第99話:210人の大祝宴! 伝説へのカウントダウン
完結まで、あと一話。
今夜、ハーレム帝国の歴史に永遠に刻まれる『210人の大祝宴』が幕を開けた。
会場は、新エデンの全域。
宮殿から放たれた光の糸が、街中をランタンのように照らし、210人の花嫁たちがそれぞれプロデュースした「最高のおもてなし」が全住民に振る舞われている。
「――さあ、今夜は飲むぞ! 食べるぞ! 笑うぞ!!」
ユートスの乾杯の合図と共に、天を突くような歓声が上がった。
会場の特等席には、210人の花嫁たちが一堂に会し、交代でユートスの隣に座る「ローテーション制」が導入されている。
「ユートス、見て! このケーキ、私とフィオナで共同開発したの。食べると一瞬でステータスが全回復して、幸福ホルモンが200%分泌されるわよ!」
リリアが、自分よりも巨大な多段ケーキを得意げに見せる。
「……リリア、それはもはや食事ではなく、劇薬の一種ではないでしょうか。……まあ、ユートス様なら何を食べてもさらに強くなるだけですが」
フィオナが苦笑しながら、ユートスのグラスに最高級の魔導ワインを注ぐ。
210人の美女たちに囲まれ、ひっきりなしに「あーん」をされ、甘い言葉を囁かれ、時には耳元で官能的な誘惑を受ける。
社畜時代、コンビニの弁当を一人ですすっていた頃の自分が見たら、あまりのギャップにショック死するかもしれない光景。
「……幸せか? ユートス」
隣に座ったアリエルが、赤くなった顔でそっと手を握ってきた。
「……ああ。……これ以上の幸せがあるなら、見てみたいくらいだ。……アリエル、お前が最初に俺の手を取ってくれたあの日のこと、今でも鮮明に覚えているよ」
「……私もですわ。……あの時、貴方の瞳の奥に宿っていた、消えそうな、でも気高い『魂の輝き』を信じて本当に良かった」
二人が見つめ合う中、会場には210人の合唱が響き渡る。
それは世界を祝福する歌であり、一人の男への愛の賛歌。
ユートスの【永劫楽園】の力が極限まで高まり、宮殿全体がゆっくりと「神域」へと昇華していく。
ふと見ると、会場の隅で、ユートスの子供たちが210人のママたちの誰かに抱かれ、幸せそうに眠っていた。
彼らが成人する頃、この世界はさらに愛に満ちた場所になっているだろう。
「……ユートス様。……宴は、もうすぐクライマックスです」
聖女イシュタルが、静かに天を指差した。
そこには、210人の嫁たちの姿を形作った、巨大な星座が輝いていた。
ユートスが歩んできた軌跡が、星となって夜空に刻まれている。
「……よし。……みんな。……最後の一話まで、全力で楽しもうぜ。……俺たちの『無限の物語』は、まだ始まったばかりなんだからな!」
ユートスは210人の花嫁たちを一度に抱き寄せるように、魔力の翼を広げた。
黄金の光が宮殿を包み込み、物語はいよいよ、100話のグランドフィナーレへと向かう。
【作者からのお願い】
210人の大祝宴!ついに次話、第100話で完結です。ここまでユートスの無双とハーレムを見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。最高の結末をお届けしますので、ぜひ最後の**【ブックマーク】と【評価】**の準備をお願いします!




