第78話:魔王の絶叫! 「なぜ私より、その女たちが強いのだ!」
ついに、黄金に塗り替えられた空の下、白銀に輝く『終焉の城』……魔王の居城の目前まで到達した。
門を蹴破る必要はない。ユートスが城から一歩、空中に踏み出した瞬間、魔王城の堅牢な城壁が、その「存在の格差」に耐えきれず自然と崩壊した。
玉座に座る魔王。漆黒の鎧を纏い、世界の絶望を凝縮したような存在。
だが、彼は今、ガタガタと震えながら、ユートスの背後に並ぶ210人の美女たちを指差していた。
「……ありえぬ。……ありえぬぞ! 私が数千年の孤独の果てに手に入れた力が、なぜ、その軟弱な女どもの群れに負けているのだ!!」
「……軟弱? 誰のことだ?」
俺は一歩、魔王に近づく。
その一歩で、魔王の玉座が粉々に砕けた。
「……孤独が強いなんて、誰が決めたんだよ。……俺は知ってるぜ。一人でいるより、愛する奴が隣にいる方が、人間は無限に強くなれるんだ」
「ふざけるな! 契約だと!? 絆だと!? そんな不確かなもので、私の『絶望』を超えるというのか!!」
魔王が最後の一振りを、暗黒の魔剣を振り下ろす。
それは世界を両断するはずの一撃。
しかし、それを片手で受け止めたのは、俺の最初の嫁、アリエルだった。
「……ユートス様に、触れさせないわ」
アリエルの剣筋は、俺の魔力によって「世界の真理」にまで到達していた。
キィィィィン!!
魔王の魔剣が、まるでおもちゃのように砕け散る。
「……魔王。お前の負けだ。……210人の家族を愛した俺のステータスに、お前の『孤独』じゃ、一億年かかっても追いつけない」
俺は右手をかざした。
100万倍、1000万倍、いや……無限。
210人の想いが結晶化した、究極の「お返し」を叩き込む準備は整った。
【作者からのお願い】
魔王の絶望を、愛のステータス倍増で完全論破!このスカッとする展開に震えた方は、ぜひ**【評価(★★★★★)】**をお願いします!次話、いよいよ魔王との決着、そして「210人との大団円」へと向かいます!




