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盗人少年と侍少女  作者: チョコパン
迷路街
25/31

二十五話

泣いている迷子の少女に出会い、カルナさんが必死に泣き止ませた。

その際に、変顔や頭をなでたりして外から見ていた俺は笑ってしまった。

(こんな一面もあるんだ)


泣き止んだ少女は俺達に事情を説明してくれた。

少女は最近この町にきたらしくまだこの町のシステムに慣れていないらしい。

カルナさんはうんうんと励ますようにうなずいていたが、俺にはこれが設定なのか本当なのか半信半疑だった。


「ぐすっ・・・家が・・・さっきまで・・・・前にあったのに」

このことでマップ移動の際に家が移動したのだろうと考えた。

「とりあえず適当に進みますか」

俺とカルナさん、そして迷子の少女、三人で迷路街を進むことになった。

「でもマップ移動を見た限りだとほとんどが横移動にみえたからな~」

マップ移動の際に気になったことをつぶやいた。

「じゃあこの列にはないってこと?」

カルナさんが質問してくるが、俺の説が正しければそうなる。さらに少女が泣いていたとなると単純な移動ではないかとも思った。

「なら曲がり道を探さないと」

とカルナさんが言った瞬間曲がり角を見つけた。

「よs・・・・げ」

「げっ」

「ひっ!」

三人は曲がった瞬間、目の前の光景に驚いた。

その曲がり角の先には数えきれないほどのクロが待ち構えていた。

「逃げろぉ」

俺は叫びすぐに少女をお姫様抱っこで走る。少しは遅くなったがカルナさんと一緒くらいだった。

「流石にあの量、私は無理」

とカルナさんでも弱音を吐くくらいの量だった。そんなことを言っている中クロたちが私達を追ってきている。クロたちの足は速く追い付かれそうになる。

「あぶな!」

「ひぃ!」

クロからの攻撃を紙一重で避けるとそれにびっくりして少女が驚く。さらに攻撃が続くが右、左と避ける。だが完璧に避けきれず少女の服に掠れてしまった。

「いやぁ」

とても震えているのが腕から伝わってくる。

「そのまま目を瞑っていて」

見ているとさらに怖くなるので目を閉じるように指示した。

「カルナさん!」

カルナさんは自分に近づいてきたクロを倒していたものの、俺が呼んだことに近づいてきてくれた。

「少女は?」

「大丈夫」

現状は大丈夫。だがこのままだと逃げきれそうにない。

見た限り一本道が続いている。さらに曲がったらまたクロたちが出てくる恐れもある。

「どうすれば」

俺が考えている間もカルナさんは俺達を守るようにクロに攻撃をしていてくれた。

「一旦降ろすよ。何かアイテムは・・・・っこれだ!」

俺はアイテムポーチに手を伸ばすとあるものを見つけた。それはいままで身に着けていたのに、途中から気づかず、ずっとためていたものだった。

「ステータスカード!」

途中から町レベルの確認にしか使っていなかった。

「そうか!スキル」

カルナさんも気づいたようで『炎切り』で俺と少女を囲み炎の壁を作った。

「早くスキルを取得しなさい!」

カルナさんはその間、一人でクロの相手をしなければならないのでとても必死だった。俺はその指示に従いスキル欄を見た。

すると前にみたよりもスキルの表示が多かった。


『逃げるが勝ち』ポイント5

『隠ぺい工作』ポイント6

『脱獄』ポイント7

『盗品隠し』ポイント7


スキル『逃げるが勝ち』の効果がわからなかったので名前の部分をタップすると効果が表示された。

・逃げる際スピードが上がる

・ただしその間は攻撃ができない

欠点はあるものの現時点で一番使えるスキルだと思い、取得した。

「よし、いくぞ!」

俺は少女を抱え、そのスキルを使った。そのスピードは少女を抱えていない状況よりも速かった。

「はや!」

自分でもびっくりした。だがカルナさんもおいてはいけないので少女をおんぶする。そして、俺はカルナさんの元へ走った。カルナさんの近くにいたクロが攻撃しようとして俺も攻撃しようとしたが、腕がいうことをきかなかった。おそらくこれがデメリットだろう。攻撃を間一髪で避け、カルナさんの手を取った。

「え」

急に手を取られたカルナさんは驚いていた。だがそれをかまっている暇はなくすぐに走った。

「はや!」

少女を背中に、右手にカルナさんをひいて走っているが逃げるには申し分ないスピードだった。カルナさんはそのスピードで態勢を崩さないよう慎重に飛ぶように走っていた。

「バラ!あれ!」

走っているとネームプレートが掛かっている扉を見つけた。

「カルナさん、プレートお願い」

俺は両手が使えない状態なのでカルナさんに任せた。

「了解」

そういってプレートを取り出した。すぐにカルナさんはネームプレートを付けて扉を開けた。

「入って!」

俺は飛び込むように入った。その瞬間カルナさんも入りすぐに扉を閉める。

___バタバタバタ

とクロが扉にぶつかる音がした。おそらく壊せないのだろう。びくともしなかた。

「あぶね~」

疲れた俺は少女を下ろす。

「大丈夫ですか?お客様」

店員の言葉で俺達は安心した。




・海斗

レベル49

攻撃力 10

防御力 10

すばやさ 41

魔法攻撃力 8

魔法防御力 8

・スキル  

バックステップLv3 

窃盗Lv.1 

暗闇目視Lv.1 

無音歩行Lv.1

超観察眼Lv4

所持金 60500G

クロノコイン所持数 20


・カルナさん

レベル50

攻撃力 25

防御力 12

すばやさ 27

魔法攻撃力 4

魔法防御力 4

・スキル 

バックステップLv.1  

動体視力アップLv.2

ジャンプ力アップLv2

居合い切り強化Lv.2

炎切りLv.1 

気配探知Lv.1

雷切りLv1

所持金 73700G

クロノコイン所持数 30

ポイント

カイト ステータス17 スキル15 カルナ ステータス17 スキル21



二十一話でカルナさんを背負って走る場面がありましたけど、スキル取得する前は少女抱えているほうが少し速いです。

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