二十話
起きると時刻は7時を回っていた。
隣のベッドでカルナさんが寝息を立てながら寝ている。そこに待っていたんではないかと言わんばかりにメイドが扉をノックしてきた。
「朝食の時間です」
カルナさんを起こし2人で食堂へ向かう。国王の姿はなく誰もいなかった。
そして俺達が座ると後輩2人組も来た。
「国王様は職務中ですので食事はご一緒できないです」
といってメイドは食堂の扉を閉めて出ていった。
朝食はベーコン3枚、目玉焼きが1つ、ごはんがレストランであるような皿に1人分だった。
「これからどうしますか?」
俺とカルナさんがパクパク食べていると納須くんが聞いてきた。
「ん~」
もぐもぐしながら考えていると先にカルナさんが答えた。
「私は恵を追いたいんだけど」
俺もそれには賛成だ。相方は親友の明夜なので、できるだけ早めに合流したい。
「私たちは『黄昏村』に行ってみたいんですが」
後輩たちのゴールもあるのでその案もありだった。だがこっちも少し急ぎたい気持ちもある。
「「「「・・・・・・」」」」
数十秒間意見が決まらず食堂が静かになった。とてもきまずい・・・・
「分かれます?」
先に口を開いたのは銘さんだった。一緒に行く気満々だったであろう納須くんがびっくりしたように銘さんの方を向く。
「私たちのために足止めするわけには行きません」
とても気遣ってくれていた。それだとおとなしくしたがった方がいいだろうと思った。
「ほんとにいいの?」
カルナさんが確認のために聞いた。すると「いいです」と目が本気だった。
「分かれましょうカルナさん」
その意思を受け取り、話を進ませる。
「なら今のうちに黄昏村のことを話すね」
俺は2人に黄昏村のことを話した。ゴブリンが多く生息していること。熊とイノシシには要注意すること。人間関係を大事にすることなどを伝えた。
「「ありがとうございます」」
二人はとても喜んでいた。それをみてカルナさんは安心する。
「で、俺達はどこを目指しますか?」
といったものの地図を持っていないことに気が付いた。黄昏村で見せてもらった地図は商人に返したため城下町で買わなくてはならない。
「ならまずは地図を買いに行きましょう」
そして4人は支度を終えて城下町へ向かった。
地図の売っている商店までは2人が案内してくれたのですぐにつくことができた。
「いらっしゃいませ~」
店員は女性の方だった。
「地図ってありますか?」
俺が店員に聞くと3種類の地図を用意してきた。
1つ目はハスガル城下町の地図
2つ目は商人が見せてくれた『ハスガル城』周辺の地図
3つ目は2つ目よりももっと縮小した地図で6つほど町が増えている。
どれにしようかと悩んだが結局どれも必要そうなので3つすべて買うことにした。各3000Gで合計9000Gの出費になった。カルナさんは3つ目の地図だけ買い、2人はそれぞれ1つずつ買っていた。
追加で俺は回復薬を5個ほど追加購入して店を出た。
「ありがとうございました~」
店員があいさつをする。黄昏村の商人のように話しかけては来ず、『ザ・店員』って感じだった。
「では、私たちはこれで」
門まで着くと後輩二人組は別れを告げて歩いて行った。
「また二人になったわね」
大体2人でいる印象だったが、実感がわいてくると寂しくもなる。
「一旦宿へ行きますか」
初日に泊まった宿で作戦を立てることにした。
「さて、どこへ行きましょうか」
とりあえず大きい地図を取り出して開く。とりあえず地図から明夜たちがどこからハスガル城へ来たのかを推測する。
「私的にはここだと思うけど」
カルナさんが指したのは『シーエン村』だった。だがその距離と同じくらいのところに『迷路街』もある。地図を見ると『黄昏村』が一番近かった。
「あの2人『黄昏村』に行った可能性もありますね」
するとますます悩む。
「それなら先回りはどうかしら」
カルナさんの一言で閃いた。
『黄昏村』に行ったのが正しければ先回りは可能になる。『ハスガル城』からみて『黄昏村』と『シーエン村』は北と南で逆方向、それなら開始地点が『シーエン村』だと推測できて次の目的地は
「迷路街・・・・・」
名前からしていままでで一番攻略が厳しそうな予感・・・。
そして俺達はすぐに宿を出て『ハスガル城』を出た。
・海斗
レベル42
攻撃力 10
防御力 10
すばやさ 41
魔法攻撃力 8
魔法防御力 8
・スキル
バックステップLv3
窃盗Lv.1
暗闇目視Lv.1
無音歩行Lv.1
超観察眼Lv4
所持金 56800G
・カルナさん
レベル43
攻撃力 25
防御力 12
すばやさ 27
魔法攻撃力 4
魔法防御力 4
・スキル
バックステップLv.1
動体視力アップLv.2
ジャンプ力アップLv2
居合い切り強化Lv.2
炎切りLv.1
気配探知Lv.1
雷切りLv1
所持金 72000G
ポイント
カイト ステータス10 スキル13 カルナ ステータス10 スキル14
文章の町単体を指すときには『』をつけて、ハスガル城の城だけを指す場合は『』はつけないことにしてます。




