第77話:魔王軍総崩れ! 210人の「日常」という名の暴力
魔王城までの道中、立ち塞がる魔王軍の軍勢はもはや「敵」ですらなかった。
数百万の魔物、死霊の軍勢、古代の巨獣。
それらが束になってかかってきても、ユートスの横に立つ210人の嫁たちが放つ「余波」だけで、全てが浄化されていく。
「リリア。あそこの死霊騎士団、ちょっと邪魔ね。パレードの邪魔にならないようにしてくれる?」
アリエルが、愛剣を抜くことすらなく、ティーカップを片手にリリアへ頼む。
「ええ、わかったわ。……ユートス様、ちょっとだけ魔力を分けていただけますか?」
「ああ、好きなだけ持っていけ」
俺がリリアの腰を引き寄せ、軽く指先を触れ合わせる。
その瞬間、リリアに流れる魔力は、元の数億倍。
彼女が放った一本の矢は、空中で分身を繰り返し、数百万の死霊軍勢を「一秒」で消滅させ、その後に美しいエルフの森を出現させた。
「……あ、やりすぎちゃったかしら? でも、ユートス様の魔力があまりに濃厚で……」
リリアが頬を赤らめて俺の胸に顔を埋める。
「いいんだ。……これが、俺たちが勝ち取った『力』なんだからな」
魔王軍の幹部たちは絶望した。
自分たちが命を懸けて研鑽した魔導も、数千年の時を生きた呪いも、ユートスと210人の嫁たちの「イチャイチャ」から漏れ出す魔力の余波にすら耐えられない。
「……怪物だ。あの男は、魔王などという枠に収まる存在ではない……!」
逃げ出した幹部が、そう言い残して自ら武器を捨てた。
魔界の王として君臨していた魔王。その威厳は、ユートスが放つ「210人分の愛の重力」によって、魔王城ごと粉砕されかけていた。
城のブリッジでは、嫁たちが次の晩餐会の献立を話し合い、笑い声が絶えない。
この「圧倒的な日常」こそが、魔王にとって最大の脅威となっていた。
【作者からのお願い】
イチャイチャの余波で軍勢が消滅!これぞタイトル通りの無双!「もっと嫁たちを甘やかして!」と思った方は、ぜひ**【ブックマーク】**登録をお願いします!皆様の評価が、次の「浄化」をより華やかにします!




