎え入れる準備の方も何とか間に合った様なので、結果オーライだ。


「兄上、お風呂には入られないのですか?」


「もう遅いから、明日の朝にでも入る。どうせ明日の午前中は貴族共も休暇という事になっているしな」


 そもそも、私の様に毎日風呂に入っている方が珍しい部類なのだ。

 大半の人間は多くても二日に一回程度で、毎日入浴しているのは私の様な風呂好きのみだ。


 ちなみに妹はと言うと、いつ兄上に襲われても良いように身体を清めておく、とかいう理由で毎日風呂に入っているそうな。


「ではもうこのまま就寝ですね。このドレスを脱がせて下さいますか?」


「侍女を呼んで手伝ってもらえば良いだろう?」


「残念ながら、休むように言ってありますので」


 そうか、そうだったな、と言いながら、私はドレスを脱ぐのを手伝う。


「ふふ、やっぱり私が言った通りになりましたね」


 不本意ながら、その通りだ。


 しかしこのドレス、随分と結び目が多い。

 着る時程ではないが脱ぐのも一苦労だ。


 やっと脱げた時には、私はもうヘトヘトだった。


「終わったな…」


 椅子に座り込む私と、窮屈なドレスから解放されて嬉しそうな妹。


 妹はキャミソールに着替えてぴょんぴょんと跳ねている。


 その度に胸が揺れておるのだが、いや、待て、そんなことよりも…

 薄くないか、それ?

 透けてる気がするのだが。


「おい、何だか布が薄い気がするが…そういうものなのか?」


「寝る時の格好など、こんなものですよ」


 本当かなあ?


 それに上もそうだが、問題は下半身だ。

 これは完全にアウトではないか?


 彼女が履いているのはどう考えても普通のパンティーなのだが。

 完全に下着なのだが。


 全裸で寝る、とか言いださなかっただけまだマシなのかもしれんが、これは…

 そこにソフィア医師が駆け込んで来る。


「陛下!!ご無事ですか!?」


 相当慌てて走って来たのか、息を切らせている。


「おい、どうした?そんなに慌てて」


「はあはあ…いえ、陛下と殿下が共に寝るから私も来るように、という連絡を受けて駆けつけて来たのですが…」


「ああ、そうなんだ。頼めるか?」


 彼女は、お任せ下さい、と胸を張る。


 少し嬉しそうにすら見える。

 今朝の彼女の態度がまるで嘘の様だ。


「ソフィア先生?もう怒ってはいないのか?」


 恐る恐るそう尋ねてみる。


「怒ってますよ」


 あ、やっぱり?


「でも、今は陛下の童貞を守るのが最優先ですから。この前のキスの件については、改めて後程お話させて頂きますが」


「お、おう…そうか…」


 童貞を守るために張り切られても…非常に複雑な気分だ。


「あ、決して私が陛下と寝たいとかそういうのじゃないんですからね!あくまで陛下の童貞を守るためですからね!?」


 彼女が急に必死になってそんな事を言い始め、それを聞いた妹は、このビッチが、と吐き捨てる。

 多分、ナーシャがそれを言う資格は無いと思う。


「分かった、分かった。ところで、先生は寝る時の服装はどうするのだ?」


 ソフィア医師は、大丈夫です、持って来てます、と白衣の大きなポケットの中から小さな布を幾らか取り出す。


「ちゃんとキャミソールとパンツを持って来ましたよ!」


 そう言ってひらひらと私の目の前で揺らす。


「チッ…流石は売女(ばいた)…私と同じ事を考えてキャミとパンティーで攻めて来るとは…」


 今の発言から察するに、それ、やっぱり下心満載の服装だったのね。


「ふふふ…殿下に遅れはとりませんよ」


 ばちばちっと両者の間に火花が散るのが見える様な気がする。


 取り敢えずこれから毎日この二人と寝るかと思うと、非常に憂鬱だ。

 だって、毎日私を挟んでこの二人が争う訳なのだから。


 更に、恐ろしい事実が判明した。


 ソフィア医師のキャミソールは破壊力抜群なのだ。


 今まで私は彼女の普通の格好(ドレスの上に白衣という謎の組み合わせ)しか見た事がなかったのだ。

 それなのにいきなりこの透け透け&高露出度の下着セット。


 気合いで我が下半身を制御しなければ、まじまじと見る事など出来ない。

 妹の可愛らしい華奢な身体(只今絶賛成長中!)に目が慣れてしまっている私にはあまりにも凶悪だ。


 今にも飛び出して来るのではないかと思ってしまう程の豊かな胸に、むちむちとした太もも。

 そして微妙に布面積の小さいパンティー。


 これでもか、と言わんばかりに私の欲求──特に三大欲求のうちの一角──をピンポイントで攻めて来る。


 もし私が紳士でなかったら、確実に襲っていた。


 だって、私の無限の理性を以ってしても息子が止まらないんだもの。

 息子が遂に私の理性という防波堤を軽々と越えて行ってしまったのだもの。


 風呂にて妹に裸で襲われた時ですらギリギリ耐え切った私の息子が…

 エネルギーチャージ半分に達してるんだもの!


 下着姿でコレとは…

 全裸とかになられたらもういよいよ耐えられそうにない。


 更に、あれほど意気揚々と下着を目の前でぴらぴらしてみせた彼女が、いざ着替えてみると…


「あ…あの…あまり見ないで下さい…」


 と、モジモジと恥ずかしがっているのだ。


 妹には全くと言って良い程に存在しない、恥じらいがそこにはあった。


 何てこった…!

 妹に襲われる事を恐れてソフィア医師を呼んだのに、逆に自分が彼女を襲いたくなってくるとは…本末転倒、ここに極まれり。


 妹の言う通り、ソフィア医師にはあくまで、ただ同じベッドで寝るだけで満足して頂かねば。

 これであの巨乳を押し付けられたりした時には、我が息子が暴発してしまう、という最悪のケースすら想定される。

 それだけは絶対に避けねばならない。


 ふう…落ち着け、私。

 KEEP CALM AND CARRY ON だ。


 ほら、心頭滅却すれば火もまた涼し、と言うではないか!


 大丈夫、無心を貫けば巨乳の一つや二つ、むちむち太ももの三つ四つなど我が敵ではない…!


 今は(比較的)貧相な妹の身体に目が慣れてしまっているだけの事で、多分明日ぐらいには何ともなくなっているに違いない。

 うん、そうに決まってる。


 私がその様に悶々と高度な思考を展開していると、妹が、いつまでソフィアに見惚(みと)れているのですか、と拗ね始める。


「おお、すまない。ちょっと考え事をしていただけだ」


「兄上の浮気者!そんなに巨乳が良いのですか!私だってあと数年もすればああなるんです!」


 悪いが、妹があんなむちむちボディーになる未来など想像もつかない。


「ははは、期待してるよ」


 その言い方は絶対信じてませんね、本当に巨乳になるんですからね、と必死になって反論するが、私とソフィア医師の失笑を買うだけなので、妹はぷくっと頰を膨らませてふてくされる。


「もう良いです!私はそんな余計な脂肪に頼らずとも問題無いので!」


 そう言って彼女は私に短くキスを一つすると、ベッドにぴょんっとダイブする。


「さあ、もう遅いですからそろそろ寝ましょう」


 彼女はぽんぽんとシーツを軽く叩いてから、手招きする。


 つまり、そこで寝ろ、と…


 一方ソフィア医師に対しては私と兄上のラブラブゾーンに近寄るな、と威嚇。


 まるで猫だ。

 いや、実際猫なのかもしれない。

 だって、我が妹は見た目も猫みたい(に可愛い)なのだから。


 私だって、妹でなければ今頃メロメロになっていたやもしれんのだ。


 これはもう生物学的人体の仕組みに感謝する他にあるまい。

 VIVE LA 遺伝子!!


 元々、妹はヤンデレをこじらせてさえいなければ随分とマトモなのになぁ…惜しいなあ、とつくづく思う。

 神よ、願わくば我が妹のヤンデレを治して下さい、アーメン…


 私は妹の指示通りに彼女の隣に向かうと、布団の中に入る。


 左をちらりと見ると、喜びの表情を隠し切れていない妹。

 だらしない顔でにへらにへらと笑っている。


 右を見ると、少し離れた位置からじーっと私を見つめるソフィア医師。

 こちらも、羨ましいぞ、という本音がダダ漏れだ。


 残念ながら“美少女二人と寝る”などと表現するにはあまりにもかけ離れすぎている。

 世の中そんなに甘くないらしい。


 乞い願わくば、もっと普通の恋愛をしたいものだ。


 もうこうなったらさっさと眠ってしまうに限る。

 仰向けにごろんと寝転がって、目を閉じる。


 すると、妹が不満を口にする。


「兄上、何故こちらを向いてくれないのですか?」


「ナーシャ、逆に聞こう。何故そちらを向いて寝なければならない?」


「添い寝ですよ、添い寝。抱き合って寝ずにそれを添い寝と呼ぶなんて、許しません」


 一応言っておくと、実際には添い寝とは、近くで寝れば全部そう呼べるのだが。

 極論、二段ベッドとかも添い寝と言えない事はない。


 しかし妹が「抱き合って寝なければ添い寝じゃない」と言うからには、それに従わねばなるまい。


「はいはい、じゃあそうしよう」


 仕方無く、妹の方を向いて背に手を回す。


 すると、感激ですっ、とはしゃぎながら抱きついてくる。


 ナーシャの胸が薄い布越しに当たっているが、平常心、平常心。

 後ろからソフィア医師の視線をひしひしと感じるが、それについても平常心、平常心。


 妹は不意に私の胸元に顔を埋めて、ハスハスと匂いを嗅ぎ始める。

 それはもう、ハスハス以外に相応しい擬態語が見つからないぐらいにハスハスと。


 大変止めて頂きたいが、いちいちこんな事に反応していてはキリがないので無視して眠る事とする。


「お休み、ナーシャ、ソフィア先生」


「「お休みなさい」」


 当初の心配とは裏腹に、私が深い眠りに就くまでにそう時間はかからなかった。

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