表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/100

第90話:世界標準(ユートス・スタンダード)! 法を上書きする愛

ハーレム帝国の黎明期、最後のステップとしてユートスが行ったのは、世界の「法」の再定義であった。

かつての社会は、弱者を社畜として使い潰し、無能というレッテルを貼って追放する冷酷なルールで動いていた。ユートスはその呪わしいシステムを、自らの210人の嫁たちが統治する新しい秩序――『ユートス・スタンダード』へと上書きしたのだ。

「――今日この時より、世界の最優先事項は『個人の幸福』と『愛の証明』とする」

ユートスが帝都の演壇から宣言すると、背後のスクリーンに210人の嫁たちが各分野の「大臣」として表示された。

厚生大臣・聖女イシュタル:全ての病を無償で癒し、不幸な孤児をゼロにする。

経済大臣・リリア:エルフの秘術を活かした循環型経済で、飢餓を根絶する。

科学大臣・フィオナ:社畜のような労働を廃し、全てを魔導オートメーション化する。

「……そんな馬鹿なことが可能か! 誰がその膨大なエネルギーを負担するのだ!」

聴衆の中にいた、かつての合理主義的な学者たちが叫ぶ。

「――俺だ」

ユートスが一歩踏み出すと、彼の背後から黄金の魔力触肢が伸び、世界中の魔導ネットワークに直接接続された。

ステータス 2^{210} 倍の魔力は、もはや一つの宇宙を創生できるほどに膨大。

ユートス一人が「愛している」と心の中で呟くだけで、世界中の工場の動力源が数百年分賄われるほどのエネルギーが生成される。

「……俺の魔力は、嫁たちの愛に比例して増え続ける。……つまり、俺たちがイチャイチャすればするほど、世界は豊かになるんだ。……文句あるか?」

あまりにも理不尽で、あまりにも幸福な「永久機関」。

学者たちは腰を抜かし、民衆は「ユートス様、もっとイチャイチャして!」と熱狂的なコールを送った。

「……ふふ、私たちの夜の営みが、世界を救うエネルギーになるなんて……。……ユートス様、これはもう、休む暇なんてありませんわね?」

エキドナが耳元で妖しく囁き、ユートスの首筋に唇を寄せる。

「……覚悟の上だよ。……俺は、この210人を幸せにするためなら、世界中のエネルギーを一人で背負ってやるさ」

この日、古い世界のロジックは完全に崩壊し、愛という名の物理法則が世界を支配し始めた。

旧王都で辛うじて生きていたアレスたちは、この「愛のエネルギー」によって明るく照らされた夜の街を見上げ、自分たちが守ろうとしていた権力がどれほど滑稽で、虚しいものだったかを悟り、涙を流して悔い改めた。

「……ユートス……。……お前は、俺たちの想像を絶する、本当の『救世主』だったんだな……」

物語は、復讐の清算を完全に終え、いよいよ「次世代への継承」と、100話のフィナーレに向けた「永遠の誓い」へと加速していく。

嫁が増えるほど強くなる。

その真理は、今や世界の憲法となった。


【作者からのお願い】

イチャイチャが世界のエネルギー源!これぞ究極のハッピーエンド設定!第90話までお付き合いいただきありがとうございます。ついに残り10話!伝説の完結を期待してくださる方は、ぜひ**【評価(★★★★★)】**をよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ