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第76話:魔界突入! 210人の女神が放つ『初日の出』

移動要塞『ハーレム・キャッスル』が魔界の境界線を越えた瞬間、世界は一変した。

本来なら、魔界特有の「魂を削る冷気」と「視界を奪う闇」が襲いかかるはずだった。しかし、今のユートスにとっては、それらはそよ風にすら満たない。

「……ユートス様。契約人数210名に基づき、ステータス倍増システムが最終段階へ移行しました。現在の魔力出力、計測不能……世界そのものが、貴方様の存在を維持しきれなくなっていますわ」

フィオナが、火花を散らす魔導スクリーンを見つめながら、震える声で報告する。

「ああ、感じてる。……世界が、少し『狭い』な」

俺はテラスの最前方に立ち、眼下に広がる漆黒の魔界を見下ろした。

かつて社畜だった俺が、今は210人の女神の愛を一身に背負い、全能を超えた存在オーバーロードとなっている。

「みんな。……暗い魔界を、俺たちの色で塗り替えようぜ」

俺が指をパチンと鳴らした。

ただそれだけの動作。しかし、210倍のステータス倍増を210回繰り返した俺の「魔力100万倍」なんてチャチなものじゃない。

【無限召喚:極光の夜明け(エデン・サンライズ)】。

ドォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

城から放たれたのは、一筋の光ではない。魔界の全土を覆い尽くす、圧倒的な「純粋魔力の津波」だった。

数万年、光を知らなかった魔界の空が、強制的に黄金色へと焼き替えられる。

瘴気は霧散し、猛毒の沼は澄み渡る泉へと変わり、魔界の空に、210人の嫁たちの笑顔を象徴する「210の太陽」が昇った。

「な、なんだ……!? 夜が……魔界のルールが消滅していく……!?」

国境を守っていた魔王軍の幹部たちが、その光を浴びた瞬間、戦意を失い、自らの罪を悔いてその場に泣き崩れた。

「……すごい。ユートス様の魔力が、魔界そのものを『再定義』しているわ……」

聖女イシュタルが、その光景をうっとりと見つめる。

「……さあ、行こう。魔王。……お前が作った絶望の世界を、俺が最高の『新婚旅行先』に変えてやったぞ」

黄金の輝きを放つ城は、抵抗する者すら存在しない「昼間の魔界」を悠々と進軍していく。

嫁が増えるほど強くなる。

その真髄が今、世界の果てで証明されようとしていた。


【作者からのお願い】

「嫁の数だけ倍増」という最強設定が、ついに魔界の夜を終わらせました!この宇宙規模のインフレ無双、もっと見たい!という方は、ぜひ**【評価(★★★★★)】と【ブックマーク】**をよろしくお願いします!あなたの応援が、ユートスの倍率をさらに加速させます!

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