表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/100

第70話:魔界からの挑戦状! 210人の女神 vs 最終兵器

王都アステリアが『ハーレム帝国』の首都として美しく再構築され、民衆がかつてない平和を謳歌し始めた矢先のことだった。

突如として、王都の北側に位置する「虚無の荒野」から、天を突くほどの巨大な漆黒の柱が立ち昇った。

「……ユートス様。あれは、魔王が最後に遺した人間界への『呪い』ですわ」

魔界から帰順した女王エキドナが、険しい表情で北の空を睨む。

「あれの名は『終焉の巨神タルタロス』。魔王が自らの血を分かち、数万の魔族を合体させて造り上げた、動く絶望そのものです」

地響きと共に、砂埃の中から姿を現したのは、全身が黒結晶の鎧で覆われた、標高数百メートルはある異形の巨像だった。その一歩ごとに大地は裂け、周囲の生命エネルギーが吸い取られていく。

「……ふん。魔王も、直接来る勇気がないからあんな人形を寄越したのか」

俺は玉座から立ち上がり、背後に控える210人の嫁たちに号令をかけた。

「みんな。……あれが、俺たちの新しい国の『最初の試練』だ。……210人の絆が、あんなデカ物より遥かに重いってことを、世界中に見せつけてやろうぜ」

「「「「「「はい! ユートス様!!」」」」」」

俺たちは『ハーレム・キャッスル』を発進させ、巨神の目の前へと急行した。

巨神が咆哮を上げ、その巨大な拳を城へと振り下ろす。一撃で山を砕くほどの破壊。

だが。

「……遅いわね。そんな鈍重な攻撃、私の風の檻で十分だわ」

エルフのリリアが指先を鳴らす。

瞬間、巨神の周囲に、210人の魔力が収束された「超重力結界」が展開された。巨神の拳は空中で静止し、逆に自らの重みに耐えきれず結晶の腕がミシミシと音を立てて砕け始める。

「次は、俺たちの番だ。……全軍、一斉掃射!!」

俺の号令と共に、城の各所に配置された210人それぞれの「属性砲塔」が火を吹いた。

聖女イシュタルの聖なる光、フィオナの超高出力魔導レーザー、ベアトリクスの裁きの雷。

それら210系統の攻撃が、俺の【全能の主】によって一つの「極太の光条」へと収束され、巨神の胸部を貫いた。

「ガ、アアアアアアアアッ!!」

魔王の最高傑作と言われた巨神が、断末魔を上げて光の中に溶けていく。

核となっていた数万の魔族の魂が、俺たちの放った「愛の浄化光」によって解放され、魔界へと還っていく。

「……これで、人間界に魔王の刺客はもういない。……あとは、本丸に乗り込むだけだ」

俺は、崩れ去る巨神の残骸を背景に、210人の嫁たちと勝利の抱擁を交わした。

王都の民衆たちは、空で輝く「210の太陽」の輝きに、もはや神への信仰以上の熱狂を捧げていた。


【作者からのお願い】

魔王の最終兵器さえも、210人の連携で瞬殺!この圧倒的な格の違いを楽しんでいただけましたか!?次はいよいよ、魔王軍の残党を完全に一掃し、第6章のクライマックスへと向かいます。ぜひ**【ブックマーク】と【評価(★★★★★)】**をよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ