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第66話:魔王城、開門! 絶望を凌駕する「愛」の重さ

ついに、世界の元凶が潜む『終焉の城』がその姿を現した。

それは、幾千もの悲鳴を固めて造られたような、禍々しい黒結晶の巨塔。周囲には、物理攻撃も魔法も一切通じないと言われる『虚無の結界』が幾重にも張り巡らされている。

「……あれが、魔王の城。……あそこに、全ての始まりと終わりがあるのね」

聖女イシュタルが、俺の隣で祈るように胸を抑える。

魔王城の窓という窓から、無数の紅い瞳が俺たちを監視していた。魔王の近衛兵たち――理性を捨て、ただ破壊のためだけに存在する「究極の個」たちだ。

「……ユートス様。あの結界は、世界の『負の感情』が結晶化したもの。力ずくで壊そうとすれば、その反動が世界中の民に降りかかりますわ」

セレスティアが分析する。

「なら、壊さなきゃいい。……上書きすればいいんだろ?」

俺は201人の嫁たちに合図を送った。

「みんな。……俺に、お前たちの『今、一番幸せな気持ち』を預けてくれ」

「「「「「「はい、愛しのユートス様!!」」」」」」

201人の嫁たちが、互いに手を繋ぎ、俺を中心に巨大な輪を作った。

リリアとの出会い、アリエルとの共闘、フィオナとの発明、セレスティアとの再会……。

彼女たちの脳裏に浮かぶ、俺との甘く、熱く、何物にも代えがたい幸福な記憶。

それが、俺の【全能の主】を媒介にして一つの巨大な光の渦となり、魔王城を包み込んだ。

「――【神域展開】:『至福の回廊エデン・ゲート』!!」

バキバキバキッ!!

虚無の結界が、絶望の悲鳴を上げながら砕け散った。

いや、砕けたのではない。絶望が「幸福」という圧倒的なエネルギーに耐えきれず、自ら光へと昇華したのだ。

魔王城の黒結晶が、一瞬にして透き通るような白銀へと塗り替えられていく。

窓から覗いていた紅い瞳の化け物たちは、その光を浴びた瞬間、毛並みのいい小動物や美しい妖精へと姿を変え、城の庭に咲き乱れる花々の中で遊び始めた。

「……な、なんだと……!? 私の絶望が、私の闇が……これほどまで容易く……!!」

城の奥底から、初めて「恐怖」を帯びた魔王の声が響く。

「魔王。……お前が何千年かけて積み上げた絶望も、俺の嫁たちの『一秒の愛』には敵わないんだよ」

俺は白銀に変わった魔王城の正門を、力強く蹴り開けた。

背後には、誇らしげに胸を張る201人の美女たち。

「……さあ、決着をつけようか。お前を倒して、俺たちは世界一幸せな『結婚式』を挙げるんだ」

物語はついに、魔王との最終決戦――そして、その先にある「伝説のハッピーエンド」へ。

俺たちの歩みは、もう誰にも止められない。


【作者からのお願い】

魔王の結界さえも「幸せ」で上書きしてしまったユートスと201人の嫁たち!この圧倒的なポジティブ無双を応援してくださる方は、ぜひ**【評価(★★★★★)】と【ブックマーク】**をお願いします!あなたの応援が、魔王との決戦をさらに劇的なものにします!

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