第65話:魔界の女王、陥落! 200人の「おもてなし」
進軍を続ける『ハーレム・キャッスル』の前に、魔王軍四天王を統括する総大将、魔界の女王・エキドナが立ちはだかった。
彼女は数万の魔族騎士を従え、漆黒の玉座を宙に浮かせながら、冷酷な美貌で俺たちを睨みつけた。
「……人間よ。我が魔界の空を勝手に白く染め上げるとは、不遜の極み。ここから先は、一歩たりとも――」
「エキドナと言ったか。……お前、随分と疲れてるな」
俺は彼女の言葉を遮り、城から一歩踏み出した。空中を歩きながら彼女に近づくと、エキドナの表情が驚愕に歪む。
「な、何を……!? 我が魔圧の中を、これほど平然と……!」
「魔王に無理やり魔力を吸い上げられ、部下の管理に追われ、自分の国が滅びゆくのを見ているだけ。……女王なんて肩書き、今のあんたには重すぎるだろ」
俺は彼女の目の前で、そっと手を差し出した。
「――【全能の主:絶対抱擁】」
俺から放たれたのは、攻撃魔法ではない。200人の嫁たちとの絆によって磨かれた、究極の「安らぎ」の波動だ。
それはエキドナの頑なな心を内側から解かし、彼女が数百年も忘れていた「愛される喜び」を強制的に思い出させた。
「あ、あぁ……っ!? なに……この、温もり……。私の、魔力が……逆流して……っ!!」
エキドナの漆黒のドレスが光に解け、彼女の瞳から凶暴な色が消えていく。
「……お前も、俺の家族になれ。……魔王のために死ぬより、俺のために生きて、200人の姉妹たちと笑う方が、ずっと楽しいぞ」
「……主、様……。……私、私は……ずっと、誰かに、こうして欲しかったのかも……しれない……」
女王エキドナが、俺の胸に力なく倒れ込む。
その瞬間、背後にいた数万の魔族騎士たちが武器を捨て、黄金の光に包まれて「浄化」されていった。
『魔界の女王エキドナとの魂の契約を確認。……合計契約人数:201名』
『スキル【魔界統治者】を獲得。……魔界全土の環境維持、魔物たちの使役が自由自在になります』
「ユートス様! また新しいお姉様ですね!」
「ふふ、女王様なら、城の管理を少し手伝ってもらいましょうか」
城から降りてきたアリエルやフィオナたちが、戸惑うエキドナを優しく迎え入れる。
200人という数字を越え、さらに絆は深まっていく。
俺のハーレムは、もはや一つの「生態系」となり、魔界というシステムそのものを内側から乗っ取り始めた。
「……エキドナ。魔王の居城まで、案内してもらえるか?」
「……はい、主様。……今の貴方なら、あの『絶望の権化』すら、光で包み込めるでしょう」
女王を加え、さらに勢いを増した黄金の城は、魔王城が鎮座する死の山脈へとその機首を向けた。
【作者からのお願い】
魔界の女王エキドナさえも、ユートスの「抱擁」で一瞬にして陥落!201人となった家族の無敵っぷりに惚れた方は、ぜひ**【ブックマーク】**登録をお願いします!皆様の評価が、エキドナとの「初夜」の描写をより熱いものにします!




