第67話:王都の象徴を上書き! 聖なる大聖堂が「愛の宮殿」に
王都アステリアの民衆は、空に浮かぶ黄金の城『ハーレム・キャッスル』から降り注ぐ光に、ただ呆然と立ち尽くしていた。
魔王軍の恐怖から救われた喜び。しかしそれ以上に彼らを支配していたのは、かつて自分たちが「無能」と蔑んだ男が、今や200人以上の女神のような美女を従え、神のごとき威厳を持って戻ってきたという、現実味のない驚愕だった。
「……ユートス様。この街で最も『格式高い』とされる場所の占拠、完了いたしましたわ」
聖女イシュタルが、純白の翼を広げながら俺の元へ報告に来る。
彼女が指し示したのは、王都の中央にそびえ立つ『アステリア大聖堂』。代々の王が戴冠式を行い、教会の権威の象徴であった場所だ。
「よし。あそこを今夜の俺たちの『別荘』にする。……イシュタル、準備を頼むぞ」
俺は200人の嫁たちを引き連れ、大聖堂の重厚な扉を蹴破った。
中には、震えながら祈りを捧げていた老枢機卿と、逃げ込んできた貴族たちがいた。
「な、なんという無礼を! ここは神聖なる大聖堂なるぞ! 異端者ユートス、直ちに立ち去れ!」
「神聖、か。……その神聖な場所で、お前たちは俺を追放する決定を下したんだよな。……ここはもう、お前たちの神の場所じゃない。俺と、俺の家族の場所だ」
俺が軽く右手を一振りすると、大聖堂内の古臭い石造りの内装が、一瞬にして最高級の絹と黄金、そして200人がくつろげる巨大なソファーとベッドが並ぶ「超豪華ハーレム・サロン」へと書き換えられた。
ステンドグラスに描かれていた厳格な神の姿は消え、そこには俺と、リリアやアリエルたちが微笑み合う「家族の肖像」が浮かび上がる。
「あ、あぁ……。わしの、わしたちの権威が……!!」
枢機卿がその場に崩れ落ちる。
「……枢機卿。お前たちの神が救えなかったこの国を、俺は救った。……なら、どちらが『上』か、理解できるだろ?」
俺は一番大きな玉座に深く腰掛け、両脇にセレスティアとフィオナを侍らせた。
開け放たれた扉の外からは、王都の民衆がその光景を覗き見ている。
かつては一兵卒として門番にさえ頭を下げていた俺が、今やこの国で最も神聖な場所を「ただの寝室」として使い、200人の絶世の美女たちに傅かれている。
「……見てなよ、アレス。お前が一生かけても手に入れられなかった『本物の権威』を、俺は遊びで上書きしてやるから」
大聖堂から溢れ出す濃厚な愛の魔力。
それは、王都の連中の自尊心を、これ以上ないほど残酷に、そして華麗に粉砕していくのだった。
【作者からのお願い】
王都の権威を象徴する大聖堂を、一日でハーレムに変えてしまったユートス!この「権力すら遊びで上書きする」展開にスカッとした方は、ぜひ**【ブックマーク】と【評価】**をお願いします!あなたのブクマが、大聖堂での「祝杯」をさらに豪華なものにします!




