二十六話
少女と一緒に宿に入り、難を逃れた。
「店員さんこの子わかりますか?」
店員さんはそう聞かれると少女の顔をじっと見た。
「みたことはないですね。私も何年もここにいますが、新顔ですかね」
そうとわかると店員さんは地図を取り出して見せてきた。
「最近この町に住んできた人は確かこの家ですね」
地図はこの町を真上から見た感じになっており、店員は一か所に点を打った。
「この地図を貸しますからこの子を送り届けたら返してください」
そういわれて地図を貸してもらった。そしてその瞬間マップ移動が起こった。
終わったころに店員は地図を見るようにいった。するとさっきまで点が打たれてた場所が変わっていた。
「この地図も移動に合わせて変わるんですか?」
店員は縦に頷いた。
「今のうちに移動を」
店員はこの町のことをよく知っているようでその知識がとても助かった。すぐに俺とカルナさんは少女を連れて店を出た。
「よし、急ぐよ」
カルナさんがネームプレートを回収し、俺は少女をお姫様抱っこする。そして少女に地図を持たせて地図が見えるようにした。
クロが出現するが進行方向を邪魔するクロ以外は無視して走った。
スキル『逃げるが勝ち』を使用して走っている分、カルナさんと多少距離が開く。
「一旦降ろすよ」
「うん」
俺は少女を下ろすと、弓を取り出して加勢する。クロとの距離は遠いので援護には難なかった。そしてカルナさんが追いつくと少女を抱っこし、走った。その繰り返しでだんだんと近づいて、とうとうたどり着いた。
「さて、入るぞ」
______ガチャ
家の中を見た瞬間に少女は気付いたのか、一気に階段を駆け上がった。中には長い廊下があり、入ってすぐ右に階段らせん階段があった。少女は2階に入ったように見えたので俺達も付いていく。
「ママァー!」
少女が泣きながら母親を呼んでいた。その声に気づいた母親は泣いて抱いた。
「ツ~ユ~!」
少女の名前はツユというらしい。
「疲れた~」
カルナさんは今回戦いっぱなしだった。ゆっくりと手すりを使って上がる。
「あなた方がツユを?」
「そう、この人たちのおかげでここまでこれたの!」
少女は笑って答えた。それをみると照れてしまう。
「ありがとうございます!」
とても腰を曲げてお礼をされた。その姿をみて少し焦る。
「いえいえ、そんなやめてください」
カルナさんがすぐに顔を上げさせた。だがどうしてもお礼がしたいようだった。
「それなら、いまから昼食をごちそうしましょうか?」
その言葉に今が昼だということに気づいた。
「では、お言葉に甘えて」
俺とカルナさんはともに家にあがった。
家の中は1LDK。そしてリビングに机があり、少女が座っていた。そしてその向かい側に俺達が座る。
「ママの料理おいしいだよ~」
とてもニコニコしてこちらを見ている。その顔をみるととても尊い気持ちになった。横のカルナさんをみると、小声で「かわいい」といって目が少し怖くなっていた。
「どうぞ~」
少し料理ができていたのか3分ぐらいで持ってきた。料理はカレー。甘口だった。
「よかった。私辛いの食べれないから」
俺もだ。
一口食べるとカレーが一気に口の中に広がった。野菜もルーと一緒に解かされていて、肉の味が強調される。そしてあとから野菜の味がでてきた。これは野菜嫌いでも食べられそうだ。
「「うま~い!」」
そのままガツガツ食った結果、それぞれ3杯おかわりした。
・海斗
レベル50
攻撃力 10
防御力 10
すばやさ 41
魔法攻撃力 8
魔法防御力 8
・スキル
バックステップLv3
窃盗Lv.1
暗闇目視Lv.1
無音歩行Lv.1
超観察眼Lv.4
逃げるが勝ちLv.1
所持金 61000G
クロノコイン所持数 23
・カルナさん
レベル50
攻撃力 25
防御力 12
すばやさ 27
魔法攻撃力 4
魔法防御力 4
・スキル
バックステップLv.1
動体視力アップLv.2
ジャンプ力アップLv2
居合い切り強化Lv.2
炎切りLv.1
気配探知Lv.1
雷切りLv1
所持金 74200G
クロノコイン所持数 35
ポイント
カイト ステータス18 スキル16 カルナ ステータス17 スキル21




