一話
俺は日直の仕事である教室の鍵を閉めた。
「行くよ。カルナさん」
俺は教室でスヤスヤ寝ている女子、カルナさんこと奈留神 香瑠奈に声を掛けた。
「うるさいな~今行くわよ」
寝ていたカルナさんは起きて目を擦りながら教室を出た。一応カルナさんも俺と同じ日直だった。俺は鍵を持ち教室の鍵穴に鍵を指す。その間にカルナさんはスタスタと歩いていく。
「全校朝会面倒くさいな~」
「仕方ないでしょ。行事みたいなものなんだし」
俺たちが教室を出ることにはすべての生徒がもう体育館に行っていて廊下には誰もいなかった。足音が廊下中に鳴り響いた。俺も全校朝会は面倒なので2人でゆっくり行くことにした。
5分掛けて体育館に着くと衝撃な光景が目に映った。
「なにしてるのみんな?」
カルナさんも驚いているようだった。その光景は、生徒が体育座りで顔を伏せていて、先生達は気を失ったように倒れていた。
「あれ、まだ残っていましたよ。校長」
声のするほうを見るとステージの影から教頭が出てきた。そしてすぐに、校長も出てきた。
「君たちは運がいいね。いってらっしゃい」
「「は?」」
校長の言葉がなにを意味しているのかさっぱりわからなかった。だが、数秒後に俺たちの意識がどんどん薄れていった。
「なにを・・・した?」
その言葉を最後に俺たちの意識が途切れた。