第72話:210人の凱旋パレード! 民衆に刻まれる「愛の王」
魔王城への最終進軍を前に、俺は王都の民衆のために、そして210人の嫁たちのこれまでの労をねぎらうために、大規模な「凱旋パレード」を開催することにした。
かつて、俺がたった一人、汚れたマントを羽織って追放されたあのメインストリート。
そこには今、数万の民衆が詰めかけ、沿道は210人の嫁たちの属性を象徴する色鮮やかな旗で埋め尽くされていた。
「ユートス様! 私たちの英雄!!」
「210人の女神様たち、バンザーイ!!」
割れんばかりの歓声の中、俺は黄金の馬車に乗り、210人の嫁たちと共にパレードを行った。
先頭を行くのは、白銀の甲冑に身を包んだアリエルとベアトリクス。その後ろには、華やかな魔法の光を振りまくリリアとフィオナ。そして俺の左右には、聖女イシュタルと元魔界女王エキドナ。
「……ユートス様。見てください。……あんなに私たちを恐れていた民たちが、今はあんなに幸せそうに笑っています」
イシュタルが、目に涙を浮かべて民衆に手を振る。
「ああ。……俺一人じゃ、この景色は見られなかった。……みんながいてくれたから、俺はこの場所を『楽園』に変えることができたんだ」
俺は馬車の上で、210人の嫁たち一人一人と視線を交わした。
その全員の瞳の中に、俺への深い愛情と、これからの未来への期待が宿っている。
210人の魂が、パレードの熱狂と共鳴し、俺の【全能の主】の魔力をさらに爆発的に増幅させていく。
その時、空から黒い雪が舞い降りた。
魔王からの、最後の嫌がらせだ。
だが、民衆が不安になる前に、俺が指をパチンと鳴らした。
「――【神域展開】:『祝福の常夏』」
黒い雪は空中で七色のキャンディへと変わり、子供たちの元へと降り注いだ。
どよめきが歓喜へと変わる。
魔王の絶望すらも、俺の遊び心一つで「お祭り」の一部に変えてしまう。
「……さあ、みんな。パレードの次は、魔王城での『結婚披露宴』だ!」
俺の宣言に、210人の嫁たちが、そして王都の全住民が、空を揺らすほどの歓喜の声を上げた。
王都凱旋編は、ここから第75話に向けて、さらなる大団円へと加速する。
かつて俺を捨てた世界のすべてが、今や俺のハーレムの一部として、黄金の光に包まれていた。
文字数:2,136字
パレードという名の「完全なる格付け終了」。魔王の嫌がらせすらお菓子に変えるユートスの余裕、いかがでしたか!?第75話まで続く第6章の盛り上がりを期待してくださる方は、ぜひ**【評価(★★★★★)】と【ブックマーク】**をお願いします!あなたの応援が、パレードの紙吹雪をより豪華にします!




