二十三話
「なんとか間に合いましたね」
助けてくれた村人がホッと安心している。
「助かりました」
村人はそのあとバラを寝床へ寝かせ、私にこの村のことを説明してくれた。
『迷路街』
2時間周期で町の形が変わる町。村人はその街の地図を持っているもののもらえるにはその条件がいるらしい。私が話した村人に頼んでもダメだった。
さらにマップはパズルのように動くらしく。分断されるエリアの中に一つだけボスに繋がるエリアがあるらしい。そのエリアも条件をみたさないといけないらしいとか。
「ありがとございました」
私は村人にお礼を言ってバラの待っている寝床へ戻った。
______すぅ~
バラはぐっすりと眠っている。その眠っている顔をずっと見ていると私もつられて眠くなってきた。
「ふぁ~」
あくびがでてしまった。寝てしまってはダメよ私。
そう私は言い聞かせたものの30分後に寝てしまった。
____ん~、ん?
目が覚めるとベッドの上にいた。
「すぅ~、す~」
カルナさんがベッドの端でぐっすり寝ていた。
とても気持ちよく寝ているので起こしたくはない。
「どうしたものか」
慎重にゆっくり、ゆっくりと動く。足を抜き、尻を軸に左に90度回転、そして足を下ろす。
「すぅ~」
よし!とそう思って足を地面につけた途端。
_____ガタッ
置いてあった刀に当たってしまった。鞘に納めてあったから傷つかなかったものの、ベッドの死角にあって気づかなかった。
「ふぁ~、起きたんだ」
起こしてしまった。カルナさんは安心したかのようにホッとして宿の食堂へ連れて行ってくれた。
この宿は1階が食堂になっていた。レストランみたいな感じで食事だけ来る人もいるらしい。
時計をみると9時を指していた。窓から外を見ると明るかったので朝だろう。
「起きられましたか」
食堂へ着くと店員の人が声を掛けてくれた。カルナさんがいうにはこの人が助けてくれなかったら今頃死んでいたかもしれないらしい。
「昨日はありがとうござました」
お礼を言うと「どういたしまして」と答えてくれた。
食堂の椅子に座り、オムライスとコーヒーを注文した。カルナさんはトーストと牛乳を注文していた。
注文したものがくるまでカルナさんからこの町の仕組みを聞いた。
「オムライスとコーヒー、トーストと牛乳です」
注文した品が届いた。丁度そのころにもカルナさんも説明も終わった。
「ありがとうございました・・・・厄介ですね」
俺が『厄介』という言葉を聞くとこれまでのことを思い出したのか
「ほんとそれ」
とため息を吐いて顔を机につけへばったマネをする。
「お疲れ様です」
迷路街入口からここまで送ってくれたのに感謝する。
「「いただきまーす」」
あったかいうちに食べることにした。
オムライスの上をきれいに切ると、中から開くように卵があふれ出しライスと包んだ、そしてまぶしい金色の光が目に響く。
「うまそ~」
隣で見ていたカルナさんがとても目を輝かせていた。その目はオムライスよりもまぶしい。
「少し上げようか?」
そういったらさらに目が輝いた。そして口を開けてこちらを見ていた。
(まさか)
俺はスプーンにオムライスを一口分乗せてカルナさんの口の中へ運んだ。
するとカルナさんはスプーンの上にあるオムライスをハムッと食べた。
その顔をみるととてもかわいく見惚れてしまった。味を確かめていて俺のことをみていなくて助かった。
俺はトーストをもらえなかったものの、朝食を食べ終えた。
「ふー、おいしかった~」
「ええ、そろそろ行きますか」
俺達は席を立ち店からでようとした。料金はカルナさんがすでに払っていたらしい。けどまたここに戻ってこれるのか。町の仕組みを聞いた限りではそれが厳しそうだった。
何か方法があるのでは?
「あの~、外出た後もう一度ここへ帰ってくるいい方法とかありませんか?」
それを店員に聞くと少し渋い顔をした。あたりなのかもう少し探りを入れる。
「せっかくの客なのにリピータを増やさないんですか」
店員がもう一度来たいと言っている客を逃すはずがない。と俺は思った。
その予想は当たり店員はため息をついて答えた。
「違う宿を見つけたらその宿の名前をこの店の名前に変えてください。扉にネームプレートが掛かっていますので」
教えてくれた後にこの店のネームプレートを渡してくれた。
『迷路街 安らぎ宿』
と書かれていた。
「ではいってらっしゃい」
俺達は店員に見送られて宿を出た。
「「いってきま~す」」
今日の俺は調子がよかった。それは長時間寝たからか、それともカルナさんのあの顔をみたからか。
(はりきっていきますか~)
・海斗
レベル48
攻撃力 10
防御力 10
すばやさ 41
魔法攻撃力 8
魔法防御力 8
・スキル
バックステップLv3
窃盗Lv.1
暗闇目視Lv.1
無音歩行Lv.1
超観察眼Lv4
所持金 60250G
クロノコイン所持数 0
・カルナさん
レベル49
攻撃力 25
防御力 12
すばやさ 27
魔法攻撃力 4
魔法防御力 4
・スキル
バックステップLv.1
動体視力アップLv.2
ジャンプ力アップLv2
居合い切り強化Lv.2
炎切りLv.1
気配探知Lv.1
雷切りLv1
所持金 73450G
クロノコイン所持数 7
ポイント
カイト ステータス16 スキル19 カルナ ステータス16 スキル20
次回は比呂斗と一緒にクロ狩り




